【伏兵注意】スピナッチはダートに舞台を移して上昇急。前走内容も上々で3連勝に期待する。ビタミンエースは末脚堅実。距離延長でタメがきけば差し切りも。メイショウパワーズはマイペースならしぶとくダートで巻き返す。ポメグラネイトは同型馬の存在カギも自分の競馬ができれば押し切りも。ファンシーミューズも底を見せておらず、ロワダルジャンやメイショウイチオシなども差はなく要警戒。

【もちのき賞レコ勝ち】メイショウイチオシの時計が、一歩抜けている。脚抜きのいい馬場とはいえ、もちのき賞は1分51秒7のレコード。2歳10月期に、中央場所の1800ダートのレコ勝ちは、将来のOPの指針。全日本優駿は6着に凡走したが、ゲートで隣の馬が暴れる余波が痛かった。レコ勝ちの反動も、もしかしたらあったかもしれないだけに、3か月の休養はいい息抜きにもなったハズだ。二週前に、CW・79秒3-36秒3。これで息も整ったし、稽古一つをみても良質ダート馬の予感。

二の筆頭はメイショウパワーズの逃げ。二走前の1分52秒2も、十分評価に値するが、Hペースを勝ち馬と渡り合った、ヒヤシンスS・1分37秒6はさらに良質。

持ち時計が若干見劣るが、ロワジャルダンの勝ちっぷり、馬っぷりも将来のOP。

惑星はスピナッチ。前走は、前半1000m・1分2秒1のHペースに恵まれたにせよ、4角ひとマクりで5馬身差の独走。

兄はレパードS優勝馬インカンテーション。ダート重賞で根付いていく血統なんだなぁと、改めて思う。

あまりの乱ペースで展開するようなら、サトノスーペリア、ビタミンエースがゴール前浮上。

　例年のこのレースだと、「前走でダートのオープン・重賞5着以内」か「前走500万条件を逃げ先行で1着、できれば人気サイドで」という馬が多く好走している。ダート2勝のあと芝重賞へ寄り道してきた馬の巻き返しもあるが、その場合はダートを走っていたときのレース内容が求められる。

　今年の出走馬は500万条件を差し・追い込みで勝ってきた馬が多く、そこが馬券のポイントになりそう。中山ダート1800mだし、先行できるにこしたことはない。

　◎はポメグラネイト。今回のメンバーなら腹をくくればハナに行けるだろうし、少なめの頭数で外枠というのは行きたい馬にとっては良い。ハナを主張してくるとすれば○メイショウパワーズで、どちらかが主導権を取って押し切ると予想する。馬券は、2頭をアタマ付けにした馬単で。

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【混戦模様】少頭数ながら非常に難解。先行指向は強いが、それでも速力で押し切れる可能性があると見て、04メイショウパワーズに期待したい。デキの良さが目立っている09スピナッチと、休養前の内容が光る11メイショウイチオシの2頭を相手本線に。07ランウェイワルツや01ファンシーミューズも差はない。

少頭数であるが好メンバーが集結。その中でも中心はメイショウイチオシ。2番人気で臨んだ交流GIの前走は出遅れて流れに乗れないまま。スムーズさを欠いた場合のモロさはみせたわけだが、間違いなくいい経験になったはず。評価すべきは2走前の走破時計もだが、上がり3Fの35秒5という破格の数字。自らも先行してこれだけの脚を使われては楽勝は当然。本来の発馬ならあっさりまである。

人気どころがほとんど指数下位。唯一◎メイショウパワーズだけが、抜きんでた指数を示している。大荒れの予感大だ。距離、コースは未経験ながらも○ランウェイワルツも前走100を示していれば争覇圏内。▲、☆にも人気薄がズラリと顔を出す。