11R

AJCC

15:35発走 / 芝2200m (右 外 C) / 天候:晴 / 馬場:良
1回 中山 9日目 サラ系4歳以上 オープン       (国際) 別定 17頭
本賞金:6000,2400,1500,900,600万円
  • Course コース詳細
  • IPAT連携

 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

5

相手

6

8

9

10

12

14

17

7通り 各1000円

ワイド

5

-

8

1点 2000円

ワイド

5

-

9

1点 1000円

望田潤の見解

 ゴールドシップにとってタフな馬場の中山外2200mはロンスパで押し切りやすい舞台といえるし、エアソミュールも中山向きの一族だけに折り合えばいいところだろう。

 フラガラッハは折り合いが難しいので前半はそっと乗って追い込むしか手がない馬で、一方で最近は年を食ってマイルは忙しくなっている。

 それでもオールカマー鳴尾記念の追い込みには見どころがあったし、ハイペリオン血脈が濃厚な配合だけに明け8歳でも衰えはあまり見られない。

 若いころのデータとはいえ、武豊騎乗時は[2-1-1-0]、横山典はこういう癖馬を繊細なタッチで御す技術にかけては今でも日本人ナンバーワンで、ここは気楽に一発を狙える立場だけに面白い狙いでは。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

4

1点 1000円

複勝

4

1点 2500円

馬連

4

-

8

1点 500円

3連複軸1頭流し

4

相手

1

3

6

9

10

13

14

17

28通り 各100円

3連複軸2頭流し
軸1

8

軸2

4

相手

1

3

6

9

10

13

14

17

8通り 各200円

3連単フォーメーション
1着

4

8

2着

4

8

相手

1

3

6

9

10

13

14

17

16通り 各100円

井内利彰の見解

 AJCCの予想を組み立てる上で、最も重要視するのが「追い切りの本数」。過去10年の優勝馬のうち、7頭が標準よりも多い追い切り本数の調教タイプでした。まだ、No.1予想が始まる前の2008年。競馬予想TV!ではこのロジックを軸にして、標準多めトラックのトウショウナイト(2着)に◎を打ち、馬券を的中することができました。

 なおかつ重視したのは、ローテーション。過去10年のAJCCにおいて、中7週以上の間隔があいて、1着になった馬はいません。つまり、レース間隔が詰まっている上、追い切り本数も多い。これがAJCCに必要な調教適性です。

 ○ゴールドシップは1週前追い切りの段階で「◎で仕方なし」と思える仕上がり。最終追い切りは坂路でしたが、余力のある動きで併せ馬先着ですから、その評価には変化がありません。ただ、それを考慮しても、狙ってみたい気持ちにさせてくれたのが、◎パッションダンスでした。

 追い切った時間帯はゴールドシップのちょっと前でしたが、藤岡康太騎手が跨って、軸がブレない、きれいなフットワークで加速ラップのフィニッシュ。「こういう追い切りになればイイなあ」というイメージ通りの動きでした。追い切り後の馬体を見ても張りがありましたし、とにかく状態が上昇気流に乗っていることは間違いありません。度重なる故障でGIの出走経験こそありませんが「順調ならGIで好勝負できる」と友道康夫調教師も期待する馬。7歳といっても、キャリア12戦でこれから。ここをステップに、今年のGI戦線を盛り上げてくれる存在になるはずです。

 ▲ショウナンラグーンは南Wで速い5F時計をマークしつつ、加速ラップが踏めています。VTRで確認した併せ馬の動きは抜群ですし、標準多め併用ならこの評価が妥当。☆フェイムゲームは年末年始に緩めた部分がどのように影響するか。追い切りの動きは良いと思いますが、レース当日に馬体重が増えているようだと心配。

 △オーシャンブルーは併せ馬は遅れても、金鯱賞1着や有馬記念2着の結果を残しているので、標準多め坂路の調教タイプを評価します。△マイネルディーンはローテーションはベスト、最終追い切りがトラックできれいな加速ラップを踏んでいる点を評価。△ダークシャドウ堀宣行厩舎の勝負調教、△ディサイファはレース間隔があいた都大路S毎日王冠とほぼ同じ仕上がり。△ミトラは安定した調教内容が好走時とほぼ同じです。

1.ダークシャドウ
今回:標準トラック
前回:標準トラック

2.マイネルフロスト
今回:標準多め併用
前回:標準併用

3.マイネルディーン
今回:馬ナリ平均トラック
前回:馬ナリ平均トラック主体

4.パッションダンス
今回:標準多め坂路主体
前回:標準多め併用

5.フラガラッハ
今回:急仕上げ坂路主体
前回:急仕上げ坂路

6.ディサイファ
今回:標準多め坂路
前回:乗込併用

7.マイネルメダリスト
今回:標準坂路
前回:乗込併用

8.ゴールドシップ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

9.エアソミュール
今回:標準多め併用
前回:標準多め坂路主体

10.フェイムゲーム
今回:馬ナリ平均併用
前回:標準併用

11.ユニバーサルバンク
今回:一杯平均トラック
前回:標準少めトラック

12.クリールカイザー
今回:標準トラック
前回:標準トラック

13.オーシャンブルー
今回:標準多め坂路
前回:標準多め坂路主体

14.ミトラ
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

15.セイクリッドバレー
今回:一杯平均トラック
前回:一杯平均トラック

16.ラインブラッド
今回:連闘
前回:標準トラック

17.ショウナンラグーン
今回:標準多め併用
前回:標準多め坂路主体

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

8

-

9

1点 3000円

馬連流し

9

相手

5

12

2通り 各2000円

馬連流し

9

相手

10

17

2通り 各1500円

山崎エリカの見解

 No.1予想の『今週の見どころ』でAJCCは前走大敗から巻き返すことが多いことを説明しました。しかし、今回のメンバーでもともと強くて前走で大敗している馬というのは追い込み馬ばかり。一番、形が美しいのは、何を隠そうフラガラッハという具合です。

 しかし、見どころコラムで例年のAJCCの傾向(展開パターン)でも綴ったように、極端な追い込み脚質ではこのレースで2着や3着はあってもなかなか勝てません。フラガラッハを狙うと、昨年のAJCCのように、「惜しかったなぁ…」で終わってしまいそうな気がします。

 よって、しばらく考え抜いた結果、◎はエアソミュールとしました。この馬は昨年、鳴尾記念毎日王冠を制したように充実の一年でした。前走の金鯱賞は折り合いを欠いて勝ちに行く競馬をしながら3着と、ちょろりとだけ負けました。今回のメンバーは先行勢が手薄なメンバー構成。折り合いさえつけられれば、この馬の自在性が生きると見ます。

 ○は誰もが認める一番の実績馬ゴールドシップゴールドシップは、前走の有馬記念で3着ですが、有馬記念では春先の勢いを失ったトゥザワールドが2着入線したように、昨年の有馬記念は大凡戦でした。PP指数もアルゼンチン共和国杯ステイヤーズS金鯱賞福島記念などの一連の重賞とほぼ横並びです。つまり、宝塚記念で2年連続圧勝の実力を考えれば、前走は大敗の類です。

 しかし、ゴールドシップは、序盤のスピード不足を、道中ペースが緩んだところでリカバーしていくタイプ(序盤後方から、道中で好位に進出していくタイプ)なので、私的には世間で言われているほど中山コースが向くとは思っていません。高速馬場すぎて、道中でペースがほとんど緩まない京都よりは断然いいですが、例年のAJCCの傾向から言えば、今回もそこまで緩まない可能性が高いです。先行勢手薄の今回ならば、ある程度は前につけて行けると見ていますが、前につけられなかったときに、前との着差を詰め切れない可能性があるので狙い下げました。中山のこの距離でこの馬が勝てると確信するには、もう少し時計が掛かって欲しいところです。

 ▲は前々走のオールカマーでは出走馬最速の上がり3Fタイムで4着まで追い込んだフラガラッハ。この馬は一昨年のサマーマイルシリーズを優勝したように、マイラーのイメージが強い馬ですが、昨年のこのレースでも5着に健闘しているように、中距離でもこなせる馬です。昨年は3コーナーを過ぎたところから追い上げて、ラストで伸びあぐねての5着。あわよくば3着はあったレース内容でしたので、今回も3番手評価としました。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

10

相手

2

8

9

12

14

17

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

8

相手

2

9

12

14

17

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

10

2着

9

相手

2

8

12

14

17

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】フェイムゲーム有馬記念無念の除外も気配上々。昨年3着も力量アップは顕著で今年の好スタートを期待。ゴールドシップは以前より難しさ出てきている印象だが底力上位で58kgも問題はない。エアソミュールは心身ともに充実。動きも軽快で好勝負十分。ミトラも好調キープで距離も対応可。ショウナンラグーンも力量見劣らず、クリールカイザーマイネルフロストにも注意したい。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

2

4

9

10

13

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

10

相手

1

2

4

9

13

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

9

相手

1

2

4

10

13

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【格上主力】ゴールドシップの地力断然。有馬記念は超スロー。11秒5―11秒2―11秒9という、もっとも苦手とする瞬発力勝負で大勢が決し、追い込み届かずの3着に敗れたが、中山コースは皐月賞有馬記念を勝ち、4戦2勝・3着2回という抜群の相性を誇る。中山の2200mとコース形態や、少し時計のかかる馬場コンディションも似た、阪神2200mの宝塚記念を、58キロを背負い二連勝したG1・5勝馬。休み明けの有馬記念を叩いたことで馬体のラインもシャープになり、乗り手に対する反応も早くなった。よほどひどい出遅れや気性難を発症しない限り、別定のG2なら力量断然。

フェイムゲームは別定の力勝負でゴールドシップにどれだけ食い下がれるか。本年のG1を占う意味で、真正面からファイトしたい。昨年は天皇賞(春)宝塚記念とG1にチャレンジし、アルゼンチン共和国杯でG2奪取。東京2500mとG1の関連は2分30秒を切るか切らないか。2分30秒5というタイムは、G1云々には厳しくいえば0秒5ほどモノ足りないけれど、57キロを背負い上がりは34秒0。G2のAJCCを勝ち負けのレベルには到達した。有馬記念除外は織り込み済み、従って乗り込みも丹念。

割って入ればエアソミュールの瞬発力。金鯱賞は直線手前まで終始ハミがかかり末を甘くしてしまったが、瞬発力勝負になれば毎日王冠の良さが表に出る。中間の気合い乗りと毛艶のよさも目を引く。惑星は昨年のダービー3着馬マイネルフロスト。3000mの菊花賞は明らかに距離が長く、その後の路線やモチベーションの設定が難しかったが、中山金杯をひと叩き。適度に軽い芝、2200mも守備範囲。ローテーション的には今回が狙い目だろう。

パッションダンス中山金杯4着からさらに一歩前進。一瞬の切れこそないが、11秒台の軽いラップを4F連続で使える。新潟大賞典のようなロングスパートに持ち込みたい。天皇賞・秋の1分56秒2のレコードで勝ち負けしていた頃の輝きこそ失せたが、ベリー騎乗ならダークシャドウ有馬記念は大外枠がたたり、お手上げ状態で16着入線のオーシャンブルーだが、馬体そのものは傷んでいない。56キロなら大駈け十分。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

8

-

14

1点 1000円

3連単1着2着流しマルチ
1着

14

2着

8

相手

2

4

9

10

13

30通り 各300円

須田鷹雄の見解

 普通に考えると○ゴールドシップが力の違いを見せつけるところだが、同馬の場合は鞍上の意図通りに瞬時に反応するタイプではない。今回は前走で4角3番手以内にいた馬が2頭しかいないという極端な先行馬不足でスローペース必至。道中の位置取り次第では、差し遅れて2着、3着という可能性も無くはない。

 逆に言うと、穴を狙うならば○と別な利害で動く馬だ。ここは◎ミトラに期待してみたい。下手をするとハナに行かされるくらい先行タイプのいないメンバー構成だが、それならそれでスローに落とせばよい。マイル前後を使われていただけあってスピード能力そのものはある。あとは一瞬で加速する形にさえならなければ、しぶとく残せてもおかしくない。

 馬券は◎○の軸2頭マルチ。◎1着○3着のパターンあたりはさすがに不要かと思いつつ、万が一があってはいけないので通常のマルチで。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

2

8

10

17

12通り 各400円

3連単BOX

2

8

10

17

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流し
1着

8

相手

2

9

10

12

4通り 各1000円

3連単1着流し
1着

8

相手

2

9

10

12

12通り 各500円

栗山求の見解

 ◎ゴールドシップは「ステイゴールド×メジロマックイーン」。これはオルフェーヴル(三冠、有馬記念宝塚記念)、ドリームジャーニー(有馬記念宝塚記念、朝日杯フューチュリティS)と同じ組み合わせのニックス。昔ながらの図太いステイヤーで、高速馬場には向かないタイプ。しかし、時計のかかる中長距離戦、とくに上がりを要するレースでは安定している。

 中山芝では3年前の有馬記念皐月賞を制しており、一昨年の有馬記念は本調子になかったにもかかわらず3着、昨年の有馬記念も苦手の瞬発力勝負になりながら3着に食い込んでいる。「ステイゴールド×メジロマックイーン」は中山芝の重賞で連対率57.9%、芝2200mでは連対率75%(4戦3連対)と圧倒的な成績。岩田騎手が手綱を取る際には比較的前に行く傾向があるので、仮にスローペースとなっても早めのスパートで上がりだけの競馬にはさせないだろう。今回のメンバー相手に負けるシーンは想像しづらい。

 奥田隆一郎の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

4

1点 2500円

馬連BOX

4

8

12

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

パッションダンスは、長期休養前に直結コースの新潟芝2000mで新潟大賞典(G3)を制した。復調さえすれば重賞で勝ち負けになる馬が、叩かれて良化してきた。前走は直結コース中山芝2000mの中山金杯(G3)を4着に善戦しており、叩き3走目で変わり身を警戒する。

クリールカイザーは、中山芝コースを4勝(7連対)の中山巧者。中山芝2000mで1000万特別、中山芝2200mと中山芝2500mで1600万特別を勝ち、中山芝中長距離戦を得意にしている。これらのコースは直結コースと同コースなので、今回も適性の高さを活かして好勝負になる。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 年明け初めてのグレード別定による古馬中距離GII戦。比較的実績馬が参戦しやすい条件ですが、このレースに中長距離のGIホースが参戦してくることは稀です。直近では2010年のマイネルキッツキャプテントゥーレの例があるくらいで、その前となると1999年のスペシャルウィークまで遡ります。

 どちらかというと地味なこのレースに、今年はグランプリ3勝の名馬ゴールドシップが参戦してきました。スターホースの冬場のステップとしては2月の京都記念が選ばれるのが通例ですが、この馬は京都コースが苦手なので、正月中山によもやのビッグネーム登場となりました。

1.格がものを言う

 前出のスペシャルウィークは近況が一息で2番人気に留まっていましたが、レースは快勝。この例にかぎらず、基本的にGIやGIIで好走実績がある馬が強いレースです。条件クラスやオープン特別を勝って勢いに乗っての挑戦はほとんど跳ね返されています。

2.ベテランが強い

 前週の日経新春杯では若い馬が強かったのとは対照的です。最近10年間で4歳馬の優勝は2007年のマツリダゴッホ一頭しかいません。6歳馬が2勝、7歳馬が3勝、8歳馬の2着も4回あります。近走くすぶっている高齢馬の巻き返しが馬券的な狙い目です。

3.ロングスパート勝負で瞬発力型沈黙

 外回りコースが使われるので、ほぼ例外なく向こう正面からのロングスパート勝負になります。ある意味内回りの有馬記念よりもごまかしの効かないレースとすら言えるかもしれません。去年のレッドレイヴン、一昨年のルルーシュなど、一瞬の切れ味を武器にしているタイプはことごとく人気を裏切っています。中山でも内回りでの実績は疑ってみるべきです。



 ゴールドシップは大きく外を回った札幌記念ハープスターの2着)が示す通り、上がりが速すぎない競馬ならば多少外を回ることになっても並みのGIIクラス相手では能力的に突出しています。前走の有馬記念はまさかの上がり勝負になって惜敗。外回りに替わるここは鬱憤を晴らすのに格好の舞台です。

 フェイムゲームは不器用なハーツクライ産駒が古馬になって大成するパターンで、昨年は重賞を2勝と本物になってきました。本質的に府中向きですが、昨年はディセンバーS6着から当レース3着と着順を上げており、中山でも外回りなら不足はありません。

 ダークシャドウは明けて8歳の大ベテランですが、このレースにおいては「黄金の8歳」とも言えます。上がりが速いレースだと足がついていかない傾向が顕著ですが、昨年もエプソムC3着、函館記念2着と条件さえ合えばやれるところを見せています。このレースに強いベリー騎手鞍上も心強いところ。

 エアソミュール毎日王冠の覇者ですが、やや恵まれた内容での勝利で、GIIではけっして抜けた存在ではありません。どちらかというと瞬発力勝負を得意としており、ここは真価が試される一戦になりそう。マイネルフロストは切れ味では一線級に劣るので、直線に坂があるコースで見直したい一頭です。前に行ける自在性もあり、ダービー3着のスタミナに要注意。

 クリールカイザーは重賞でも安定感が増しており、メンバー強化でも得意の中山なら軽視できません。オーシャンブルー有馬記念は最外枠で何もできずに終わりましたが、スタミナ勝負になりそうな今回は巻き返しがあって不思議ないタイミングです。2012年、ゴールドシップ有馬記念を勝ったときの2着馬で、再現の可能性も考慮しておくべき。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

8

相手

1

9

10

12

17

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

8

相手

1

9

10

12

17

10通り 各500円

森山大地の見解

ゴールドシップについて今さら、どうのこうの説明することはないだろう。相手は先行勢ではなく差し馬を中心に選択。ここではゴールドシップの脚力が違うので3コーナーから一気に進出してくる可能性が大。

となると、捲られた先行勢が苦しくなる展開となり、そのあとをついてきた差し勢が台頭してくるはず。立ち回り自在のエアソミュール、GIIまでなら強いフェイムゲームなど古豪が続く。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

2

4

9

10

14

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

9

相手

1

2

4

10

14

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

4

相手

1

2

9

10

14

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

中長距離のお馴染みメンバーがズラリ。そのなかでもやはり◎ゴールドシップは指数が抜けている。前走の有馬記念が106と微妙に低いのだが、これも勝ち馬と同値であるので問題はない。相手筆頭は○エアソミュール。平均値2位、中山での好走イメージはないがこれだけ材料があれば中心視するべき。前走115で最高▲パッションダンス。穴は平均値3位同位で前走2位という☆ミトラ。さらに最高値2位△ショウナンラグーン、意外に数値高い△ダークシャドウまで押さえる。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

2

4

6

9

10

12

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

10

相手

2

4

6

9

12

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

4

相手

2

6

9

10

12

30通り 各100円

田沼亨の見解

GI5勝馬8ゴールドシップが格の違いでねじ伏せる!前走・有馬記念3着は復調途上は否めなかったが今度は万全のデキに戻った。パワーが要求される芝は得意中の得意。駒落ちのここなら負けられない!対抗は有馬記念を賞金除外されて方向転換してきた○10フェイムゲーム。まさに動画でも指摘した抑える人気馬だ。伸びシロは大きく善戦は可能。▲は叩き3戦目での上がり目ある4パッションダンスが大駆けムード。動画中で触れた危険な人気馬は17ショウナンラグーンで小回りコース、右回りは末脚の切れが鈍るためノーマークが正解だ。

厳選予想 ウマい馬券