カロの系統はグレイソヴリン系らしい斬れを武器とするが、テハノ(BCジュヴェ
ナイル3着)→テハノラン(
ケンタッキーダービー2着)のラインは、ネヴァーベンドに
バックパワーやベターセルフを重ねることでラトロワンヌ的パワーを増し、ウォーレリックに
イクスクルーシヴネイティヴとエイトサーティを重ねることでフェアプレイ的パワーも増した。
だからテハノランを母父に持つ馬は、
レディアルバローザや
ディオベルタなど軽さ鋭さには欠けるが急坂や道悪でしぶといレースをみせるパワー型が出る。
レディアルバローザの妹にあたる◎
キャトルフィーユも硬めの体質や手先の強い走りはディープ牝駒らしからぬものがあり、姉同様パワー勝負で強い中距離馬とみていい。
同じ阪神内2000mの
忘れな草賞を勝ち、重の
フラワーCでは後方から目立つ伸び、もともと急坂阪神は
ローズS4着や
マウントシャスタと叩き合ったアルメリア賞2着など良績があり、ここは降級に加えて道悪残となれば一変の条件は揃った。
ちなみに母父テハノランは芝稍重[1.0.1.1]、芝重不[3.0.0.1]、道悪は鬼とみていい。