マローブルーはフラワーCでもフローラSでも◎を打ったがよく走っているし、あれぐらい走ればここなら勝ち負けだろう。

　デボネアの姪で、ディープにキングマンボやサドラーズウェルズのパワーを重ねていて、まだ良くなっている馬だと思っている。

　ショウナンパンドラはウィリアムズと手が合うタイプかというと少し微妙なので、ヘイジームーンのほうを相手本線とした。

【上位拮抗】マローブルーは重賞で連続4着とやや足りなかったものの能力は見せており自己条件なら中心的存在。ヘイジームーンは惜しくも権利取りならなかったがスイートピーS3着は評価でき上位は必至。ショウナンパンドラも力量確かでチャンスも十分。桜花賞出走のニシノミチシルベもこのクラス上位の存在。プロクリスもひと叩きで上昇しており、ハツガツオやシーロアにも注意したい。

【質の高いフローラS】マローブルーが、1F短縮の1800mでさらに前進。前走のフローラSの決着タイムは、2分フラットのレースレコード。1800m通過は1分47秒5と、翌週のスイートピーSと、わずか0秒3差というHレベル決着だった。ポケット発走の東京2000mは、知っての通り外枠不利。15番枠から押していったぶん、4着に敗れたものの、0秒3差は内容濃し。馬体は減り気味だが、中間Wコースで5F追いができている。

逆転があればショウナンパンドラの切れ。スイートピーSは、スローに加え、あまりに構えすぎ。33秒6の脚を使っても前も止まらない。ウィリアムズなら外差しがあっていい。

スイートピーS3着のヘイジームーンは、時計対応に収穫。1800mは気持ち長いが、ニシノミチシルベはアルテミスS3着馬。ホームの関東なら、体重増で臨める。フローラSは13着と大敗したが、プロクリスは阪神マイルの1分34秒5で勝っただけの馬だなと、パドックで納得。スぺランツァデーアの阪神マイル勝ちにも、もう一度こだわってみたい。

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【枠番重視】オークスに出走していてもおかしくない3頭が、すべて8枠に。当然ここが人気の中心だが、コース形態からはけっこう買いづらく、面倒なので「まとめて消す」開き直った手に出たい。本命は未勝利勝ちの内容がいい05プロクリスで、11ヘイジームーンと07ニシノカンザシが相手本線と、かなり高配当狙い。

フローラS、スイートピーSからの参戦組が中心になるメンバー構成。どちらのレベルが高かったのか、これは言うまでもなくフローラS。

となれば、本命はフローラS4着のマローブルー。正攻法の競馬で0秒3差なら水準以上、強い内容と言える。実績最上位のニシノミチシルベは馬体回復が大きなポイント。

人気サイドの馬に指数が偏っている。本命候補になるのは重い印を打った上位4頭。それぞれに協調材料はあるが、前走同コースでの94を重視して◎ヘイジームーンを筆頭と考える。できればボックスで買いたいくらい。