【伏兵注意】フルヒロボーイは再昇級の前走で力を示す内容。休み明けを叩かれた効果も十分で勝ち上がり見込む。フェアエレンも前走は惜しい内容。好調キープで差のない評価。差のないレースを見せるフォルテリコルドは底力上位。前走快勝のボウマンミルは力強さます。クールヴェントも気配アップで侮れず、シュトラールやキンシザイルなども上位が狙える。

【1分10秒9】シュトラールは、昨年3月の中山1200ダートを、翌日の古馬準OPとほぼ同タイムの1分10秒9で駈けた好素材。前走は残り1F標識で、外の馬に押圧され大きくバランスを崩す不利。まともなら勝ち負けになる脚色だった。2歳時は、制御に苦しむほどのスピードを誇っていただけに、本来は前々で競馬も可能。1000万条件は、二度目で突破しておきたい。

フルヒロボーイも、8月の新潟の1分10秒4以降、当該コースを1分11秒台で高値安定。休み明けの前走･1分11秒5は、上積みや若干の馬場差を加味すれば、フェアエレンの頌春賞2着、同3着のクールヴェントよりわずかに上。カフェヒミコも一変あり。

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【順当決着】近3走でいずれも優秀な先行内容を残している09フルヒロボーイと、安定した差し脚が魅力の08フェアエレン。さらに、地味ながら好内容を残している16キンシザイル、前走が優秀だった01フォルテリコルドなど、上位はなかなかハイレベル。このあたりで素直に決まる確率はかなり高いはずだ。

シュトラールとフェアエレン。ともに前走で蛯名騎手が騎乗し、また勝ち星も挙げたことがある。近走の内容なら考えればフェアエレンの方が安定、実績上位と言えるが、本命はシュトラール。

このレースで先約シュトラール、あとから前走2着で権利を取ったフェアエレン、と蛯名騎手へ依頼があったよう。言うまでもないが馬柱のとおり、蛯名騎手はシュトラールに騎乗。これはもちろん先約を優先した、ということもあるだろうが、やはり鮮やかだった2走前のイメージが頭に残っており、復調さえすればという気持ちがあるのではと想像ができるし、実際立ち直ればあっさりまであっていい素質馬。一変を期待して◎。

相手はもちろんフェアエレンと相手なりに走れるフルヒロボーイ。