【好調続く】
ピオネロは、2歳8月の
札幌2歳S4着を筆頭に、
京成杯、
共同通信杯、
青葉賞で掲示板にくい込んだ好素材。クラシックを激闘し、その疲れが抜けきれず、1000万条件を脱するのに手間取った時期もあったが、休み明けの
湘南Sを1分33秒4で2着した後、
むらさき賞を1分45秒8で準オープン勝ち。上がり33秒9の末脚を駆使し、力強く馬群を割って出てきた。馬体の造りも、使い込めばまだもうひと張りが望めそうな緩さを残していたし、57キロでも現級で2着連対という実績を残している。
逆転があれば
セキショウ。スンナリ先手が条件になる、やや気分屋な先行馬だけに、前走のような思わぬ大敗もあるが、新潟は5戦して馬券圏内が4回。タフな東京の1800mにも1分45秒台の質の高い走破タイムを有している。
シャドウダンサーは、二走前の
湾岸Sで現級勝ち。ポテンシャルも実績も上位に数えられるものの、
ジューンSは12着と精彩を欠いた。原因は馬体減か、それとも左回りにあるのか。もう一戦見極める必要がある。
ダイワリベラルも、
松島特別の走破タイムと勝ちっぷりは鮮やかだったが、使える脚は一瞬。新潟は微妙に直線が長いかもしれない。55キロのハンデなら、
タイセイドリームは、
むらさき賞2着の再現も十分。
シャドウウィザードは54キロを生かして直線勝負。