【
サウスポー】
テムジンは、3勝はすべてが左回り。6月の富嶽Sでは、57キロを背負い1分23秒9という、準オープンクラスで十分戦える記録をマークしている。前走の
藤森Sも、ゴール前馬群を縫うようにして直線一気。準オープンにメドをたてる、勝ちに等しいハナ差2着だった。ひと叩きすると馬体が増える傾向にあり、富嶽S勝利時は東京へ輸送して490キロ。中間の調教量も豊富。予定通り、ひと叩きしたことで俄然馬体に張りも出てきた。
対抗には
シグナルプロシードの勢いを抜擢。直線だけで後続を0秒7差とチギり捨てたレース内容も鮮やかだったが、1400m通過タイムは1分24秒6と精緻。距離短縮にも即座に対応可能なラップ構成だった。
ヒメサクラにも単穴の資格。前走の走破時計は1分23秒2、後続を引き離す一方の1秒差の大楽勝。牡馬混合戦は微妙なプレッシャーも受けるだろうが時計的には通用していい。
アルボナンザは、基本的には7Fの差し馬。
ウオッカCは脚抜きのいい稍重馬場とはいえ、1400m通過は1分22秒9というHレベル決着だった。
ウオッカC8着の
アンズチャンも、前回は内枠で後手を踏み、なし崩しに脚を使わされてしまったが、この距離で巻き返し。馬体の作りと気配も目を引く。
ミッキーヘネシーは、現級の
桶狭間S・1分23秒1で2着の実力馬。