【究極の上がり32秒2】
芙蓉Sは2着に競り負けた
ロジチャリス。どこか詰めの甘い
パワー型ではあるが、前半1000mが1分7秒4のスロー。しかし、上がり3Fのレースラップは11秒0―10秒1―11秒1(自身の上がりは32秒2)。新潟の外回りコースの2歳戦では、究極に近いHラップをマークしている。
当面の目標は
フォワードカフェ。自身のスピードを制御しきれない、危うさも抱えた
マンハッタンカフェ産駒ではあるが、
札幌2歳Sは直線半ばまで見せ場を作って0秒3差。馬場差を考慮すれば1分50秒3も、クラシックにつながるHレベル。
同10着の
スワーヴジョージは、勝負どころで行き場を失うロス。ポテンシャルは前記
フォワードと五分でいい。追い切りもCWで11秒台を計時、東京に替われば違う。
ドラゴンヴァースは阪神の坂を11秒5―11秒5でパンチアウト。最終的な進路はダート中距離にあるかもしれないが、2歳の今時分なら芝でもそれなりに押せる。確たる数字の裏付けに乏しいが、
ダイトウキョウ、
オルロフもひと化けあり。