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オークスの主力】
ハーツクライ産駒の牡馬はなべて、ひとクセあるというか。良くも悪くも父の馬体が変に強調され過ぎ、大物を出すまでに時間を要するケースも多いが、牝馬に限ってはアタリは即決。
デルフィーノも、
オークスを意識していいハーツ牝馬だ。新馬戦は前半1000mが66秒7の超スロー。上がりに比重の高いのは当然とはいえ、緩やかな坂のある東京1800mを、11秒7-10秒7-11秒0。昨秋の東京中距離ベースの2歳戦の中では、文句なしの一番ラップをマークしている。452キロと、ひょろひょろと見える牝馬ゆえ、大事をとって出走をここまで待ったが、コーナー4つの中山1800mは、スタートを決め2-3番手で1コーナーを回れば、初陣のラップ証明にピッタリ
カンカンのコースへと推移する。
サトノフェラーリは、いちょうSで上がり33秒8。能力の在り処は見えたが、タイトな中山1800mの捌きは前者が上か。1F延長が微妙だが、
ジュニアC2着の
マイネルメリエンダのキャリアと先行力。
ペースアップと時計更新が課題になるが、
リコルディは、初陣を11秒7-11秒2の加速ラップで快勝。
ゲットアテープは、本質はダート馬に思うが、500万なら連下があっていい。