【大器の予感】暮れの阪神の芝は、内有利の上に、ミョーに上がり1Fの時計がかかる馬場コンディション。外差しには厳しい、その芝を、サトノキングリーとリヤンドファミユの二頭は、真っ向勝負の叩き合い。上がり2Fのレースラップは11秒5―12秒4だったが、自身の上がりは11秒台の連続ラップ(京都なら10秒台に匹敵)。デムーロのぶん、サトノ先着で決着を見たが、あの二頭は相当強い。それだけの素質馬とあれば、厩舎も岩田も覚悟して臨んでくる。クラシックを見据える福寿草だ。競馬週刊誌の印は若干薄いが、レッドルーラーは坂のある中京で楽勝。字面以上にレース密度は濃い。アドマイヤドバイは、前走はスローか距離の壁か。ここが試金石。トウシンモンステラ、ジャングルパサー以下、二番手争いは小波乱。

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【伏兵注意】サトノキングリーを中心視。デビュー戦はハナ差で競り勝つ勝負強さを発揮。破った相手がオルフェーヴルの全弟で、2戦目で勝ち上がったリヤンドファミユだけにレベルも高い。昇級の壁はない。テイエムダイパワーは前走の京都2歳Sで2着馬にハナ差の3着。先行してしぶとく、今回も同舞台なら大崩れはない。レッドルーラーもまだまだ奥がありそう。アドマイヤドバイ、プリフォンテインを押さえる。