11R

東海S

15:25発走 / ダ1800m (左) / 天候:晴 / 馬場:良
1回 中京 4日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際)(指) 別定 16頭
本賞金:5300,2100,1300,800,530万円
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ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

丹下日出夫の見解

【王権復活】ニホンピロアワーズは、一昨年のジャパンCを1分48秒8で完勝。2着のワンダーアキュートには3馬身半、まだ完成途上の3歳時とはいえ、さらに半馬身差の3着にはホッコータルマエローマンレジェンドグレープブランデーといった、名だたるダートGI馬を力でネジ伏せた王者。昨年後半は、仕上げに手間取り、見切り発車のJCダートは5か月ぶりのぶっつけ。調教過程を見ても、ギリギリ間に合わせた感じの急仕上げ。さすがにいきなりのGIは、息がもたない。

しかし、断然人気のホッコータルマエに、いち早くプレッシャーをかける形で、4コーナーでは外から先頭をうかがおうかという勢い。直線半ば息切れはしたが、「これがJCD馬だ」--鞍上の酒井の、同馬に対する誇りと信頼感みたいなものは示して見せた。前回の東京大賞典は、隣り枠のローマンレジェンドに気をとられ出遅れ。エキサイト気味に前掛かりとなり、勝負どころの4コーナーで接触する不利。3着に敗れたものの、530キロ台の大型馬とすれば、休み明け二戦目とすれば合格点。パドックで前脚の膝の被り具合を見ると、おっかない気になる馬だが、追い切りもDPコースで10秒台をスパリ。左回り・初コースでも、57キロの別定戦なら実績通りの評価でいい。

二の筆頭にはソリタリーキングを指名。JCダートは、痛恨の出遅れ。スローペースと相まって、消化不良の9着に敗れたものの、歩様はともかく、馬体はピカピカ。二走前の日本テレビ杯はワンダーアキュートのクビ差2着。JBCクラシックは0秒4差の3着。福永の捌き一つでジャンプアップ可能とみた。

グレープブランデーは、昨年の東海Sの覇者。このレース優勝の勢いをもって、フェブラリーS奪取に成功しただけに、陣営も今回は期するところは大。ダラダラと走る右回りと違って、左回りはギアがもうひとつある。しかし、昨年時はJCダート5着(0秒5差)、斤量は57キロ。今年は1秒2からの一気の前進、58キロとなると、「調教に手応え」があったとしても、首位争奪取までは微妙?。

惑星はサトノプリンシパル。昨年6月の御嶽山・1分50秒6は、同開催の古馬OP・ジュライSを0秒1超。この時点でOPの資質は見えていた。ハナを切れないと脆い気性も、前回の東京大賞典は上位3頭に早めに呑み込まれた、根性なしの馬が(笑)、ゴール前、ふたたび盛り返すシーンが印象的だった。

ナムラタイタンは、昨年の東海S2着馬。フェアウェルSを叩いて、一歩前進。斤量も58キロから56キロにかわる。JCダート6着のグランドシチーも、冬場の乾燥ダートなら連下圏内に浮上。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

12

14

15

12通り 各400円

3連単BOX

2

12

14

15

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

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攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

2

7

10

12

15

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

12

相手

2

7

10

15

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

7

相手

2

10

12

15

24通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【逃げ注意】ニホンピロアワーズは叩き3走目の上積み十分で、実績的にも中心視が妥当。グランドシチーは展開次第も仕掛けひとつで首位争いが狙える。ケイアイレオーネは休み明けも仕上がり良好で差し脚に要注意。ソリタリーキングは先行できれば巻き返しが考えられそうだ。グレープブランデーは昨年の覇者だが斤量不利で押さえまで。サトノプリンシパルは単騎逃げ可能で残り目に少々マークしておきたい。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

 フェブラリーSへのステップレースとなるダート重賞。一昨年までの平安Sが、コースを京都から中京へ、同時にレース名も改められてG2戦として生まれ変わりました。左回りの長い直線ということでは、本番のフェブラリーSと同じです。昨年はグレープブランデー東海SフェブラリーSを連覇して、両レースの関連性の深さをリニューアル一回目にして実証しました。今年も好メンバーが揃って、G1に直結する前哨戦として目が離せない一戦になりそうです。

 去年はグレープブランデーが差し切りましたが、長い直線で坂もあるからといって差し馬が有利かというとそんなことはありません。むしろ去年などは人気を集めたグランドシチーハートビートソングは追い込み届かず敗れています。ある程度前に行ける馬でないと軸としての信頼は置きにくいところです。スピード・底力など総合力が問われるという印象で、強い馬が強いレースをできるコースという見立てが正解だと思います。

 ニホンピロアワーズは一昨年のジャパンカップダートの勝ち馬。G1馬が57キロで出走できるのはいかにも有利です。近走も強敵相手に見せ場充分の競馬を続けていますし、叩き3走目で状態もフレッシュ。今回はこれまで実績のない左回りが課題になりますが、能力的に断然の存在ですし、直線の長いコースですから恥ずかしい競馬にはならないでしょう。

 ソリタリーキングは去年のこのレースの4着馬。G1ではいつも苦戦を強いられますが、少し相手が落ちるところならば堅実に走ってくる馬で、上位陣の層が薄い今回はチャンス充分です。グレープブランデーは大型馬の骨折明けで復調に手間取っていますが、前走は窮屈なレースで消化不良だった面もあります。去年快勝したコースに戻っての巻き返しに期待します。

 ケイアイレオーネシリウスSの勝ち馬。脚質面の不器用さはありますが素質は誰もが認めるところです。ただし超のつく大型馬で、間隔が開いた今回は仕上がりが鍵になります。トウショウフリークはオープンの水に慣れて成績が安定してきました。中京ダート1800には良績があって粘り込みに警戒が必要です。グランドシチーは勝ち味の遅さがありますが、56キロで出走できるのは有利です。ナムラタイタンは去年の2着馬で、最近はズブくなったので中距離のほうが安定している印象。

厳選予想 ウマい馬券