※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
古馬牝馬の重賞はマイル近辺の距離で行われるのが普通で、芝2000m以上で行われるのは、
エリザベス女王杯を除けば
愛知杯とこの
マーメイドSだけ。一連の牝馬重賞とはかなり異なる趣があるレースです。具体的には、牝馬限定戦にありがちな上がり勝負ではなく、スタミナが要求されるのが特色で、去年の
マルセリーナを筆頭として重いハンデを背負った実績馬の好走が目立ちます。
ここは人気でも
フーラブライドの中心は動かせません。ここまで牝馬重賞を2勝、牡馬を相手にした
日経新春杯でも崩れなかったスタミナ自慢です。高速馬場の
ヴィクトリアマイルではなにもできずに大敗しましたが、調子を崩したわけではないので適条件に戻る今回は巻き返しが容易でしょう。
アイスフォーリスは勝ち味に遅い馬で、1000万条件を勝ち上がるのに丸一年を要しましたが、かつては
オークスで3着した経験がある実力馬です。格上挑戦と言ってもハンデ戦のここなら充分通用する余地があります。
シャトーブランシュは26キロ体重が増えていた前走の
都大路Sで4着と見せ場充分でした。重馬場の
ローズSで2着した実績があり、馬場が渋るようならチャンスが広がります。
ディアデラマドレは半年ぶりだった
パールSで小差の2着ですから、さすがに力があります。ただし、この馬は母の
ディアデラノビア譲りの瞬発力を武器にしているので、タフな阪神芝2000に替わるのは歓迎ではありません。
ブリッジクライムは夏場に調子を上げる馬で、ここ2走が5着・4着と来ていてそろそろ狙い目。
サトノジュピターは
福島牝馬Sが思わぬ大敗でしたが、慣れない輸送が堪えた様子です。あれが実力とは思えず、巻き返しに期待します。
フロアクラフトはここ2走は見せ場がありませんが、500キロを超すパワフルな大型馬なので、阪神の内回りに替わって見直す余地があります。