【旗手を鮮明に】
グラブザフラッグの破壊力に注目。2歳7月期の1400ダートという新馬は、サンプル数が少なく、1分26秒6という時計の価値を説明し辛い。しかし、レースの上がりを2秒6も上回る、上がり36秒9で中京の坂を直線一気。父タピットは、米国ダートシーンを席巻。ふと見れば母は、米国に残してきた
ファレノプシスの仔(
キズナの姉)。ダート・OP出世の素養があちこちに散らばっている。
逆転があれば
ワンダフルラスター。見るからに馬体を持て余し気味の造りながら、初陣の上がり2Fのラップは12秒3―12秒2。コース経験の利もあれば、時計更新の余地も残している。
キャプテンシップも好調教連発。
ノブワイルドの58秒6も驚異的ではあるが、初の坂・1400m延長に死角を抱えている。上位馬が脆さを露呈するようなら、強敵相手にキャリアを積んできた
ラブミークンにも一角崩しの権利。