11R

函館2歳S

15:25発走 / 芝1200m (右 B) / 天候:曇 / 馬場:稍
2回 函館 6日目 サラ系2歳 オープン       (国際)(特指) 馬齢 16頭
本賞金:3000,1200,750,450,300万円
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 望田潤の予想

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予想印
4メジェルダ(2人気)
14オデュッセウス(5人気)
11メジャータイフーン(3人気)
9ブランボヌール(1人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

4

1点 4000円

馬連流し

4

相手

9

11

14

3通り 各2000円

望田潤の見解

 メジェルダの母母メジェールは短距離で5勝、母メリュジーヌもダ短距離で3勝、この牝系の影響が強い体型で、前走は好時計で3馬身ちぎる楽勝だった。

 ディープインパクト×フレンチデピュティは26頭出走で16頭が勝ち上がりと高アベレージで、しかもショウナンパンドラカミノタサハラウリウリアヴニールマルシェなどオープン級も出ており、また芝良の連対率が33.5%なのに対し重不は[4.5.1.6]連対率56.3%と道悪が上手な馬が多い。

 アユサンと同じ「ディープ×ストームキャット×エイトサーティ」という黄金配合形でもあり、桜花賞路線を賑わせる素質馬とみているので、ベストは1400mだろうがここでも道悪を克服して勝ち負けの期待をかけたい。

 土曜の競馬を観ているかぎりでは脚をとられたりノメッたりするような極悪馬場ではないので、素質とスピード重視で印を振ってみた。

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

4

-

11

1点 3000円

馬連流し

4

相手

3

9

14

3通り 各2000円

馬連流し

4

相手

1

2

2通り 各500円

山崎エリカの見解

 NO.1予想の『今週の見どころ』コラムでは、函館2歳Sといえば、キャリアが豊富な馬が優勢のレースであることを説明しました。競走馬はデビューしてから5戦目くらいまでは上昇曲線を描く傾向があり、経験によって次走の指数を上昇させる傾向があるからです。総体的に新馬戦よりも未勝利戦のほうが指数が高く、当然、函館2歳Sではもうワンランク上の能力が要求されます。

 確かに、このレースでは多くの1戦1勝馬が勝利していますが、それは一昨年のこのレースの勝ち馬クリスマスのように、新馬戦で圧倒的な勝ち方をした、いわゆる“性能が違う”タイプが多いです。しかし、今年は新馬戦をクリスマス級の強い勝ち方をした馬はおらず、ほぼ横一線の能力関係です。

 となれば、当然、今年はキャリアの豊富な馬優勢で、◎には今回がデビュー3戦目となるメジェルダを推します。本当は、デビューしてからの2戦ともにメンバー中最速の上がり3Fをマークしている、差し馬シャドウアプローチを本命にしたかったのですが、抽選で除外になってしまったので、残る今回がデビュー3戦組の1頭のこちらを本命にしました。(コスモフレンチはやや指数不足)

 メジェルダは、当初、ハイペースの2番手追走から、今回1番人気の勝ち馬ブランボヌールのクビ差2着に粘った点、前走逃げて圧勝した点は褒められるのですが、連続開催の函館最終週に行われるこのレースで前につけるのはマイナス材料と見ていました。

 しかし、本日、土曜日の函館芝1200m戦は、内枠の馬の活躍が目立っていたこと、例年と比べると前走逃げ切り勝ちした馬が少ないことを考えると、時計自体は掛かっていても、外から一気が決まる可能性は低そうです。

 今回の函館2歳Sは、どうしても逃げなければならないような玉砕型の逃げ馬はおらず、1200m戦のわりにはペースが上がりそうにありません。そうなると、逃げ、先行タイプ、もしくは内枠の馬が有利となりそうな気配です。よって今回はキャリア3戦目で内枠を引き、自在性もあって、PP指数も高いということでメジェルダに賭けることにしました。

 ○はスローペースの芝1200mの新馬戦を好位で進め、直線を向くとあっという間に突き抜けて4馬身差の快勝を収めたメジャータイフーン。新馬戦のタイム自体は平凡なのですが、直線での脚から非凡なものを感じ取ることが出来ました。将来性はかなりある馬でしょう。前走で全力を出し切った感もなく、順当に上積みが見込めそうです。今回の課題は前走からのレースのペースアップに対応できるかという点でしょう。

 ▲は今回の出走メンバーのなかで前走のテンの速力が一番速いオデュッセウス。前記したように今年の函館2歳Sの出走馬は、例年ほどガリガリ行くタイプが見当たらず、前に行く馬でも十分息が入れられそうです。となれば単騎逃げがすんなり打てそうなこの馬の粘りには警戒が必要でしょう。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

1

3

4

8

9

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

9

相手

1

3

4

8

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

11

相手

1

3

4

8

9

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【あのコンビ】オデュッセウスは、函館の洋芝に高い実績と適性を示すファルブラヴの息子。開幕週の芝だけに時計の出やすいコンディションではあったが、新馬戦の1分10秒0という走破タイムは1-2回函館の文句なしのNo.1。上がり3ハロンもすべて11秒台をマーク、余力を残してフィニッシュしている。岩田から吉田隼へとスイッチしたが、乗り替りはたぶん早々に承知。二週前から追い切りに跨り出走態勢は万全だ。

当面の敵は、その岩田がチョイスしたブランボヌール。道中行き脚を促しながらの初陣だったが、鋭くインを突いて追いあいを制したように、我慢強さと勝負強さが光った。1分10秒5というタイムも稍重だけに評価していい。スケールならメジャータイフーン。レース運びに遊びも多く、デビュー戦の時計は1分11秒4と平凡ながら、34秒5の加速ラップは鮮烈だ。

メジェルダは新馬戦2着後、1分10秒2に時計を更新。完成度が高く、スピードの乗りがいい。福島と函館では芝コンディションやコース形態が異なるものの、ラッキーボックスの1分9秒3という時計と前後半のラップ内容は秀逸。北海道競馬2戦2勝馬ラプレシオーサリンダリンダも連下で注目。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

予想印
9ブランボヌール(1人気)
5ドナルチア(7人気)
6ヒルダ(10人気)
2コスモフレンチ(13人気)
11メジャータイフーン(3人気)
14オデュッセウス(5人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

9

相手

2

5

6

11

14

5通り 各2000円

須田鷹雄の見解

 函館2歳Sにおけるポジティヴファクターを多く持つ、◎ブランボヌールから入る。

 まずは関西馬であること。滞在の函館だが、過去の成績を振り返るとやはり関西馬のほうが優勢。もともとの素材レベルに違いがあるのではと考える。

 2つめは、芝1200mの新馬を勝ってきたこと。該当馬はたくさんいるが、芝1000m組やダート組、未勝利組などはグループとしての成績が奮わない。

 3つめは、控える競馬で勝ってきていること。これはけっこう重要な要素で、逃げて押し切ってきた馬はここで揉まれることで人気を裏切るケースがある。頭数は違うが、道中3-4番手から勝ってきたというのはプラスだ。

 最後に鞍上が岩田騎手であること。函館芝1200mにおける岩田騎手は穴はあまりあけないのだが、人気サイドの馬はきっちり持ってくる。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

予想印
15タイニーダンサー(12人気)
8リンダリンダ(8人気)
1ラプレシオーサ(11人気)
3ラッキーボックス(4人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

3

8

15

12通り 各400円

3連単BOX

1

3

8

15

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

攻めの予想 netkeibaローカル本紙の予想

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netkeibaローカル本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

4

5

8

11

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

14

相手

4

5

8

11

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

11

相手

4

5

8

12

14

30通り 各100円

netkeibaローカル本紙の見解

【波乱含み】馬場状態がカギとなるが、ブランボヌールはパワーも備えるタイプで中心に指名。オデュッセウスは今回もスピードがいかせるとみて対抗に据える。メジャータイフーンも素質的に互角の存在。マコトルーメンは上積み微妙も初戦の差し脚再現なら好勝負が期待できる。ドナルチアは小柄だが素質非凡で要注意。メジェルダも流れひとつで上位争いが可能だ。穴は芝向きの相があるリンダリンダ

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

11

相手

3

4

5

9

14

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

11

相手

3

4

5

9

14

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎メジャータイフーンは「ダイワメジャー×ファスリエフ」という組み合わせ。勝ち時計は1分11秒4と平凡だが、前半のペースが遅く、ゴール前は持ったままだったのでまだまだ時計は詰められる。後続には4馬身差をつけており内容的には文句なしだった。

 母マザイはアイルランドからの輸入馬で、エイシンフラッシュ(日本ダービー天皇賞・秋)の半姉にあたる良血。母の父ファスリエフは「ヌレイエフ×ミスタープロスペクター」で、エイシンフラッシュの2代父キングマンボは「ミスタープロスペクター×ヌレイエフ」という逆配合。したがって、マザイエイシンフラッシュは半きょうだい以上に血統構成が近い。

 ファスリエフはダート短距離を得意とする筋肉量が豊富なパワー型種牡馬。その影響か、本馬は470kgと牝馬にしては大柄で、掻き込みの強いパワフルなフットワークをしている。したがって、初戦の良馬場よりも雨を吸って時計のかかる今回のほうがフィットする可能性が高い。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

予想印
7アルマククナ(9人気)
14オデュッセウス(5人気)
4メジェルダ(2人気)
6ヒルダ(10人気)
9ブランボヌール(1人気)
11メジャータイフーン(3人気)

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 函館シリーズの締めくくり、世代最初の2歳重賞。かつては時計が掛かる決着になることが通例でしたが、昨年から開催が短縮されたことによって、馬場が良好な状態のまま最終週を迎えるようになりました。函館2歳Sもここ数年は1分10秒前後の速い時計での決着が続いています。

 必然的に、将来性というよりも現時点でいかに速い時計で走破できるか、つまり早熟性とスプリント性能が問われるようになっています。また、2歳戦のスケジュール変更にともなって2歳馬の仕上げが全般的に早くなっていることも高速化の背景として見逃せません。

1.上がり3F-1位が能力の証

 近4年間の連対馬8頭のうち7頭までが、前走での上がり3Fの数字がメンバー中1位でした。この時期の1200戦において上がり3Fの数字は、どれだけ余力を残しているかの証明のようなもので、重く見るべきです。昨年1番人気で4着に敗れたマイネルエスパスは、新馬を圧勝しながら上がり3Fは3位。一昨年2番人気で4着に敗れたオールパーパスも、新馬初戦の上がり3Fは3位でした。

2.未勝利勝ち馬が穴を開ける

 新馬を負けて未勝利を勝って来た馬が、ここ4年間で3頭連対(2着)しています。人気はそれぞれ5、9、11番人気。すんなりした流れになる新馬戦と違って、多頭数の激戦になる重賞ではキャリアの差が物を言います。かつてのステップ競走ラベンダー賞が廃止されたので、未勝利戦をステップにする馬がキャリア面で相対的に有利になった、という側面はありそうです。

3.サンデーサイレンス系が不振

 過去10年でサンデーサイレンス系の馬が馬券圏内に入ったのは、札幌開催の2009年をのぞけば2013年3着のトーセンシルエットがいるだけ。サンデー系の馬にとってはひとつの鬼門となっているレースです。今年はサンデー系の有力馬が例年になく多くなりそうで、これまでのデータを打ち破ることができるか注目されます。

 アルマククナは前走が芝1000mでの新馬勝ち。一番速いスタートを切りながらいったん3番手に控えて、上がり3Fは最速タイをマークしての完勝でした。芝1000mの新馬勝ちから函館2歳Sで馬券圏内に入った馬は、最近5年間で2頭いますが、いずれも「控える競馬」「上がり最速」をクリアーしていました。今回は有力馬の多くが差しタイプという組み合わせですが、高速決着を想定するならば、スピード豊富な馬から入るのがセオリー。初戦で高いスプリント性能を示したこの馬を中心視したいと思います。

 シャドウアプローチはスタートが一息のため外を回る形になって初戦を取りこぼしましたが、続く未勝利戦は完勝。2戦とも上がり3Fは最速をマークしているように、安定したレースぶりは信頼感があります。そのシャドウアプローチを初戦で降したのがオデュッセウス。函館芝1200mの持ち時計はメンバー中最速です。前走の上がりが最速でなかったぶん割り引きますが、すんなりハナなら前走の再現も。

 メジェルダは新馬戦を惜敗したものの2戦目を完勝。安定したダッシュ力の持ち主で、時計がかかる後半開催ということを考えれば持ち時計も優秀です。そのメジェルダを新馬戦で負かしたブランボヌールは器用な立ち回りが持ち味。ペースが緩むようなら切れ味が活きそうです。

 ヒルダの初戦はペースが遅く勝ちタイムこそ平凡ですが、その後3・5着馬が勝ち上がっています。好メンバー相手の完勝ですから、能力の高さは疑う余地がありません。時計短縮に対応できれば。メジャータイフーンは母の半弟がエイシンフラッシュという良血馬。距離はもっと延びたほうが良さそうですが、初戦は2着に4馬身差の圧勝でしたから、素質の高さはここでも軽視できません。

 川島康孝の予想

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予想印
9ブランボヌール(1人気)
12マコトルーメン(6人気)
4メジェルダ(2人気)
6ヒルダ(10人気)
7アルマククナ(9人気)
10ペイシャオトメ(16人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

4

6

7

10

12

10通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

12

相手

4

6

7

10

24通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

4

相手

6

7

10

12

24通り 各100円

川島康孝の見解

雨で稍重発表、少し時計を要す馬場状態。それを考慮すれば、ブランボヌールがデビュー戦でマークした1分10秒5は優秀なもの。2着メジェルダも、次走は完勝と言える内容での勝利、当日の古馬500万の勝ちタイムが1分10秒3。この事からも中身が濃いことが分かる。少し前半は追走に苦労していたが、この点も1度レースを使った事でだいぶ変わってくるはず。

父ディープインパクトの良血で素質は十分。母の父サクラバクシンオーからスプリンターの適性。母ルシュクルも現役時代に、札幌と函館の芝1200M戦で計3勝。重賞制覇の公算は大とみた。

相手本線はマコトルーメン。こちらも当日の馬場を考えれば、走破タイムの1分11秒4は悪くない。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

9

相手

3

5

7

11

12

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

12

相手

3

5

7

11

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

9

2着

11

相手

3

5

7

12

14

30通り 各100円

田沼亨の見解

上昇度という点から主役に抜擢したいのが9ブランボヌールだ!実戦を経験して大幅にパワーアップ。2週連続の併せ馬から臨戦態勢は万全だ。能力の高さから重賞Vは可能だろう。次位は12マコトルーメン。末脚は強烈で能力は高い。▲はデビュー戦で楽勝した11メジャータイフーン。スピードは非凡だ。

厳選予想 ウマい馬券