【理論上は楽勝だが】本年の
共同通信杯は、1分46秒0のレースレコード。折り合い難をいわれた
メイケイペガスターを、横山典が鮮やかに操って見せた。なんて、1回東京は、雪の谷間をぬって、芝は高速決着で推移。1000m通過が1分0秒2のスローの上がり勝負にしろ、ラスト4Fのレースラップは11秒8-11秒3-11秒2-11秒5(3Fは34秒0)。対するペガスター自身の上がりは33秒8。4F連続の11秒台のラップをもってすれば、2000mも数字上は守備範囲。藤岡佑が、自信をもって臨めるか否か。その覚悟だけだろう。当面の目標は
マズルファイヤー。
きさらぎ賞は、スローと展開に恵まれたという人もいるけれど、馬場の傷んだ内を開け、自身も距離ロスはあったし、他馬の動向を二度三度と封じる味わい深い逃げ。1分48秒9・2着の中身は意外に濃い。
サトノノブレスが一角崩し。まだ気持ちに身体がついていかず、フットワークももどかしいけれど、それでも前走の上がりは11秒8-11秒0-11秒4。ラップは良質だ。併せ馬で闘志を鼓舞する形で、
アドマイヤドバイ。取り消し明けになるが、
インパラトールは、この中間却って、ハードに攻めることができた。