過去10年の
フィリーズレビュー優勝馬10頭のうち、5頭に共通するのが「併用系統」の調教タイプ。阪神芝1400mといえば、坂路調教馬に適性が高いというのが、調教Gメン開始当初の傾向でしたが、近年は併用調教が圧倒的に有利。実は、
フィリーズレビュー以外の阪神芝1400mにもその傾向が強く、特に春開催に行われるレースは顕著です。
16頭の出走馬のうち、併用系統に該当したのは、◎
ホッコーサラスターしかいません。そして、買い材料はまだまだあります。最終追い切りは栗東坂路でラスト1Fが最速になる加速ラップ追い切り。過去5走で3回、上がり最速をマークするくらいの切れ者。この脚を使える裏付けとなる加速ラップの追い切りを見せてくれています。
対抗以下の評価は「最終追い切り栗東坂路」の時計。まずは、4F時計の最速馬。過去10年で[1-2-3-4]で複勝回収率403%。これに該当する○
リアルヴィーナスはラスト1Fがかなり減速しましたが、とにかく4Fのスピードを評価。
▲
ベルカントは最終追い切り栗東坂路の1Fが最速。正確には「最速タイ」ですが、数字が並んだ場合は4F時計が速いものを上位とすると、
ベルカントになります。過去10年でこれに該当した馬の成績は[0-2-4-4]で、複勝回収率264%。1着はないかも知れませんが、3番手という意味合いで▲とさせていただきました。
△
エスメラルディーナは美浦所属馬ですが、美浦坂路で4F時計も1Fラップも優秀。△
ダンスアミーガは前走が阪神芝1400mでメンバー最速上がり、それでいて、ラスト1F最速ラップですから、もちろん評価。
△
ホウライアキコは1週前追い切りがCコースでなかったので減点評価の押さえ。△
アドマイヤビジンも近5走に上がり最速があり、ラスト1F最速ラップ。☆
ヤマノフェアリーは前走が大幅に輸送時間を要しての勝利だけに、目に見えない疲れがないとも思えずこの評価にしましたが、追い切りの動きは抜群でした。
1.
ベルカント
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路
2.
ダンスアミーガ
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準坂路
3.
マイネヴァリエンテ
今回:標準少め坂路
前回:標準坂路
4.
アキノクリンチ
今回:連闘
前回:一杯平均坂路
5.
ノーブルサイレンス
今回:乗込坂路
前回:乗込坂路
6.
シュシュブリーズ
今回:標準トラック
前回:標準トラック
7.
ホウライアキコ
今回:標準坂路
前回:標準坂路主体
8.
フクノドリーム
今回:馬ナリ平均トラック
前回:軽目トラック
9.
グランシェリー
今回:馬ナリ平均坂路
前回:乗込坂路
10.
ヤマノフェアリー
今回:標準坂路
前回:馬ナリ平均坂路
11.
ホッコーサラスター
今回:馬ナリ平均坂路主体
前回:馬ナリ平均坂路
12.
ニホンピロアンバー
今回:標準少めトラック
前回:標準トラック
13.
リアルヴィーナス
今回:一杯平均坂路
前回:馬ナリ平均坂路
14.
エスメラルディーナ
今回:標準坂路
前回:標準坂路
15.
レムミラス
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路
16.
アドマイヤビジン
今回:標準坂路
前回:標準坂路