11R

NHKマイルC

15:40発走 / 芝1600m (左 A) / 天候:晴 / 馬場:良
2回 東京 6日目 サラ系3歳 オープン       (国際) 牡・牝(指) 定量 18頭
本賞金:9200,3700,2300,1400,920万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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予想印
10ミッキーアイル(1人気)
18ピークトラム(16人気)
8サトノルパン(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

18

1点 1000円

ワイド

8

-

10

1点 3000円

ワイド

10

-

18

1点 2000円

馬単1着流し
1着

10

相手

8

18

2通り 各2000円

望田潤の見解

ミッキーアイルはこの世代のディープ産駒のPOGのイチオシ馬で、もちろん配合はずっとほめてきた。まだ未完成で荒削りな部分を残したままで、東京マイルの大レースを一息に逃げ切るというのはたやすいことではないが、仮に自爆と圧勝が五分五分だとするならば、その五分五分の確率に賭けてみたいし、賭けてみる価値のある素晴らしい馬だ。

ピークトラムチチカステナンゴ産駒らしい揉まれ弱さがあって、ひいらぎ賞や前走のように揉まれずフワッと先行したときのパフォーマンスはかなり高く、ここも大外から揉まれず気分よく走れれば通用していいし、馬券的な妙味はこれだろう。

サトノルパンは兄たち以上にナスキロ柔い体質で東京向きの斬れ味があり、まだトモが非力で突き抜けるまではどうかと思うが、ユタカならメリハリをつけて追い込めるだろうし、馬券圏内には差してきそうだ。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

8

1点 3700円

馬連

8

-

10

1点 1200円

馬連流し

8

相手

3

15

2通り 各200円

馬連流し

8

相手

4

5

9

16

18

5通り 各500円

3連複フォーメーション
1着

8

2着

4

18

相手

4

5

9

10

16

18

9通り 各100円
3連複フォーメーション
1着

8

2着

4

18

相手

3

4

5

9

10

15

16

18

13通り 各100円

井内利彰の見解

 NHKマイルCを調教適性から予想する際『どちら』を重視することが、今年の的中に近付くのか。この選択をミスしなければ、きっと予想は的中すると思っていますが、その選択方法は「坂路での4F時計が速い」か「坂路での追い切り本数が多い」のどちらか。

 美浦坂路4Fなら50秒、栗東坂路4Fなら51秒。最終追い切りで、この数字の前後の時計をマークしていれば、NHKマイルCで好走する確率が高く、過去10年で最も人気薄の勝利となったピンクカメオもこれに該当。ちなみに、時計は美浦坂路4F49.6秒でした。

 △ミッキーアイルの最終追い切りは栗東坂路で4F50.6秒。これを今年のNHKマイルCに高い調教適性を発揮すると考えるべきかも知れません。しかし、今開催の東京芝レースを見ていると、スピードだけでは押し切れない印象。開幕週から差しが決まっているという状況がそのように考えさせます。

 ならば追い切り本数の多さが、今年のNHKマイルCには必要ではないかということで、◎サトノルパン。過去10年で最多の4勝を挙げている調教パターンですし、ミッキーアイルがつくる流れで、運動量が必要になる可能性も大。武豊騎手が跨った最終追い切りの動きを見るかぎり、仕掛けてからの反応は初コンビと思えない俊敏さがありました。水分を含んで動きにくい馬場であれだけ動けたのですから、速い時計も出る東京芝なら、切れ味抜群の末脚を使ってくれるはず。

 ○ピークトラムは最終追い切りでナイスミーチューを追走して楽に先着。時計こそ遅かったものの、右手前で走っている姿を見ると、やはり左回りは適性が高そう。また、中2週というローテーションは得意。直線に向いて、まずミッキーアイルに並びかけるのはこの馬だろうと思います。

 ▲ロサギガンティアは最終追い切りが美浦坂路。普通なら評価を下げる要因ですが、NHKマイルCに関しては話が違います。過去10年で2頭の美浦所属馬の優勝はいずれも最終追い切り場所が美浦坂路。勝つための調教をしてきた、そんな風に解釈していますし、併せ馬の動きもスプリングS時同様に絶好です。

 ☆エイシンブルズアイはデビュー前から、素質の高さを評価していた馬。ここでも本命を打つべきか悩みましたが、最終追い切りで4コーナーから直線に向く際に行きたがって、先行馬をあっさりと交わしてしまったところが、少し気になります。今回は陣営が差すレースを示唆していますが、あの動きを見ていると、我慢できるかどうか。それが☆評価にとどめた理由です。

 △ダンツキャンサーは標準多め坂路を素直に評価。△ショウナンアチーヴは中間、最終追い切り内容が好走時とほぼ同じ。△アトムは取消明けは減点でも、最終追い切りの動きを見るかぎり、評価は必要。△アドマイヤビジンは左回りの芝1600mでメンバー最速上がりをマークしており、今回が栗東坂路でラスト1Fが最も速いラップを踏めています。

1.キングズオブザサン
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準多め併用

2.タガノブルグ
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準多め坂路

3.ダンツキャンサー
今回:標準多め坂路
前回:軽目坂路

4.ロサギガンティア
今回:乗込併用
前回:乗込併用

5.ショウナンアチーヴ
今回:標準併用
前回:一杯平均坂路

6.ベルルミエール
今回:標準少めトラック
前回:馬ナリ平均トラック

7.ホウライアキコ
今回:標準坂路
前回:標準併用

8.サトノルパン
今回:標準多め坂路
前回:標準多め併用

9.アトム
今回:標準併用
前回:標準多め併用

10.ミッキーアイル
今回:標準坂路
前回:標準坂路

11.カラダレジェンド
今回:標準トラック
前回:標準多めトラック

12.ショウナンワダチ
今回:標準多め併用
前回:標準多め併用

13.アルマエルナト
今回:馬ナリ平均併用
前回:標準多め併用

14.ウインフェニックス
今回:標準少めトラック
前回:標準トラック

15.アドマイヤビジン
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め坂路主体

16.エイシンブルズアイ
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め併用

17.マイネルディアベル
今回:標準多め坂路主体
前回:標準坂路

18.ピークトラム
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準坂路

 山崎エリカの予想

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予想印
10ミッキーアイル(1人気)
9アトム(7人気)
18ピークトラム(16人気)
1キングズオブザサン(12人気)
2タガノブルグ(17人気)
8サトノルパン(4人気)
14ウインフェニックス(9人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

9

-

10

1点 3000円

馬連

10

-

14

1点 800円

馬連流し

10

相手

8

18

2通り 各2000円

馬連流し

10

相手

1

2

2通り 各200円

3連複軸1頭流し

10

相手

8

9

14

18

6通り 各300円

山崎エリカの見解

 今年は皐月賞が行われるまで、ミッキーアイルが現3歳世代をリードして来ました。例年、NHKマイルC路線よりもクラシック路線のレベルが高いものですが、今年はマイル路線のほうがレベルが上。しかし、これは中距離路線でイスラボニータキングズオブザサンなどに歯が立たなかったウインフェニックスが、マイル路線に転向してさくっと500万下戦を勝ったように、マイル路線の層が厚いというよりは、ミッキーアイルただ1頭がレベルを押し上げている状態です。つまり、ミッキーアイルが普通に走れれば、勝てるはずのメンバー構成です。

 しかし、東京マイルをマークされる立場で逃げ、もしくは先行策から押し切ることはとても難しいことです。昨年のコパノリチャードは高い能力を持ちなが、厳しい展開に泣いた代表的な例でしょう。ただ、今回は昨年ほど、先行馬が揃っておらず、有力馬は差し、追い込み馬。よって、昨年のコパノリチャードのように、序盤のリードを奪おうとして、乱ペースに巻き込まれて失速というパターンにはならないと見ました。

 よって、◎は皐月賞に出走していれば、おそらく1番人気、無事出走なら勝てていた可能性が高いバンドワゴンとともにこの世代をリードをしてきたミッキーアイルとしました。ミッキーアイルにはバンドワゴンの無念を晴らし、今年の3歳世代の牡馬は弱くないというのをアピールしてもらいたいです。

 ○は昨年9月の阪神、新馬戦ではミッキーアイルを負かして新馬勝ちしたアトム。続くデイリー杯2歳Sでは2着。朝日杯フーチュリティSでは1番人気に支持されたために、コースロスなく回ろうとする意識が強くなりすぎて、結果、中途半端な競馬となって能力を発揮することが出来ませんでした。しかし、デビューから3戦連続で1番人気に支持されているように、まともに走れば強いとみんなが認めている馬です。今回は休養明けなのでスタミナ面にはやや不安がありますが、キレを発揮するには大きな支障はないでしょう。良馬場予報なのは何よりです。ミッキーアイル逆転候補の筆頭と見ます。

 ▲はデビュー4戦目だった昨夏の新潟2歳Sではハープスターイスラボニータに次いでの3着だったピークトラム。続くデイリー杯2歳Sでもホウライアキコアトムに次いでの3着と立派な成績を残しました。そして昨年暮れのひいらぎ賞では、ミッキーアイルを負かしに行く競馬をして2着、とても強い内容の競馬でした。ところがあまりにタフな競馬をしてしまったために、疲れが酷く残ったのでしょう。そこからややスランプとなりました。

 しかし、前走の中山500万下では余裕たっぷりのレースぶりで勝利。鞍上の横山典騎手が中山記念ジャスタウェイ同様に負担をかけずに勝利するというファインプレイを見せました。もともと高い能力を持つ馬が復調気配、そして前走は今回を見据えてのレースぶり。今回で一変があっても不思議ない馬です。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

4

-

10

1点 1500円

馬連

8

-

16

1点 1500円

馬連

4

-

8

1点 1000円

馬連流し

10

相手

8

16

2通り 各2000円

馬連流し

10

相手

5

17

2通り 各1000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

8番:トモの張りが格段に良化。これなら。
10番:好馬体。勝ち負け。
16番:デキ良い。上位争い。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

5

8

9

12

15

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

8

相手

5

9

12

15

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

12

相手

5

8

9

15

16

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【混戦】4連勝中のミッキーアイルは長い直線がカギも初の左回りはプラスのイメージ。能力上位で押し切り濃厚と見る。サトノルパンは前走2着も内容上々。距離延長と快勝実績あるコースで首位も狙える。ショウナンワダチは気配抜群。東京マイル2戦2勝と相性も抜群。前哨戦快勝のショウナンアチーヴも争覇圏。アトムも素質に差はなく、エイシンブルズアイアドマイヤビジンにも注意したい。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

4

5

8

9

12

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

8

相手

4

5

9

12

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

5

相手

4

8

9

12

16

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【精密機械】ミッキーアイルは、ウオッカが保持していた2歳レコードを、一気に1秒1塗り替える1分32秒3・5馬身差の独走の未勝利勝ちをベースに、続くひいらぎ賞も、朝日杯FSを0秒5上回る1分34秒2で後続を0秒6差に完封。シンザン記念の1分33秒8は過去十年ではNo.1、阪神の坂を4F連続の11秒台でまとめている。“和製フランケル”とも称される卓抜したスピードは、東京でも衰えなし。精密機械のような従来のラップを踏襲すれば、自然とマイペース。前半3Fを35秒0で入れば、直線2F目標識近辺から、11秒1前後で再加速。一気に3馬身のセフティーリードとなる。リフレッシュ放牧を挟み馬体も一段進化。最後の1Fも、今日は尾っぽは振らない(11秒台でまとめてくる?)。

とはいえ、最後の1Fを11秒ソコソコで上がってくる切れ者の強襲は怖い。二の筆頭はサトノルパン。勝ち上がりに三戦を要したが、暮れの阪神マイルを1分35秒7で一気差し。きさらぎ賞は、距離1800mをおもんばかり、6着に凡走したものの、二走前の東京1400m戦の上がりは33秒0―自身の上がりは2F連続推定11秒フラットという凄味。兄リディルクラレントは兄弟でデイリー杯2歳Sを制覇。東京マイル重賞の風景がしっくりとくる良質マイラー三世だ。

ショウナンアチーヴのニュージーランドTも価値ある勝利。1分33秒3のタイムは過去十年の歴代2位。1分33秒2で駈けたカレンブラックヒルは、続くNHKマイルで逃げ切り勝ちを演じている。

エイシンブルズアイは、あと一歩のところで毎日杯の勝ち星がスルリ。ハナ差2着の惜敗を喫したものの、マイル通過は1分34秒3―上がり3F・11秒9―10秒9―12秒4というよどみのないタフな1800mの平均ラップを、ゴール寸前まで凌ぎ合った意味は大きい。

底力を問われる差し比べになれば、俄然ロサギガンティアも浮上。スプリングS・1分48秒4という全体時計は、馬場差を差し引けば前年のロゴタイプの1分47秒8と遜色のないHレベル決着だった。父はマイラーで知られるフジキセキ。中距離クラシック戦線でもまれてきた経験と底力が、東京1600mの舞台で再開花の予感。

NZTでハナ差2着接戦のショウナンワダチは、東京マイルは2戦2勝。ベゴニア賞では、ズボリと馬群を割り、上がり33秒6の快ラップで、後のスプリングS優勝馬ロサギガンティア以下を封じこめている。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

14

相手

7

16

2通り 各800円

3連複軸1頭流し

14

相手

4

7

8

10

12

15

16

17

28通り 各300円

須田鷹雄の見解

 ミッキーアイルの強さは認めるが、このコースのG1で人気の逃げ馬を買うことはデータ的に無理。さらに今回はNHKマイルCと相性が悪いNZトロフィー優勝馬のショウナンアチーヴ皐月賞組のロサギガンティアも上位人気になる状況。ここは腹をくくって穴狙いするべきレースではないかと考える。

 ◎はウインフェニックス。NZトロフィー組は前走勝ち馬が来ない一方で負け組が復活して穴になることはしばしばある。中山と東京の違いが原因だろうが、路面にギャップのある今年はさらにその効果が期待できる。昨年はマイネルホウオウがその形で穴になったが、同じスズカフェニックス産駒の本馬にも期待したい。

 安定味のあるタイプなので、勝ち切るというよりは「3着でもいい」という買い方がよさそう。買い目は3連複をメインとする。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

5

10

16

12通り 各400円

3連単BOX

2

5

10

16

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

4

5

8

10

16

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

9

相手

4

5

8

10

16

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎アトムは「ディープインパクト×ラーイ」という組み合わせで、母シャイニングエナジーはゲイムリーH(米G1・芝9f)を勝った名牝。ヴィルシーナヴィクトリアマイルクイーンC)やトーセンラーマイルチャンピオンシップ京都記念きさらぎ賞)と配合構成がよく似ており、ディープインパクト産駒の配合としては文句なしに一級品。高い潜在能力を感じさせる。

 ミッキーアイルをデビュー戦で破り、2戦目のデイリー杯2歳Sは上がり最速を記録したもののホウライアキコの立ち回りの巧さに屈して2着。3戦目の朝日杯フューチュリティSはインのポケットに閉じ込められたことで追い出しのタイミングが遅れ、5着まで押し上げるのが精一杯だった。負けたレースにはそれぞれ理由があり、まだ底を見せていない。今回は昨年暮れの朝日杯以来5ヵ月ぶりの実戦だが、調教ではブランクを感じさせない素晴らしい動きを披露している。たしかにミッキーアイルは強敵だが、逃げ切りが難しい東京芝1600mで、なおかつ差し馬が優勢の馬場コンディション。中団で溜めて末脚が活きる展開になればこの馬の一発があっても不思議はない。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 3歳マイル王決定戦。皐月賞とダービーの狭間に設置されたスピードレースですが、実質的にはクラシックよりも一段低い出走メンバーで争われることになります。3歳マイル路線はそれほど層が厚いわけではないので、思わぬ伏兵が馬券圏内に飛び込んでくることもしばしば。実績に惑わされず、隠れた実力馬を探し出すことが的中の鍵を握ります。

 ミッキーアイルは新馬を負けた次走から4連勝。重賞も2連勝中ですし、ひいらぎ賞では翌日の朝日杯よりも速い時計で走破しています。気性面を考慮してマイル路線に専念していますが、クラシック組を含めても今年の3歳牡馬ではナンバーワンの素質馬といっても過言ではありません。今回も逃げか先行でレースを進めることになるでしょうが、開幕3週目のNHKマイルは前が止まらない馬場で行われて、先行有利な傾向があります。時計勝負は望むところですから、馬券の中心にふさわしい存在です。

 ホウライアキコは牝馬ですが、昨年のデイリー杯2歳Sでは牡馬相手に快勝していますから、この距離ならば牡馬相手でも一歩も引けは取りません。阪神JFや桜花賞は差し・追い込み馬が有利ですが、NHKマイルでは先行馬の活躍が目立ちますから、この馬にとってより能力を発揮しやすい舞台だと言えます。マイルG1の厳しい流れを経験しているのもライバルにはない武器で、逆転の可能性は低くありません。

 ロサギガンティアスプリングSの勝ち馬。今年のスプリングSのレベルはあまり高くありませんでしたが、このメンバーに入れば話は別です。もともと小回りコースよりもじっくり構えられる東京コースを得意としていた馬で、コース替わりはプラス材料でしょう。出遅れグセがある馬なので、スピード決着には若干の不安を残します。

 ショウナンアチーヴショウナンワダチの両馬は、前哨戦のニュージーランドトロフィーでワンツーしていますが、それほどレベルの高いレースではなかったこともあり、両馬とも連下候補という域を出ません。良血のサトノルパン、切れ味抜群のリーサルウェポンも差は少なく、押さえには加えたいところです。

前半3ハロン理論 小林誠の予想

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小林誠

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

12

相手

4

5

7

10

15

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

4

相手

5

7

10

15

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

12

2着

16

相手

4

5

7

10

15

30通り 各100円

小林誠の見解

【枠番重視】このレースでもっとも注目すべきは「ふたケタ馬番の差し・追い込み脚質」で、人気薄であれば文句ナシに買い。この条件を見事にクリアする12ショウナンワダチからの馬券で、高配当ゲットを目指したい。相手はデキ絶好の04ロサギガンティアと、データ面での後押しがある16エイシンブルズアイ、差し脚鋭い05ショウナンアチーヴへのフォーカスが本線である。

 小原靖博の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単1着流しマルチ
1着

4

相手

5

7

8

10

15

16

90通り 各100円

小原靖博の見解

 ロサギガンティア皐月賞で10着だったが、これは距離が敗因。世代屈指の決め手の持ち主で、今回は距離もコースもピッタリ。攻めの動きからすれば疲れの心配も皆無。うまく捌ければ勝ち負けできるはず。

 相手筆頭は、4連勝中のミッキーアイル。初めての左回りが少し気になるが、スピードの持続力はピカイチ。目標にされる立場ではあるが、それを克服できるだけの能力を持っている。

 サトノルパンはまだ折り合いに課題があるが、一瞬の切れ味はかなりのもの。最後の最後で脚を使うようなレースができれば怖い。

 混戦模様で絞るのが難しいが、他ではショウナンアチーヴホウライアキコアドマイヤビジンエイシンブルズアイに注意。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

8

相手

5

6

12

13

14

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

8

相手

5

6

12

13

14

10通り 各500円

森山大地の見解

今年のNHKマイルC、一番のポイントは4連勝中のミッキーアイルの取捨をどうするか。ミッキーアイルが勝つなら2年前のカレンブラックヒルのように圧勝まであるだろうが、2年前は超のつくスローペースで例外的な展開だった。NHKマイルCの過去10年で前半3F35秒台は2度だけ。その多くは33秒台後半から34秒台前半で基本的には差し・追い込み勢が台頭。

ミッキーアイルの馬柱はレコードだった未勝利を除けば近3戦ともに35秒前半と比較的緩い流れでの逃げ切り。もちろん、だからと言って強くない馬に4連勝ができるわけはなく強い馬であることは間違いない。ただ、東京のマイルGIがスローペースになること自体が稀で、また厳しい流れを経験していない、という点で崩れるなら今回ではないか。

トライアルレース、ファルコンSNZTはともにハイレベル。本命はファルコンS2着のサトノルパン。前走は展開のアヤのクビ差で勝ちに等しい内容だと思っているし、特に強烈にイメージに残っているのが2走前の東京での500万勝ち。直線半ばまで持ったまま、軽く仕掛けただけで突き抜けてしまい上がり3F33秒0。直線外からグングン伸びてくるイメージ、しか湧いてこない。

相手にはNHKマイルCに直結するNZT組の1-5着。この組は非常に強いので注意したい。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

4

相手

2

5

8

10

12

16

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

5

相手

2

8

10

12

16

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

4

2着

10

相手

2

5

8

12

16

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

マイルGIならばある程度の距離指数とコース指数が重要。さらに近走での高指数は必要だろう。近2走、107と106できている◎ロサギガンティアを本命にする。距離指数が低いのが心配だが、それを差し引いてもトップになるだけの材料はある。○ショウナンアチーヴは上昇一途でこれも有力。大穴としては前走で103を出している△タガノブルグ。コースも100を持っていてまったく侮れない存在。

厳選予想 ウマい馬券