【心身ともに健やか】ハートビートソングの前回・ブリリアントCは、発馬で躓き、直線馬群を割ろうかというところで他馬と接触するロス。跳びが大きく、折り合いにも課題を残す馬だけに、こうした小さなアクシデントに巻き込まれやすいタイプではあるが、二週前には自己ベストとなる坂路時計をマーク。珍しいくらい腰や脚元も順調にきている。肉体に窮屈さがなければエキサイトも軽減、折り合いも楽になるハズだ。当面の敵であるブリリアントCの勝者ヴォーグトルネードとは、今度は同斤。ヴォーグは1800m対応も課題になってくるだけに逆転も当然。

ヴォーグがスパイラルコースと距離に後手に回るようなら、サトノプリンシパルが前残り。脚抜きのいい馬場とはいえ、白川郷Sは後続が来るのを待っての、余裕の1分48秒9のレコ勝ちだった。ただ、ブリンカーを装着してくるジョバンニやメイショウコロンボなど、先行争いが激化する可能性も高い。

休養明けになるが東海S3着のマイネルバイカのしぶとさ。好調さならクリノヒマラヤオー。メテオロロジストはパートン騎乗で一発あり。

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【小波乱】サトノプリンシパルの前走はスタートを決めて、コースレコードで逃げ切った。昇級の形になるが、オープンでも好走しており、今回も同舞台なら好勝負になる。末脚が武器のヴォーグトルネードが強敵。距離短縮の1800mがどうかだが、流れひとつで突き抜けていい。クリノヒマラヤオーの前走は力でねじ伏せ、着差以上に強い内容。叩き3走目で良化の余地もある。ハートビートソングはオープン勝ちがあり、地力は上位。グラッツィア、スズカセクレターボ、メイショウコロンボを押さえる。

【小波乱】ハートビートソングの前走は発馬で躓き直線でも不利があった。上積みが大きく馬場状態も合う。クリノヒマラヤオーは地力をつけている。スピード豊かなサトノプリンシパルにも注目したい。

　ヴォーグトルネードは左回りのダートでは抜群の安定感。前走は軽ハンデだったとはいえ、上がり34秒9の脚を使って鮮やかな差し切り。56キロでも引き続き勝ち負けできそう。

　相手は、スンナリ行ければ渋太いサトノプリンシパル、ひと叩きして斤量面でも有利になるハートビートソングが有力だが、クリノヒマラヤオー、タイムズアロー、グレートチャールズ、スズカセクレターボも押さえが必要。