【力量互角】オールパーパスは、函館2歳Sが4着と失速。クリスマスを視野に入れ、5番手あたりからジワジワ追い上げていったはいいが、逆に勝ち馬になし崩しに脚を使わされるハメに陥ってしまった。ただ、初陣の新馬戦は、1000m通過・57秒5という澱みのないラップを、二番手追走から、1分9秒8。例年の函館洋芝を例にとれば、OP特別の一つは望める時計だった。500万なら勝ち負け。カンナSで、中山の坂をグイとひと伸びしたキンシノキセキ。ツィンクルソードも、稍重だけに走破タイムは1分11秒6ながら、母の特色をよく受け継ぎ、動きだしも俊敏に阪神の坂を急襲。惑星は快速ファソン。マダムリシェスは、先週のりんどう賞を快勝したエイシンオルドスと新馬で小差だった。

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【小波乱】キンシノキセキはデビュー戦は重賞2勝馬ホウライアキコの2着。前走のカンナSも小差の2着と能力を示した。ゲート出こそひと息だが末脚がしっかりしている。今回も同距離ならV最短だ。ツィンクルソードは直線で前が開いてから非凡な瞬発力を披露。決め手比べならヒケを取らない。オールパーパスは函館2歳Sで3着馬にハナ差の4着。条件クラスなら力上位だ。トウシンムサシは相手なりにしっかり走る。スナークマスカラス、タガノブルグ、マダムリシェスを押さえる。