【意外な好素材】菊花賞にはたぶん間に合わないが、ロッカデバルディは、隠れた良質ステイヤー。デビューは6月の阪神・芝マイル。続く中京の芝マイル戦も4着に終わったが、2000mに距離を延ばし、7月21日の中京未勝利戦を2分2秒4で快勝。馬場の荒れた最終週だけに、格別に目を引く時計ではないが、ズシリズシリと11秒台のラップを重ね、後続に2馬身半の楽勝。見れば、10月生まれの南半球の豪州産。南半球産駒といえば、年明けデビューでラジオNIKKEI賞、セントライト記念まで無敗の連勝街道を歩んだ、あのロックドゥカンブに、なんか似ていますね。ラキシスも、2歳12月の新馬戦を、スローとはいえ上がり33秒7で快勝。二戦目はすみれS、三戦目はフローラSと、できることならオークス出走を思い、ハードルの高いレースをチョイスしてしまったが、自己条件からの再出発。全弟のサトノアラジンほどのパフォーマンスを望むのは酷だろうが、丁寧に馬を造り直せば、1000万には出世する。ただ、メンバーの大半はジリ脚。逃げるキワミ、アシュヴィン、キネオウィンの一瞬の脚も連下に警戒。

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【波乱含み】ロッカデバルディの前走は危なげない勝ちっぷり。素質はここでも互角以上だ。キワミの前走(2着)は勝ち馬に大差をつけられだが、しぶとい脚を使った。自在性もあり再度上位争い。アシュヴィンも追ってしぶとく伸びる。スタミナも豊富だ。ラキシスは適クラで反撃態勢。カムイミンタラ、キネオウィン、セルリアンディンゴを押さえる。