3週連続GIが終わった京都開催のオーラスを飾るス
プリント重賞。短距離路線の流れでは、ス
プリンターズ以来初めての芝1200m重賞ということになります。翌年の短距離路線の出発点とも考えられるレースです。
1.次代を担う若きエース候補を買うレース
一昨年の勝ち馬は
ハクサンムーン、その前年が
ロードカナロア。いずれも3歳でこのレースを制し、翌年以降の快進撃の足がかりとしています。GIの負け組や上がり馬が入り乱れるメンバー構成になりますが、勝ち馬は前走1着など、勢いのある組から出るのが通例です。
2.上り坂ス
プリントで内枠・先行有利
京都芝1200mは、スタート直後に上り坂があるため、前半のペースが上がりにくい傾向があります。狙うべきは、内枠から器用に立ち回れる馬、上り坂に負けない確実な先行スピードを持っている馬。
3.
スプリンターズS好走馬は不振の傾向
今年は新潟開催だったので例外かもしれませんが、基本的にスタミナ勝負になる
スプリンターズSとは適性的な関連性は薄いレースです。そのわりにGI帰りということで人気もついてきますから、馬券的には美味しい選択とはいえません。
ニザエモンは6歳ですが体質面で弱さがあって、順調に使われるようになったのが昨年から。今春以降4戦3勝の快進撃であっという間にオープンに駆け上がってきました。早くから素質を嘱望されたスピード馬がようやく本物になった印象です。京都芝1200mにも勝ち鞍があり、スピード重視・鮮度重視という本稿の方針にも合致しています。
アンバルブライベンは前走オープン特別を完勝のスピード馬で、当コースにも勝ち鞍があります。
スマートオリオン、
ワキノブレイブは4歳馬で今年になって2勝。次代のエース候補として、若さと勢いに要注目。以下、重賞実績豊富な
エピセアローム、
レッドオーヴァル、
ローブティサージュ。