ローカルの牝馬重賞ではありますが、
ヴィクトリアマイルへの間隔が中3週と
ステップレースとして理想的です。去年もマイネ
イザベルがここを叩いて本番でも3着しているように、毎年それなりのレベルのメンバーが集まって、G1に向けて見逃せない一戦になります。
レイカーラはデビューが遅くクラシックには乗り遅れましたが、成長に合わせてじっくりと使われて着実に力をつけてきました。前走の
東京新聞杯は6着でしたが、メンバーが揃っていた一戦でしたから、この馬の実力の高さをあらためて実証する結果でした。小回り向きの器用さもあり、初コースでも不安はありません。
キャトルフィーユは
愛知杯、
中山牝馬Sと牝馬重賞で連続して2着。この路線上位の実力馬です。好位で立ち回れる器用さもありますから、ここも上位争いは必至でしょう。今回は目の上のたんこぶ
フーラブライドが不在ですから、重賞初制覇に向けた大チャンスとなります。
アロマティコはエンジンの掛かりが遅くなかなか勝ち切れない現状ですが、
エリザベス女王杯で3着がありますから、今回のメンバーで能力的に劣るわけではありません。追い込み脚質ですが小回りコース自体には問題がなく、ここも展開次第ということになりそうです。
アグネスワルツは間隔が開いていた
中山牝馬Sをひと叩きしたことで、体調アップが期待できます。本来の先行策をとれれば。
ウインプリメーラは
六甲Sを大敗しましたが、元来叩き良化型ですし、距離が延びるのも悪くないでしょう。
トーセンベニザクラは
中山牝馬Sでは後手に回って持ち味を生かせませんでした。小回り向きの器用さはあるので流れに乗れれば。
ミッドサマーフェアは復調に手間取っていますが、かつては
オークスで1番人気に支持されたほどの実力馬です。去年のこのレースは久々もあり8着に敗れましたが、今年は順調に使われていますし、54キロで出走できるのもプラス材料です。復活に向けてようやく態勢が整いつつあります。
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。