【上位拮抗】ミッキーデータは逃げて後続を寄せ付けず新馬戦を快勝。馬っぷりよく将来性十分で連勝期待。ヴォルシェーブは今週の調教良好で前進がうかがえ自己条件なら。休み明けもしっかりと乗り込まれてきたキミノナハセンターも潜在能力に遜色なし。前走快勝のヴァルコイネンも差し脚は魅力。格上で好走のクラリティシチーも上位が見込め、ダイワリベラルやティックルゴールドも要注意。

【立ち位置を確認】キミノナハセンターの半姉は、ブエナビスタを相手に牝馬三冠を2･2･1着と競い合った、あのレッドディザイア。5月24日の遅生まれもあり、仕上げはソフト。デビュー戦こそ3着に敗れたものの、2か月間という短いスパンで、目に見えて前腕部が盛り上がり、二戦目で未勝利を突破。やや重ゆえ走破タイムは1分50秒4ながら、馬群を割って二の脚･三の脚。再放牧は、クラシックへの布石。大幅な時計更新も可能と見た。東スポ杯3着のクラリティシチーを相手に、クラシックの立ち位置を確認だ。

そのクラリティ。使い詰めの影響か、ホープフルSは、独特の肉体感みたいなものが失せ、パドックで小じんまり見せていた。

疲労が抜けきれないようなら、ヴォルシェーブが一角崩し。ミッキーデータは、放牧でどれだけ馬が成長できたかが楽しみ。

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【中心不動】重賞の共同通信杯に出ていても、勝ち負けに持ち込めた可能性がある04クラリティシチー。当然ながら近走内容は「段違い」といえるもので、自己条件に回った以上は負けられない。相手の取り方が難しいが、それほど差はないと見て、デキの目立つ07マドリードカフェと02ヴァルコイネンを本線に設定。

◎はクラリティシチーでいい。デビュー戦で負かしたガリバルディは翌日行われる共同通信杯で対抗クラスの上位人気。2・3走前の勝ち馬イスラボニータはクラシック戦線の筆頭で、両レースともに0秒2差と接戦。前走も3着に敗れているが、大外枠が応えたし、上位2頭は内をロスなく捌けた分で、実質的にはクラリティシチーが一番強い競馬をしている。

つまり、この馬も共同通信杯でも十分戦えるレベルの力があり、自己条件のここに入れば断然の存在。器用さがないので中山よりも東京。皐月賞よりもダービー。