【瞬発力型のマイラー】キリキリとして繊細ではあるが、
アダムスピークは、なるほどラジオNIKKEI杯をスパリと制した
ディープインパクトの仔。
逢坂山特別のパドックで、
アイデンティティーみたいなものを確かめることができたが、返し馬でガツンとスイッチ。1000m通過が59秒3というミドルラップを、エキサイトしながら先陣争い。
普通ならズブズブに沈んでも不思議ではないけれど、0秒4差の6着に我慢できるあたりが資質。才能だけで2000mのラジオNIKKEIを勝ったものの、馬体のラインや瞬発力を思えば、マイル転向に新味いっぱい。ピーキーな気性だけに、中一週が課題となるが、距離短縮の可能性のほうに賭けてみたい。
レッドジゼルは、8か月振りの実戦となった逢坂山を0秒3差。京都マイルにも1分34秒3の戦績はあるが、ポテンシャルそのものはアダムスが上。変に直線勝負に構えすぎるようだと、追い込み届かずのシーンも。
間隙を突いて、
カロッサルが一角崩し。9か月余の長休明けになるが、CWで6F追いを4本消化し、ほぼ勝ち負けの態勢。
阪神マイルに、1分33秒6のテッポウ勝ち・逃げ切り実績のある
ディアマイベイビーには、惑星の資格。