10R

日本ダービー

15:40発走 / 芝2400m (左 C) / 天候:晴 / 馬場:良
2回 東京 12日目 サラ系3歳 オープン       (国際) 牡・牝(指) 定量 18頭
本賞金:20000,8000,5000,3000,2000万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

img_yoso

予想印
11サトノクラウン(3人気)
14ドゥラメンテ(1人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

11

1点 4000円

馬連

11

-

14

1点 3000円

ワイド

11

-

14

1点 3000円

望田潤の見解

 サトノクラウンは母が強力な父母相似配合で、そこにアウトブリードのマージュが配された緊張と緩和のリズムが良い好配合。

 母父ロッシーニはイルーシヴクオリティ(ショウナンアデラの母父)の弟で、この兄弟が母系に入って成功している根拠といえる母タッチオブグレートネスの名血を、ラストタイクーンやヴェットーリを使って密に増幅しているのも見事だ。

 たとえばサトノクラウンを父に置いて、ドゥラメンテリアルスティールを母に置いて架空の5代血統表をつくってみると、どちらも実に好配合になるので驚かされるが、同世代の良血馬との配合が決まりやすいというのはサトノクラウンの種牡馬としての大きな魅力で、そのあたりまで踏まえた血統屋の目線でいうと、今年のダービーを勝つべき血統はサトノクラウンではないかという、オカルトと言われるかもしれないがそんな◎を打ってみたくなった。

 もちろん他にも根拠はあって、ナスキロ柔い体質としなやかなストライドは東京向きで、この馬が最も“ハッとする脚”を使ったのは中山の弥生賞ではなく東京の東スポ杯だし、だから当初から皐月賞で凡走してもダービーで見直すつもりで構えていた。

 そして東京でナスキロ柔い馬に乗せたらルメールは名人で、テン乗りの皐月賞は名人にしては下手に乗ってしまったものの、名人が同じ失敗を繰り返すとは思えないから、あれぐらい乗り損ねたら却って次は◎を打ちやすい。

 ドゥラメンテはダービーを獲るために生まれてきたような血統背景で、叔父のルーラーシップより配合は上だとほめてきたし、もちろん東京向きだと思うが、サトノクラウンのこの好配合とルメールの手腕をもってすれば、ひと泡吹かせることも十分可能だと思っている。

 井内利彰の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

13

1点 3200円

3連単1着流し
1着

13

相手

2

4

5

6

8

10

11

14

56通り 各100円

3連単1着流し
1着

13

相手

10

11

14

6通り 各200円

井内利彰の見解

 今年の日本ダービーティルナノーグ、そう決めていたことが遠い昔のように思えます。キズナの時に味わった快感を再び、と思いましたが、そう甘くないのが、ダービーというレースなのでしょう。そのティルナノーグに見切りをつけざるをえなかったレースが共同通信杯。いい手応えで直線を向いたと思いましたが、弾けなかったあたりに現状での能力の底を見ました。逆にキャリア1戦にも関わらず、素晴らしいレース内容で完勝したのが◎リアルスティール。この時点で「今年のダービーはこの馬かな」とうっすらイメージするようになりました。

 ここ2戦は勝てていませんが、それは私にとって大きな問題ではありません。本命を打つか打たないかは最終追い切りの内容次第。それが「栗東坂路でラスト1Fが最速ラップ」という内容。日刊スポーツ特集号にも記しましたが、過去10年の日本ダービーにおいて、単勝3番人気以内に支持された馬がこの調教パターンに該当すると、6頭中4頭が優勝。勝率は67%で、もちろん前記キズナも該当していました。

 リアルスティールの最終追いは、14.8秒→14.1秒→13.3秒→12.4秒というきれいな加速ラップ。3F目が12秒台でなかった点は共同通信杯と違っていますが、持ったままの手応えで相手を追い抜いていくという内容は当時と同じ。1週前にCW、最終追い切りに坂路というパターンを崩さずに仕上げてきた点から、最高の状態で出走できると見てよいでしょう。

 近3年、最終追い切り場所が南Wだった馬が毎年馬券に絡んでいます。これに該当して、2番手に抜擢したのが○ミュゼエイリアン皐月賞のレース内容から、このメンバーでも十分に通用するところを見せましたし、毎日杯優勝馬のダービー好走は昔からのトレンド。中間、そして最終追い切りは自身の好走調教にも該当しており、馬券圏内に入る可能性は十分にあります。

 ▲ドゥラメンテ、☆サトノクラウン堀宣行厩舎2頭は中間、最終を含めた調教内容に不安な点はありません。強いて気になるところを挙げるとすれば、最終追い切りが3頭併せだった点。単走が勝負調教の厩舎だけに、これがオーバーワークにならなければといったところ。

 △タンタアレグリアは最終追い切りの動きが微妙ですが、追い切り内容は併用ですし、最終追い切りは南W。近年の人気薄好走の調教内容には合致。△ダノンメジャーは最終追い切りで素晴らしい動き。普段の調教をCWで行っている効果が出れば、折り合いの進境もあるはず。△ポルトドートウィユは追い切り本数などにケチをつける要素はないのですが、最終追い切りの併せ遅れが気になります。△ベルラップは前走後も緩めることなく追い切り本数をこなしており、最終追い切りは坂路でラスト1Fが最速ラップ。激走しても不思議ない調教内容。

 最後に印をつけたのが△グァンチャーレ。前走NHKマイルは明らかな急仕上げでしたが、今回はいつものパターンで仕上げてきました。坂路での動きは抜群ですし、無欲の騎乗なら末脚は上位人気とヒケをとらないはず。

1.サトノラーゼン
今回:馬ナリ平均併用
前回:馬ナリ平均併用

2.タンタアレグリア
今回:標準併用
前回:標準坂路

3.コメート
今回:標準坂路
前回:標準坂路

4.グァンチャーレ
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路主体

5.ダノンメジャー
今回:馬ナリ平均坂路
前回:標準坂路

6.ポルトドートウィユ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

7.レーヴミストラル
今回:標準トラック
前回:標準トラック

8.ベルラップ
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路

9.コスモナインボール
今回:標準トラック
前回:標準併用

10.ミュゼエイリアン
今回:標準併用
前回:乗込併用

11.サトノクラウン
今回:馬ナリ平均併用
前回:標準併用

12.アダムスブリッジ
今回:標準少め坂路
前回:標準少め坂路

13.リアルスティール
今回:標準併用
前回:標準坂路主体

14.ドゥラメンテ
今回:馬ナリ平均併用
前回:標準併用

15.ミュゼスルタン
今回:馬ナリ平均トラック
前回:標準トラック主体

16.スピリッツミノル
今回:標準トラック
前回:標準トラック

17.キタサンブラック
今回:標準トラック
前回:標準トラック

18.タガノエスプレッソ
今回:標準多め併用
前回:乗込坂路主体

 山崎エリカの予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

14

-

17

1点 1400円

馬連

1

-

17

1点 500円

馬連流し

17

相手

7

11

12

13

4通り 各700円

馬連流し

17

相手

4

10

16

3通り 各100円

ワイド

14

-

17

1点 1400円

ワイド

1

-

17

1点 500円

ワイド流し

17

相手

7

11

12

13

4通り 各700円

ワイド流し

17

相手

4

10

16

3通り 各100円

山崎エリカの見解

 いよいよ、3歳馬の頂上決戦、日本ダービー。過去のこのコラムでも綴りましたが、今年の皐月賞はPP指数で見ても例年以上にレベルが高く、別路線組はやや低めです。皐月賞の上位馬をまとめて負かすには、よほどの成長力を見せないと厳しく、別路線組でチャンスがあるとすれば大幅な伸びシロが見込めるキャリアの浅い馬にほぼ限定されるでしょう。

 確かに皐月賞で3着以下を突き放した上位2頭には、決定的な死角はありません。しかし、隙はあります。まずは、皐月賞馬のドゥラメンテ皐月賞では五分のスタートから窮屈になり、そこから下がって後方と、勝つためにはあまり好ましくない位置取りになりました。しかし、向こう上面でブライトエンブレムの後を追ってポジションを押し上げ、3コーナーでは馬群の後方に突っ込んで折り合いに専念。4コーナーでは驚く勢いで外に持ち出して直線(勢いが良すぎて、後続の進路を少し妨害し、鞍上は騎乗停止)。そこからラスト2F目で先頭に立って、ラスト1Fでもグングン伸びての圧巻の内容でした。

 この内容は、良く表現すれば反則クラスの“化け物”、悪く表現すれば成長途上の“荒い競馬”で、優等生の競馬とはほど遠いレース運びでした。圧巻のレース内容は、1番人気に非常に相応しいのですが、乗り方は全く相応しくありません。この馬はこれまでに前のスペースを詰めていくような競馬をしたことがないので、勝つための乗り方としては大外一気という乗り方にほぼ制約されます。明日は雨が降らない可能性が高まり、先週同様に逃げ、先行馬が有利の馬場状態の状況の中で、大外一気という乗り方は、レースの流れに反した乗り方となります。

 また、皐月賞2着馬のリアルスティールは、超スローペースを勝ちに行こうとしなかったスプリングSから一転、緩みない流れの皐月賞では好位をそれほどロスなく立ち回り、ほぼ完璧に乗りました。けっこうリアルスティールに向く流れだったのに、ドゥラメンテにそれをぶち壊されて、更にラスト1Fで突き放されてしまう結果。この馬はドゥラメンテとは真逆でレース運びは優等生。幅広いレースに対応できますが、実はそれほど強くないということを表面化させる残念な結果となってしまったのです。

 皐月賞ドゥラメンテは脚質が信用できないし、皐月賞ではほぼ完璧にドゥラメンテに負けたリアルスティールを狙うのはあまり夢がないし、楽しくありません。だからここは大波乱ダービーに期待します。大波乱ダービーの最も相応しい◎と言えば、私にはこれしか考えられないキタサンブラック

 この馬は3戦3勝でスプリングSを勝利した馬。続く前走の皐月賞は緩みない流れで先行馬にとっては厳しい展開となりましたが、逃げたクラリティスカイを早めに潰しに行く強気な競馬で3着を死守した内容は秀逸でした。クラリティスカイが続くNHKマイルCを勝利したこと、前に行ってシンガリ負けとなったワンダーアツレッタが本日土曜日の京都500万下戦で2着に巻き返したことからも、皐月賞が厳しいペースだったことを推測することが出来ます。

 また、皐月賞当時のコンディションは2着リアルスティールスプリングSをほぼ叩き台のような感じで使い、皐月賞は体調面がピークに近かったと推測されるのに対し、3着キタサンブラックスプリングS皐月賞出走権を掴むためにかなり仕上げきった後の一戦で、万全な状態ではなかったと推測されるなかでの好走でした。このことからキタサンブラックの潜在能力は決して皐月賞上位2頭に劣るものではないと推測されるのです。

 今回は前残りが目立つ東京へと舞台が変わり、レースもそこまでオーバーペースになるようにも思えません。基本は前が有利な展開になりそうです。馬場と展開の援護射撃を得て、キタサンブラックが前残りの流れからダービー馬を目指します。

 ○は皐月賞ドゥラメンテ皐月賞の直線での末脚は反則クラスでした。この馬が強いことは、私も理解しているし、みなさんも理解していることと思います。しかし、気性面に危うさを残し、そして一番気になるのは前走が強すぎたことです。あそこまでの走りをしてさらにお釣りがあるでしょうか? 並の馬ならば今回は危険信号とも言えなくはないですが、やっぱり化け物ということで、あっさりダービー馬になってしまう可能性も十分の馬です。

 ▲はデビューから2連勝したアダムスブリッジ。前走の若葉Sは馬場もタフで本来の末脚を発揮できませんでしたが、それでもデビューから3戦連続して、出走馬最速の上がり3Fをマークしたことに非凡さを感じます。もともと新馬戦では後に青葉賞を勝利することになるレーヴミストラルよりも明らかに強い内容で勝利した馬です。秘めた能力は相当なものがありそうです。キャリアが浅い馬は前走から飛躍的に指数を伸ばすことがありますが、特にキャリア5戦目までの馬は激変することも多々あります。今回でキャリア4戦目、かつてのフサイチコンコルドのように前走からの大飛躍を目指します。

 古澤秀和の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド

11

-

14

1点 8000円

3連単

11

14

13

1点 2000円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

11番:完璧なデキ。勝てそう。
13番:若干薄いが、ビッシリ仕上がる。
14番:しなやか。上位争い。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

img_yoso

netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

13

相手

1

7

11

14

15

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

11

相手

1

7

14

15

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

14

相手

1

7

11

15

17

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】リアルスティールは2走連続2着も内容は濃く、動きの鋭さは前走以上で皐月賞の雪辱を見込む。サトノクラウン皐月賞6着もここぞという場面で不利。実力十分で巻き返しを期待。ドゥラメンテも気配充実。地力に差なく2冠も十分。ミュゼスルタンは骨折明けから上昇見せており不気味な存在。キタサンブラックの安定感も魅力で、レーヴミストラルサトノラーゼンなどにも注意したい。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

img_yoso

丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

1

6

7

11

13

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

13

相手

1

6

7

11

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

11

相手

1

6

7

13

17

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【V2に荒ぶる】皐月賞上位馬――中でも勝ち馬ドゥラメンテの能力が抜けている。本年の皐月のクラリティスカイの逃げは、スタート後の2Fめに10秒7のラップを踏み、前半1000m通過は59秒2。近年の皐月賞では1秒近く速いタフな平均ペースに持ち込み、しかも上がり3Fのレースラップは、11秒7-11秒4-11秒6(3Fは34秒7)。GIたる緊張感が、このラップににじみ出ている。なんて、ミドルラップのアシストを受けたにせよ、ドゥラメンテの走破タイムは1分58秒2、自身の上がりは33秒9。右回りは初めてということもあったのだろう。3-4コーナーあたり舵取りは少々乱暴だったが、レースの上がりを0秒8超。坂下近辺から一気に前の馬たちをのみこんだ脚色から逆算すると、中山の急坂・1Fを推定11秒フラットで登坂。今年の皐月賞馬は、ひと味もふた味も違う。

 ちなみに、皐月賞のレースレコードは、二年前にM.デムーロとのコンビでロゴタイプがマークした1分58秒0。ただしこれは前半1000mが58秒0というHペースに引っ張られる形のレコード。ロゴタイプの上がりは35秒0と、いっぱいいっぱいだったのに対し、ドゥラメンテの上がりは33秒9。「皐月賞でもっとも速い脚を使った馬をダービーで狙え」は今もって生きるスタンダードだ。木曜日計測の体重は503キロ。前回よりハードに攻めてきたにもかかわらず、体重は増えている。スタンド前発走の東京2400mは、テンションの高さが気になりはしないか。細かい部分で、調整するところもあるけれど、元より東京コースは4戦2勝。昨秋11月の東京1800mの未勝利戦を、11秒9-11秒0-11秒1(3Fは34秒0)に対し、自身の上がりは33秒7で突破。当日は雨予報を言われているが、ディープのように「跳ぶ」のではなく、地に脚を叩きつけるようなフットワークのキンカメ産駒。しかも、ブレのないデムーロが「連続」騎乗。道悪になればさらに、能力差が決定的な着差となって現れる可能性の方が高い。

2着のリアルスティールも、自身の走破タイムは1分58秒4。道中の位置取り、追い出しのタイミング等々、レース内容は満点に近い。皐月賞はまだ完成途上、小さいながらも心身ともに上積みは必至。チャレンジャーには失うものはない。

6着に終わったサトノクラウンは、今思えば皐月賞のルメールは「ナメていた」?(笑)。ま、東スポ杯勝ちや弥生賞の2分1秒8という記録をそれなりに評価はできるものの、同じ33秒台の上がりにも、ドゥラメンテほどの鮮烈さがなかったのも確か(10秒台のラップがない)。しかも皐月賞は、人気もあって厳しく攻めたことで、馬が硬くなり弥生賞の時のような光沢を失っていた。ただ、今度は調整を変更、見るからに体の張りが違うし、木曜日計測では490キロまで増やしている。デキひと息でも、皐月賞は坂上もあきらめることなくメンバー中第2位の34秒5はマーク。コースロスさえなければ少なくとも3着はあったか。

キタサンブラックも、皐月賞は6キロ増で3着に粘り込み。血統も印象も地味だが、体重通り、一歩一歩成長段階を歩んでいる。妙に度胸の据わった気性を思えば、17番枠のスタンド前発走も大丈夫。正攻法の競馬さえ心がけていれば、ビッグタイトルがふと目の前に転がり込んできた――なんていうダービーもあるかもしれない。

連穴は京都新聞杯優勝馬サトノラーゼン。2分11秒3という時計もそれなりの評価ができるが、ラスト4Fのレースラップは11秒9-11秒4-11秒9-11秒6(3Fは34秒9)。連続4Fの11秒台の持久力は、2400mのダービーへとつながる。同レース2着のポルトドートウィユも、ドゥラメンテとごく近いエアグルーヴ一族。蓋を開けてみれば、初の左回り・東京2400mが、実はもっとも適した舞台だったりする。「ダービーを勝てるのなら、他のすべてのレースは叩き台でいい」ことを、鞍上の武豊は知っている。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

img_yoso

須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
3連単フォーメーション
1着

14

2着

11

13

相手

7

17

4通り 各1500円
3連単フォーメーション
1着

14

2着

11

13

相手

11

13

2通り 各2000円

須田鷹雄の見解

 いろいろ考えてみたが、今年のダービーでは面白い穴の突破口が見つからなかった。出すのもはばかられる本命予想だが、絞ることに重点を置いて買い目を出したい。

 ◎はドゥラメンテ。もともと東京しか走っておらず中山適性が心配だった馬だが、フタを開けてみたら想像以上の圧勝。リスク要因があるとしたら自身の気性だろうが、あれだけひどい掛かり具合だった共同通信杯リアルスティールと半馬身差。多少行きたがったくらいなら敗戦には繋がらないと考える。さらに今回良いのは14番という枠順。有力馬では唯一の偶数番で、ゲート内で待たされるリスクがない。

 ○にリアルスティール、▲にサトノクラウン。▲は皐月賞6着だが、不利があったとかなかったとかではなく、皐月賞で掲示板を外してもなおファンの支持が離れない馬というのは過去の事例に照らしてもチャンスがある。

 買い目は絞って3連単で6点。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

img_yoso

コンピューター予想

予想印
13リアルスティール(2人気)
14ドゥラメンテ(1人気)
11サトノクラウン(3人気)
17キタサンブラック(6人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

11

13

14

17

12通り 各400円

3連単BOX

11

13

14

17

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

13

相手

1

6

11

14

15

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

13

相手

1

6

11

14

15

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎リアルスティールは「ディープインパクト×ストームキャット」。この組み合わせは父の代表的なニックスで、2年前の日本ダービーを制したキズナをはじめ、ラキシス(エリザベス女王杯)、アユサン(桜花賞)、ヒラボクディープ(青葉賞)、エイシンヒカリ(7戦6勝)など粒ぞろいの良駒が出ている。芝1800-2400mに強い配合で、とくに東京芝2400mでは重賞2勝を含めて連対率42.9%(14戦6連対)。圧倒的な強さを誇る。母ラヴズオンリーミーはカルティエ賞最優秀2歳牝馬に輝いたランプルスティルツキンの半妹、2代母モネヴァッシアは名種牡馬キングマンボの全妹、3代母ミエスクは80年代の世界最強マイラー、という世界屈指の名門牝系に属している。なかでもミエスクに流れる本格的なスタミナ血統は、「ディープ×ストームキャット」の素軽さを支えて堂々たるクラシック配合に仕上げる役割を果たしている。

 良馬場の日本ダービーは1000m通過60秒台が平均的なペースで、好位につけた馬が33秒台半ばの上がりを出せばほぼ勝てる。2月の共同通信杯(1着)は1000m通過60秒0の流れを上がり34秒0でまとめて快勝した。新馬戦を勝ったばかりの馬としては優秀な内容で、センスあふれるレースぶりと立ち回りの上手さを強く印象づけた。それから3ヵ月半が経過したいまなら、1000m通過60秒台を好位で追走し、33秒台半ばの上がりを出すことは決して困難なハードルではない。と同時に、後方からレースを進めるであろうドゥラメンテがこれを差すのは、いかに強靱な末脚の持ち主であっても容易なことではないだろう。好位から抜け出したリアルスティールがそのまま押し切って第82代日本ダービー馬となる。

 奥田隆一郎の予想

img_yoso

予想印
10ミュゼエイリアン(10人気)
13リアルスティール(2人気)
14ドゥラメンテ(1人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

10

1点 2500円

馬連BOX

10

13

14

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

近5年のダービー3着以内馬の前走成績を見ると、皐月賞4着以内が8頭、青葉賞2着以内が3頭、京都新聞杯1着が2頭、この3組のローテでダービーの馬券になった全15頭中13頭を占める。残り2頭の巻き返しパターンとなる穴馬は、前々走の重賞を連対していた。今年の出走馬18頭の中で、いずれかの条件に該当する馬は8頭しかいない。

本命馬の見解:◎ミュゼエイリアンを穴馬に推奨する。3走前に直結コース東京芝1800mの共同通信杯(G3)4着後、前々走で直線の長い阪神外回りコースの毎日杯(G3)を勝利した。共同通信杯は、後の皐月賞1・2着馬を相手の4着なので好走といえる。また、毎日杯の勝ち馬は昨年と一昨年にダービーの馬券になったことから相性の良いレースの勝ち馬となる。昨年のダービー12人気3着馬(マイネルフロスト)は共同通信杯4着→毎日杯1着→青葉賞6着からダービーで変身したが、この馬も良く似たローテで大駆けを警戒する。

最速予想 netkeiba編集部の予想

img_yoso

netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 近年は余裕を持って確実にダービーに出走するために、あえて皐月賞スキップする動きも目立ちます。その結果として今年の皐月賞はフルゲート割れという異例の事態になりましたが、これもダービーというレースの重みゆえでしょう。

 皐月賞皐月賞、ダービーはダービー。皐月賞とダービーの間にある溝は、けっして狭くありません。最近3年間は、皐月賞で勝ち負けにかからなかった馬、あるいは不出走の馬がダービーを制しています。しかし、ドゥラメンテ皐月賞前の時点ではむしろダービー向きと目されていた向きもあります。近年の流れを覆して二冠を制することができるかどうかが、今年のダービーの焦点になります。

1.皐月賞とは異質のレースに

 近年の皐月賞はスピードレース化する傾向が顕著で、それまでに速いラップ推移のレースを経験していた馬が有利になっていますが、ダービーはそうではありません。具体的には、皐月賞ではスプリングS共同通信杯という1800mのレースをステップにしていた馬が連勝中ですが、ダービーでは弥生賞を使っていた馬が2連勝中。ゆったりした流れを好む馬が巻き返すという傾向が出ています。

2.勢いだけでは通用しない

 昨年の勝ち馬ワンアンドオンリー、一昨年の2着馬エピファネイア、3年前の勝ち馬ディープブリランテには共通点があります。それは、3歳になってから勝ち星がなかったということ。皐月賞からダービーへと続く春のクラシックは長丁場になるので、勢いだけでは息切れしてしまいます。余裕を持ったローテーションで使われていることは、ダービーで好勝負するための重要な条件のひとつです。必然的に、2歳戦の実績馬には見直しが必要となります。

3.ハーツクライ産駒に特注

 血統的に、過去4年間で2勝を挙げているディープインパクト産駒はもちろん要注目ですが、17頭送り込んでのもので連対率としては11.7%ですから、玉石混交というべき内容です。とくに注目されるのはハーツクライ産駒。これまで1勝2着1回ですが、ダービーに出走した産駒は3頭しかいないので、連対率は66.7%。もちろんサンプルは少ないものの、軽視できない相性の良さを見せています。

 サトノクラウンは1番人気に支持された皐月賞で、直線入り口での不利も響いて6着に敗れました。それまで操縦性の良さを評価されていた馬で、敗因は初めてのスピードレースに戸惑って後手後手に回ったことに集約されるでしょう。ゆったり構えての差し脚比べで結果を出し続けていた馬で、皐月賞の敗戦で評価を落とすのは早計です。

 ドゥラメンテが見せた皐月賞での末脚は圧倒的でしたが、皐月賞の締まったペースがこの馬にフィットしていたからこそのパフォーマンスだったことは否定できません。また、前走の荒っぽい競馬ぶりを見ると、皐月賞以上に密集するであろう馬込みへの対処も不安材料として見逃せません。リアルスティール皐月賞ではドゥラメンテに並ぶ間もなく交わされましたが、共同通信杯ではゴール前で同馬を競り落としていますから、速い上がりを求められる競馬ならば逆転の可能性を秘めています。

 ベルラップ皐月賞で最も大きな不利を受けた1頭。全力を出していないので、14着といっても悲観する必要はありません。年明け3戦目のハーツクライ産駒、一変があるとしたらこの馬でしょう。レーヴミストラルは3連勝で青葉賞制覇、勢いに乗ってダービーに臨みます。前走は仕上げもレース内容も余裕残しで、消耗度が少ないことは強調できます。

 キタサンブラック皐月賞3着。厳しい流れを正攻法での結果ですから、この馬の実力も本物です。立ち回りの上手さとしぶとさはダービーでも侮れません。ミュゼエイリアン皐月賞7着。ワンパンチが足りないものの、世代上位の力量の持ち主です。毎日杯勝ち馬は昨年3着のマイネルフロスト、一昨年1着のキズナとダービーとは好相性で、横山典弘騎手への乗り替わりも魅力です。

 小原靖博の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

13

相手

1

2

6

7

11

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

13

2着

14

相手

1

2

6

7

11

30通り 各200円

小原靖博の見解

 リアルスティールは、一戦毎に課題をクリアしながら着実に成長。しっかり調整されて状態も更に上向き。東京の2400mも望むところ。皐月賞は完敗の2着だったが、立ち回りのうまさを生かせる形になれば逆転も不可能ではないはず。

 ドゥラメンテは、まだ気性面に幼さが残るものの、身体能力の高さはかなりのもの。この馬にとっては、スムーズに運べるかどうかが難しいところだが、力を出し切れれば2冠達成は十分。

 この2頭で決まる可能性が結構高そうだが、サトノラーゼンタンタアレグリアポルトドートウィユレーヴミストラルサトノクラウンも押さえておきたい。

 森山大地の予想

img_yoso

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

14

相手

2

7

11

12

13

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

14

相手

2

7

11

12

13

10通り 各500円

森山大地の見解

皐月賞同様に本命はドゥラメンテ。スポーツ新聞等の一部記事で目にした「掛かりやすい気性、燃える気性」など書かれていたが、過去のレースを振り返ればまったく違うことが分かる。過去のレースで掛かったのは共同通信杯の時だけで、これは中一週というローテーションのため気持ちに余裕がなかったためだけで、それ以外のレースではすべてスムーズ。追い切りでも併せ馬でもムキになるところはなく、むしろフワッとしているぐらい。

過去の傾向どおりオークス桜花賞組が上位を独占したように、やはり「王道」と呼ばれる路線を勝ち上がってきた馬たちは強い。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

img_yoso

大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

1

6

10

11

13

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

13

相手

1

6

10

11

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

11

相手

1

6

10

13

15

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

上位はシンプル。前走値、平均値、コース値すべてトップの◎ドゥラメンテ。気性の心配はされているが皐月賞116というのを評価しないわけにはいかない。前走2位○リアルスティール、3位▲サトノクラウンも順当に評価する。面白いのは平均値が2位となっている☆ミュゼエイリアン。コース99が平凡でどうかとは思うが毎年1頭入る人気薄馬ならコレか。以下コース値の高さで△ミュゼスルタンも連下だが穴候補。以下、名手が乗るディープ産駒2頭も△で押さえておく。

元祖“情報” 田沼亨の予想

img_yoso

田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

14

相手

1

2

7

11

12

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

7

相手

1

2

11

12

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

13

相手

1

2

7

11

12

30通り 各100円

田沼亨の見解

動画内で真っ先にピックアップしたように、皐月賞の鮮やかな差し切り勝ちから14ドゥラメンテが2冠を達成する!能力の絶対値が明らかに抜けている。本来、直線が長い東京向きで、唯一の課題である折り合いさえクリアできれば直線で突き抜ける!焦点は2着争いとなるが次位は動画で取り上げた青葉賞勝ち馬7レーヴミストラル。伸びシロは大きく時計短縮は可能だ。▲は安定感は抜群の13リアルスティール

厳選予想 ウマい馬券