【じっくり構えて】エリタージュゲランの前走は、前半1000m1分1秒9-2000m通過・2分2秒4。長丁場の2200mでも、上がり34秒4の脚が残っていた。ちなみに2分14秒4は、古馬500万より1秒近く優秀。前掛かりの気性も滞在競馬なら落ちつく。

函館2000mを一気差しのレインオーバーも、初距離と割り切り直線勝負。末脚温存策が吉と出るか。長丁場二戦目、鞍上に福永を配してきたフォントルロイ。古馬の主力をなす横津岳特別組は、ペース如何で着順がガラリ。もっとも早く仕掛けたチェイスザゴールドをゴッドフロアーより上位に置いた。

　ローカルの芝2600mはコースを問わず、ペースが緩んだところで捲りを打てる馬が有利。しかし、捲りというのはアドリブ的に打つものでもあり、事前の予想でそれを予測することは難しい。ならば、下級条件については単純に逃げ・先行馬が有利と考えておいたほうがよいし、またこの条件に向く血統はどの馬かということを考えるのも有効だ。

　ここは◎オムニバスを狙う。ある程度位置はとれる馬だし、先週このコースで勝ったバンデと同じオーソライズド産駒。もちろん馬のレベルは違うが、スタミナ優先の血統は函館・札幌の芝2600mには合う。本格化してからは初の洋芝2600mだし、前走の大敗でさらに人気が落ちるここは狙い目だ。

　○にセルリアンディンゴ。こちらも前走は大敗だったが、当時は先行勢全滅の流れ。タイプ的に馬券に絡むか2ケタ着順級の惨敗か極端な結果になりやすい馬だけに、人気落ちして他馬にも馬鹿にされたうえでの逃げ残りを狙いたい。

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【波乱含み】難解だが、堅実に差を詰めるオムニバスを主軸に指名。ゴッドフロアーはこの条件が合うタイプで再度の首位争いが期待できる。チェイスザゴールドは展開次第だが仕掛けが決まれば勝機あり。スノーストーム前走が度外視可能で巻き返しに警戒が必要だ。レインオーバーは昇級戦だが展開ひとつで食い込みがありそう。まくり脚があるフォントルロイも上位争いできる力がある。

当レースは印のみの提供となっております。