※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
伝統の長距離離・ハンデ重賞
目黒記念。かつて
日本ダービーが行われていたのが目黒競馬場ですから、ダービーデーの最終レースにはふさわしい重賞だと言えます。とはいうものの、
日本ダービーは多くのホースマンが最大の目標に挙げるレースですから、その直後に行われるこのレースにはどうしても「どさくさ紛れ」感が漂います。ダービーに勝った騎手はまだしも、人気で惨敗した騎手が
目黒記念では意気消沈して凡走してしまうこともしばしば見られました。まったく同じ競走条件でありながら、秋の
アルゼンチン共和国杯より荒れることが多いのも、そのあたりに原因がありそうです。さらにくわえて、今年はかなりの混戦模様のメンバー構成で、なおかつおそらく低レベル。非常に難解な一戦になるでしょう。ダービーで負けたからといって、意地になって大勝負をするのは控えたいところです。
ラブリーデイは古馬中距離重賞で2着が2回、3着が1回。おもに裏街道を歩んではいますが、いつも堅実で真面目に走る馬です。前走でオープン特別を勝ったばかりですから今走は手ごろなハンデにとどまって、重賞初制覇の大チャンスと言えます。戦歴を振り返ってみれば去年の
日本ダービーでも0.4秒差7着しており、この時期の東京競馬場との相性も悪くありません。大穴を狙いたくなるようなメンバー構成ですが、まずはこの馬を買わないことには馬券は始まりません。
プロモントーリオは前走
ラブリーデイに完敗していますが、オープンに入っても差のないことはわかりましたし、ハンデ戦に替わるのもプラス材料。パワフルな馬ですから馬場が渋るようなら逆転のチャンスも。
アスカクリチャンは例年この時期に調子を上げる馬ですし、もちろん実績面では上位にランクされます。この馬はハンデとの戦いになるでしょう。
マイネルメダリストは前走4着とはいえタイム差なし。距離が延びるのは歓迎で、立ち回り次第では上位進出の目も。
ユニバーサルバンクはこの路線の常連でレースぶりも巧み。今回は休み明けがどうか。
ムスカテールは実績上位の一頭ですが、頭打ちのためダート路線に挑戦してからの出戻りになり、新味はないもののハンデは背負わされて、馬券的には扱いが難しいところ。
ラブイズブーシェは夏場に調子を上げるタイプで、重賞ではわずかに足りない戦歴ながら今年のメンバーならば侮れません。今シーズン絶好調のドクターコパこと小林祥晃氏の所有馬でもありますから、穴を狙うのならば忘れずに抑えましょう。