【お薦め度C】

14番　リックムファサ
これまで芝経験は僅かに一度のみ。現級のこの函館で0.1秒差・<4>着。斤量利のあるハンデ戦でしたが、メンバー中最速の上がり(34.4秒)を繰り出しており中身も濃いものでした。今年は定量戦ではありますが、適性の高さが分かっていての人気薄だけに注目する価値はあります。

◎(お薦め度C)1000円・(お薦め度B)3000円・(お薦め度A)10000円を資金として、明快かつ儲ける競馬にこだわります。

　1回函館5日目に行われたＴＶｈ杯。このNo.1予想でも取り上げたレースでしたが、その時に題材としたのが、函館SS。当時の本文を再掲すると

1着ティーハーフ／標準坂路主体(4番人気)
2着アースソニック／標準併用(14番人気)
3着レンイングランド／標準併用(12番人気)

　昨年から函館芝1200mは中間に栗東坂路を併用している馬の好走が目立っていましたが、それが顕著に表れたのが、このレースでした。先月は4日目9Rで標準トラック主体のメイショウアズミノが単勝710円での勝利。こちらも栗東坂路を併用している馬だったので、追い切り本数が標準以上の併用系統はかなりの確率で好走しています。

　これでキョウエイバサラを◎に選択したのですが、勝ったのは、中間に美浦坂路を併用していたウキヨノカゼ。ＴＶｈ杯で2頭しか出走していない併用系統の1頭だったので、もちろん△は打っていましたが、10番人気で単勝3690円の配当なら栗東坂路にこだわる必要もなかったかと少し後悔した記憶が蘇ります。

　このレースでの併用系統は3頭。そして、美浦坂路で追い切ってからの函館競馬場入厩が1頭。これまでの好走パターンは併用系統なのですが、ウキヨノカゼの美浦坂路の好走を考えると、△リックムファサは押さえておきます。

　そして、◎はシンデレラボーイ。7月15日に栗東坂路で追い切ってネオウィズダムに先着、7月22日の函館Wでは追走した併せ馬にきっちり先着しました。1600万下なら追い切り本数が少なめであることも気になりませんし、むしろ、最終追い切りを函館Wできれいな加速ラップを踏めたことを評価します。

1.シンデレラボーイ
今回：標準少め併用
前回：馬ナリ平均坂路

2.オメガヴェンデッタ
今回：標準坂路主体
前回：馬ナリ平均坂路

3.ストロングロビン
今回：標準少めトラック主体
前回：標準多め坂路主体

4.スリーカーニバル
今回：乗込トラック
前回：乗込トラック

5.アブマーシュ
今回：馬ナリ平均トラック
前回：馬ナリ平均トラック

6.ラヴァーズポイント
今回：馬ナリ平均トラック
前回：馬ナリ平均トラック

7.ブルーストーン
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準少めトラック

8.フクノドリーム
今回：急仕上げトラック
前回：軽目トラック

9.ユキノアイオロス
今回：馬ナリ平均トラック
前回：馬ナリ平均トラック

10.ヤマニンプチガトー
今回：乗込トラック
前回：標準トラック

11.エポワス
今回：馬ナリ平均トラック
前回：馬ナリ平均坂路

12.ヤマノレオ
今回：標準多めトラック
前回：急仕上げトラック

13.ワールンガ
今回：乗込トラック
前回：標準少めトラック

14.リックムファサ
今回：馬ナリ平均坂路
前回：標準坂路

15.キョウエイバサラ
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準併用

16.ベストルーラー
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準少めトラック

【格上主力】オメガヴェンデッタの上昇度に注目。脚部不安に泣き幾度かの休養をはさみ、脚元にやさしいダートを走ったこともあったが、スローに恵まれたとはいえG?の京王杯SCを0秒1差の3着。1200mは確かに初めてだが、横山典も前走で癖は手の内に入った。ダート適性もあるだけに、むしろ洋芝も歓迎だろう。

ＴＶｈ杯から１キロ増になるが、エポワスは、函館は〔１２００〕と高値安定。

同レース４着のラヴァーズポイントは、昇級二度目で、三浦も仕掛けのリズムをたぶん変えてくる。

同３着のブルーストーン。

乱ペースになれば、ゴール前ユキノアイオロスが強襲。

９歳馬ストロングロビンの連絡みには、なんだか泣ける？

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【差し注意】混戦だが、現級で善戦続くエポワスを中心視。ベストルーラーは叩き2走目で再度の芝なら前進が見込める。スリーカーニバルは昇級戦だが差し脚堅実で単穴にマーク。オメガヴェンデッタは初距離だが差し脚非凡で一発に注意したい。ユキノアイオロス、ストロングロビンも展開ひとつで上位まで。

比較的ラクに番手をキープし直線へ。ゴール前では一旦先頭に立つシーン。京王杯スプリングCのオメガヴェンデッタは見所十分のレースぶりだった。東京から場所が替わり、今回は函館。先行力があるタイプだけに、まずマイナス材料にはならないだろう。そして鞍上も前回と同じ横山典騎手。降級しての自己条件戦なら負けられない。

エポワスのTVh杯は、レースの前半3ハロンが34秒2。準OPの1200M戦にしては遅く、流れに乗り切れなかった印象。それでも崩れないだけにやはり力がある。相手本線。

ベストルーラーは500kg前後で出走する大型馬。前走が久々だけに、1度使った事での上積みは大きそう。3番手評価とした。

京王杯3着の良績が示す通り準オープンなら地力で勝る2オメガヴェンデッタが中心。距離短縮は許容範囲で気分よく進めれば差し切れる。次位は函館は得意で上がり目がある11エポワス。▲は短距離で差し脚が生きる1シンデレラボーイだ。