【博打馬】
ミナレットはGIの
ヴィクトリアマイルを、手一杯に粘って3着。「いやあれは、人気薄だからこその無欲の逃げ」という人もいるが、東京マイルのGIを1分32秒2で走破した事実は確か。前半1000mが56秒9-1400m通過・1分19秒7というタフな逃げは、近い将来実を結ぶ。ま、前走のパラダイスSは、当然他馬の目標にもなったし、ゴール前ヨレ気味になったのは、GI明けのストレスもあったか。それでも3着に、内心江田もにんまり(笑)。福島なら1800mも守備範囲、最終週だからこそ逃げ馬は、大博打がうてる。
インパルスヒーローは、パラダイスSはブービー負け。典型的なスローでは、ああいう弱虫の負け方もするが、逆に一変も十分。
ヒストリカルも、やや時計のかかる阪神の1800mを滅法得意としている。福島1800mにもピタリと当てはまるのではないかという算段の上に立っての意欲の遠征。
開催末期の差し馬場を狙ってきた
マックスドリーム。斤量や馬場コンディションは大きく変わるが、
マデイラの
七夕賞・1分58秒5という記録も連下には評価。昨年とは勢いは違うが、昨年の2着馬
アロマカフェは、短期放牧をはさみ鞍上に内田を配してきた。