【大きな器】
ミエノキセキは、前走時の体重が588キロ。数字が示す通りの超巨漢馬ゆえ、まずは脚もとの不安との戦いがまずはありき。しかし、2歳11月の東京を1分48秒9の楽勝劇を起点に、
精進湖特別では上がり32秒7。脚さえ無事なら、重賞でもの思いはある。前走の
小牧特別は、長期休養明けで、鞍上も半信半疑。始動がいくぶん遅れ、直線半ば進路を切りかえるロスもあったぶん、追い込み届かずの2着だったが、それさえなければ悠々と差し切っていたか。この中間、南Wで5F追いを3本消化。今のところ脚元は健やかだ。
対抗は
エバーグリーン。
館山特別は粘り気の多い中山の芝にてこずったが、立春特別・1分47秒7の東京にかわればレースっぷりも一変。
ダイワアクシスも、同時期に1分47秒9。1Fが長い1800mだと追い出しに慎重さが必要になってくるが、
モンストールの地力。休み明けのぶん、連下としたが、
ノーヒッターは2月期に前記
ダイワを下している。