※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
春の天皇賞に向けた東の最終
ステップ競走。すでに名を上げているスターホースは
阪神大賞典や
大阪杯から始動するのが通例ですが、昨年の天皇賞で1-3着した
フェノーメノ、
ウインバリアシオン、
ホッコーブレーヴはいずれも
日経賞を
ステップにしていました。本番に向けて疲労を残さない距離と間隔で、むしろ最適な
ステップと考えてもいいレース条件なのかもしれません。
1.GI好走馬が強さを見せつける
すでにGI連対の実績がある馬が前年秋以来の休み明けで出走してきた場合は、そのほとんどが人気に応えています。昨年の
ウインバリアシオン、一昨年の
フェノーメノ、2008年の
マツリダゴッホなど。スタミナと実績がある馬ならば小回りも問題にしません。
2.6歳馬が主役、ベテランが幅を利かす
過去10年のうち阪神開催を除いた9回では6歳馬が3勝、7歳馬と8歳馬が1勝ずつ。本来主役を務めるべき4、5歳馬は合わせて4勝と劣勢を強いられています。中山では若さよりもキャリアが優先されます。
3.B級サンデーの大駆けに注意
昨年10番人気で2着した
ホッコーブレーヴは
マーベラスサンデー産駒。
マーベラスサンデー産駒では2007年にも
ネヴァブションが勝っています。2012年の勝ち馬
ネコパンチは
ニューイングランド産駒。リーディング下位のサンデー系種牡馬たちも、このコースでは
ディープインパクトや
ハーツクライと互角の戦いができています。
フェノーメノは春の天皇賞を2連覇したスタミナ自慢。9ヶ月ぶりと順調さを欠いていた昨年の
日経賞こそ5着に沈みましたが、一昨年の同レースは快勝しています。今年は何の不安もなく来ていますし、まだ6歳ですから主役の座は譲れません。
クリールカイザーは
AJCCで待望の初重賞制覇を果たしました。じわじわ力をつけた6歳馬で今が旬。このコースでも再三好走歴があり、今回も好勝負が期待できます。
ウインバリアシオンは昨年の勝ち馬。脚元に爆弾を抱えていますが、今回は予定通りに調教を積めています。休養期間が長かったこともあり、まだ衰えるような年齢ではありません。
サウンズオブアースは昨秋の
菊花賞の2着馬。勝ち味に遅い面があってまだ2勝馬ですが、上がりを要するコースで切れ味不足をカバーできる可能性があります。
ホッコーブレーヴは昨年の2着馬。蹄に不安があって冬場は体調が一息でしたが、暖かくなる季節になって巻き返しがあっても驚けません。
アドマイヤデウスは
日経新春杯の勝ち馬。もともと素質を評価されていた馬で、ズブさがあるので距離延長も良さそう。
ラブイズブーシェは
ダイヤモンドSではレースをやめてしまった形で大敗しましたが、時折そういう面を出す馬です。このコースでは
有馬記念で4着した実績もあり、一変があっても不思議ありません。