【絶好調】マイルの新春Sを、1分32秒8というHレベル決着を、0秒1差に粘り込んだウイングザムーン。もとより1400mは、京都･中京とコースを問わず連続の1分21秒1。ハンデも55キロ止まりとあれば、ここは決め時だろう。

格･決め手なら、鞍馬S勝ちのマコトナワラタナ。あの上がり32秒6は、鮮烈だった。今なら7Fでもとも思うが、すべてが上手くいかないと、距離克服というのはきかないものだ。

となると、二走前のメイショウヤタロウの1分20秒3。シルクドリーマーの瀬戸内海特別の1分20秒6。ダイナミックガイのチョイ差し。ラーストチカにも前残りの目が出てくる。

　1400m戦には1200mタイプの馬も1600mタイプの馬も出てくるが、どちらかというと距離短縮組のほうが成績では優位である。特に古馬戦・京都芝1400m外回りだと、2000m以上のレースから来るような極端な距離短縮馬が穴をあけることもある。少なくともマイルはこなすくらいのスタミナの余裕は欲しいところだ。

　◎は前走マイル組のダイナミックガイ。3走前、1000万条件時代にこのコースに出走して3着。当時は1400m戦には珍しいスローで、しかもこの馬自身は直線捌くのに手間取った面もあった。昇級緒戦の前走は0.3秒差の5着。1-3番人気が1-3着と崩れず、挑戦者としては食い込む隙が無かった。今回はクラス慣れも含めてもう少しやれるだろう。馬券は安定勢力の○ウイングザムーンと2頭軸を組んで3連複で。これなら◎が3着でも的中に繋がる。

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【伏兵注意】安定感のあるウイングザムーンを支持する。今回は昇級3戦目で7ハロンもベスト。V最有力だ。末脚鋭いマコトナワラタナが相手筆頭。1ハロンの距離延長になるが、ハマれば突き抜けても不思議はない。シルクドリーマーも末脚はいいものがある。メイショウヤタロウはクラス2戦目で変わり身に注意。アグネスウイッシュ、ダイナミックガイ、フレデフォートを押さえる。

【小波乱】メイショウヤタロウはこの距離が合いハンデも良好。距離が短くなりダイナミックガイが粘り込みを図る。前走に続いて外枠を引いたアルティシムス。厳しい条件だが今回の距離なら持ち味が出る。

ハンデ戦でもあり、波乱の要素はタップリ。

狙ってみたいのはラーストチカ。京都芝1400mは2戦2勝の得意の舞台。攻めの動きが一段と良くなってデキも更に上向き。昇級戦で相手は強くなるが、52Kで今の充実ぶりなら上位争い可能。

ウイングザムーンは体質がしっかりしてコンスタントに使えるようになったし、昇級後も安定した内容。ベストの1400mならこの馬もチャンス十分。

メイショウヤタロウは雨の影響(土曜日の夜に雨の予報あり)が気になるが、良馬場でこの距離ならこのクラスでも十分通用。

前走でメド立ったダイナミックガイ、スンナリ先行できた時のデンファレ、仕上りいいシルクドリーマー、今週の動きが良かったアグネスウイッシュまで押さえたい。

マコトナワラタナはここなら実績ナンバーワンだが、距離、ハンデ、展開と不安要素も多く、敢えて外してみたい。