【上位拮抗】
アヴニールマルシェのマイル適性と資質を改めて問いたい。
新潟2歳S・2着をはじめ、1800mの東京スポーツ杯も2着連対。
NHKマイルCは0秒4差の4着と、この間の距離ではまず崩れがない。前走の
新潟記念は、そぼ降る雨の影響もあり、芝のいい場所を目指し馬群が密集。3コーナー地点で前と接触し、ハミが抜けた影響でまともに追うことができなくなってしまったが、立て直しをはかり乗りこみは入念。祖母は
桜花賞馬
キョウエイマーチだけに、マイルのスピード勝負適性も高い。
シェルビーとの追い比べが第一本線。GIIIの
富士Sは追い込み届かずの4着に敗れたものの、着差は0秒3差。昨年一気差しを決めた
キャピタルSに、今年も照準を絞っている。一角崩しがあれば
ミッキーオリビエの勢い。初勝利はダートだったが、芝に転じて3連勝。初のマイル戦も、11秒2―11秒0―11秒2というレースラップ(3Fは33秒4)にも素早く対応してみせた。母は
京成杯AH優勝馬
ザレマ。マイラーとしての血統の裏付けも整っている。
今秋の
京成杯AH・
富士Sを戦ってきたメンバーは、展開やコースに一長一短あり。長く脚を使えるのは
アルマディヴァン。瞬発力なら
ヤングマンパワー。
グランシルクも、タメを効かす競馬を試みれば東京コースでもまだ前進が期待できる。
サンライズメジャー、
ダローネガも僅差。