11R

皐月賞

15:40発走 / 芝2000m (右 B) / 天候:曇 / 馬場:良
3回 中山 8日目 サラ系3歳 オープン       (国際) 牡・牝(指) 定量 15頭
本賞金:9700,3900,2400,1500,970万円
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 望田潤の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

5

1点 4000円

馬連

5

-

8

1点 3000円

ワイド

1

-

5

1点 3000円

望田潤の見解

 リアルスティールキズナラキシスと同じディープ×ストームキャットだから体質は柔らかいのだが、母方のマイラーっぽさも出た体型体質で全兄ラングレーのような緩さはあまり感じられない。

 ピッチ走法で速やかにトップスピードに乗るところはむしろジェンティルドンナと重なる脚質で、いつもスタートダッシュはいいからジェンティルの有馬のような競馬もできるのではないかと思うし、◎で狙うのならばダービーより皐月ではないかと考える。

 サトノクラウン弥生賞では能力とセンスで完勝だったが、中山内回りの4角でビュンと加速する感じではなかった。

 伸びのある体型とナスキロ柔い体質は中山より東京向きで、ルメールとは非常に手が合うタイプだろうが、ここは惜敗でダービーで雪辱というパターンとみた。

 ブライトエンブレムネオユニヴァース×ブラックエンブレム(秋華賞)の血統どおりの内回り向き捲り脚質の中距離馬で、馬場が渋るようなら◎でいく手もあった。

 馬群を嫌がるのでなければ中団からインを捲るような芸当もできるはずで、この最内は腹を括って乗れるぶんプラスかもしれない。

 ドゥラメンテも素質ならヒケをとらないが、母母エアグルーヴのナタの斬れを増幅した配合で全身を使った豪快なストライド。

 3/4同血のルーラーシップのように中山内回りの多頭数では外々を回すしか手がないだろうから、それで勝ち負けになるほど器が傑出しているかどうか。

 ダノンプラチナサダムパテックと似た配合形で、内2000mより外1600mのほうがパフォーマンスは上がるタイプとみている。

 桜花賞につづいてスローもありうるだけにキタサンブラックの前残りも考えられるが、単純な能力比較では上記4頭に少し見劣る。

 井内利彰の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

6

1点 1000円

複勝

6

1点 2400円

3連複フォーメーション
1着

6

2着

2

5

8

相手

3

4

6

7

9

10

11

14

15

24通り 各200円
3連単1着流しマルチ
1着

6

相手

2

5

8

18通り 各100円

井内利彰の見解

 中山芝2000mで行われた過去10回の皐月賞において、ダイワメジャー(2004年)、メイショウサムソン(2006年)、ロゴタイプ(2013年)の3頭が追い切り本数の少ないトラック調教で優勝しています。これだけ見てしまうと、追い切り本数の必要ないGIに思えますが、10回中、6回は追い切り本数の多い調教タイプが優勝しており、基本的には「調教量が重要なレース」という認識で予想しています。

 中山競馬場は昨年12月の開催から路盤改修されていますが、今年に入って行われた芝2000mの3歳重賞は京成杯が標準多め坂路主体/標準多め坂路/標準多め坂路、弥生賞が標準併用/標準トラック主体/標準併用が馬券圏内に入っており、本数が重要だったり、併用系統が重要だったりする調教傾向に変化はありません。

 これに付け加えるなら、馬ナリ平均系統の活躍。Bコースになった、2015年3回中山3日目以降に行われた芝2000mの未勝利戦は3レースすべてが馬ナリ平均の勝利。人気馬が普通に走ったという見方もできますが、コース替わりでスピードが重要になった印象があります。

 これらを総合すると、◎タガノエスプレッソ。そもそも弥生賞を標準併用で3着している時点で中山芝2000mへの適性が高いことは分かりますが、今回は乗込併用。休み明けを叩いて、追い切り本数を強化しており、なおかつ、Bコースに対応できる馬ナリ平均系統の調教タイプで仕上げたことで、より今の中山芝2000mに適性がアップしました。

 1週前追い切りの時点から、軽快な動きが目立っていたため、注目していましたが、陣営の話を聞いても、休み明けで初めての2000mだった前走に比べて、今回はいろんな意味で上積みがあるとのこと。私自身もそれを感じているだけに、ここは迷うことなく本命を打ちました。

 ○リアルスティールは最終追い切りにおいて、もたれる面を見せたことが、指摘されています。しかし、坂路4F52.1秒は自己ベストを更新した時計。しかも、時計を要する馬場状態だったことを考えると、大幅な更新といってよいでしょう。急にスピードを出しすぎたことがその要因だと思うので、私個人は気にしていません。むしろ、これだけ瞬時にスピードを出すことができるようになったのは、前走で中山競馬場の短い直線を経験したからでしょう。1週前にはCWでの追い切りも行っている併用系統の調教タイプですし、皐月賞に対する適性は十分と考えています。

 ▲サトノクラウンは☆ドゥラメンテとどちらを上にするか、扱いに迷いました。というのも、堀宣行厩舎は1週前追い切りが重要で、そこで先着するか遅れるか、馬なりなのか、一杯なのかで仕上がりが判断できます。1週前追い切りの調教VTRを見ると、ドゥラメンテサトノクラウンでしたが、最終追い切りではその逆に。レースで騎乗するジョッキーが跨っての動きが今週だったので、それを重視して、この印の並びにしました。

 △は内から一言ずつ。△スピリッツミノルは休み明けになりますが、中間の動きが抜群。△ワンダーアツレッタはレース間隔が詰まるものの、調教量を強化しており、最終追い切りCWというのも適性アップにつながると予想しました。△キタサンブラックは前走と変わりなく順調。△ミュゼエイリアンは◎と同じ乗込併用、△ベルーフ池江泰寿厩舎の勝負調教に該当。△ダノンリバティは最終追い切り栗東坂路でラスト1F最速ラップ、△クラリティスカイは標準多め坂路主体で皐月賞への調教適性は十分。最後に△ダノンプラチナは併用系統の調教タイプで最終追い切りの動きが抜群でした。

1.ブライトエンブレム
今回:標準併用
前回:標準トラック主体

2.ドゥラメンテ
今回:標準併用
前回:馬ナリ平均坂路

3.スピリッツミノル
今回:一杯平均トラック主体
前回:急仕上げトラック

4.ワンダーアツレッタ
今回:標準多め坂路主体
前回:標準坂路

5.リアルスティール
今回:標準坂路主体
前回:馬ナリ平均坂路主体

6.タガノエスプレッソ
今回:乗込坂路主体
前回:標準併用

7.キタサンブラック
今回:標準トラック
前回:標準トラック

8.サトノクラウン
今回:標準併用
前回:標準併用

9.ミュゼエイリアン
今回:乗込併用
前回:標準多め併用

10.ベルーフ
今回:スパルタ併用
前回:標準併用

11.ダノンリバティ
今回:標準坂路
前回:標準多め坂路

12.ベルラップ
今回:標準多め坂路
前回:標準坂路

13.コメート
今回:標準坂路
前回:標準坂路

14.クラリティスカイ
今回:標準多め坂路主体
前回:標準併用

15.ダノンプラチナ
今回:標準坂路主体
前回:標準トラック

 山崎エリカの予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
複勝

14

1点 5000円

馬連流し

14

相手

5

8

2通り 各1500円

馬連流し

14

相手

2

15

2通り 各1000円

山崎エリカの見解

 皐月賞が行われる中山コースは昨年暮れから、根付きが良く、密度の濃いエクイターフが導入され、「皐月賞を良い馬場で」をテーマに、馬場造園課の方たちががんばってきました。その甲斐あってか、今年の皐月賞は、手前でかなり雨が降ったにもかかわらず、高速馬場で行われます。メンバー「?」の土曜日の山藤賞(3歳500万下)・芝2000mで2分を切ってきたことから、これまででもっとも高速馬場の皐月賞と考えていいでしょう。

 高速馬場の皐月賞と言えば、一番思い出されるのがロゴタイプが勝った一昨年。この年も中山のこの時期としてはかなりの高速馬場でしたが、皐月賞では大方の予想に反して前がぶっ潰れました。この日は逃げ馬天国で皐月賞の前のレースでは全て逃げ切りが決まったために、騎手の意識が前へ、前へと向き、その後スプリントGIを勝つことになるコパノリチャードセフティーリードを許さず、先行勢が積極的なレース運びをしたために、結果、先行馬が総壊滅したのです。

 さて、今年は? やっぱりG1の舞台となれば、前でギャンブルを打つ騎手が出現するでしょうね。その手前のレースで逃げ切りが決まるほど、そういう動きをする騎手が現れる可能性が高いです。しかし、逃げたい馬はゆったりとしたレースばかりしてきたことの弊害か、スピリッツミノルを筆頭にテンのスピードがそれほど速くないので、行きたくても行ききれず、レースが終わってみればやっぱりスローの前残りという可能性もあるかもしれません。個人的には、ロゴタイプが勝った年の逆パターンの高速馬場を想定しています。

 前でギャンブルを打つ騎手ということで真っ先に思い浮かぶのが、今回、自由度の高い外枠に入った横山ノリ騎手のクラリティスカイです。この馬は3走前のいちょうSをレコードタイムで勝利しているように、高速馬場適性は高いものがあります。今回のメンバーを相手に末脚比べに持ち込むと朝日杯FSの二の舞になる可能性が高いので、逃げずとも序盤でリードを奪いたいはず。(そうはいっても、朝日杯FSでも3着とけっして悪い内容ではありませんでしたが)

 また、この馬は皐月賞の黄金穴馬パターンにも該当しているので、かなりしぶとく粘る可能性が高いでしょう。皐月賞の黄金穴馬パターンとは、最重要トライアルである弥生賞もしくはスプリングSに出走し、オーバーペースに巻き込まれて能力を出し切れずに失速することです。弥生賞当日は、タフな馬場で序盤スローでも中盤から緩みのないタフな流れ。2番手を追走した1番人気のシャイニングレイが7着まで失速したように、明らかにオーバーペースでした。前走で苦しい流れを経験したことで、今回で粘りが増す可能性が高いでしょう。

 確かにクラリティスカイは、昨年よりもハイレベル戦の今回のメンバーに入ると、能力トップクラスの1頭でしかありませんが、黄金穴馬パターンで更に展開の後押しがあるとなれば、十分通用すると見て、この馬を本命◎としました。この馬以外では、穴が開く気がしないというのが、本当のところでもあります。

 ○は昨年暮れの新馬戦で芝中距離の新馬戦としては世代最高のPP指数で勝利した優等生リアルスティール。続く共同通信杯を勝利。前走のスプリングSでは脚を余して2着でしたが、余力を残せたという意味では最高の前哨戦だったと言えるでしょう。普通にレースの流れに乗れれば有力であるという評価は当然です。4コーナーで外を回らされ過ぎてしまい、届かずというパターンが一番考えられそうな負けパターンではあります。

 ▲は3戦3勝馬サトノクラウン。前走の弥生賞は完勝でした。問題はこの馬の潜在能力がどこまでの高さにあるのかということでしょう。先週の桜花賞でのルージュバックは思いのほか潜在能力が低く、きさらぎ賞での高いパフォーマンスがダメージを残すという結果となってしまいました。サトノクラウンは、さて、どうなるでしょうか。

 古澤秀和の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連

1

-

5

1点 3000円

馬連

1

-

15

1点 1000円

馬連

5

-

15

1点 2000円

3連複

1

-

5

-

15

1点 100円

3連複フォーメーション
1着

5

2着

1

15

相手

1

2

8

15

5通り 各500円
3連複フォーメーション
1着

5

2着

1

15

相手

1

2

8

14

15

7通り 各200円

古澤秀和の見解

【パドック速報対象レース】
当レースはパドック速報対象レースです。レース発走20分前に最終結論(印・買い目・見解)を公開します。パドックの気配で前予想と最終結論が変わる可能性がありますので、予めご了承ください。

1番:好馬体。前走よりも幅が出た。
2番:腰が若干甘いがスケール感じさせる。
5番:トモ良い。勝ち負けできるデキ。
8番:きっちり仕上がる。
14番:馬体目立つ。一発あっても。
15番:トモ良くなった。これならチャンス十分。

好配当連発 netkeiba関東本紙の予想

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netkeiba関東本紙

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

2

5

7

9

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

5

相手

1

2

7

9

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

7

相手

1

2

5

9

15

30通り 各100円

netkeiba関東本紙の見解

【上位拮抗】サトノクラウンは非凡な能力見せ3戦3勝。今週の動きも迫力満点で臨戦過程もベストといえ1冠奪取に期待。リアルスティールは前走で◎に破れるも内容は評価できる。1戦毎に上向きで好勝負。キタサンブラックも3連勝。立ち回り上手でチャンスも。ドゥラメンテは荒削りながら能力豊富。ブライトエンブレムも展開次第では侮れず、ダノンプラチナミュゼエイリアンなども差はない。

ラップ理論を駆使 丹下日出夫の予想

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丹下日出夫

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

2

5

7

10

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

5

相手

1

2

7

10

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

2

相手

1

5

7

10

15

30通り 各100円

丹下日出夫の見解

【受けるべきして受ける戴冠】本年の3歳牡馬戦線は混とん。2歳秋から年明け2月の助走期間にかけ有力候補は数多乱立していたが、暦が3月となりトライアルが本格化するにつれ力関係の在り処がクッキリ。一冠目の皐月賞にもっとも近いのは、本番と同じ中山2000mの弥生賞を制したサトノクラウン。前走の弥生賞は、10Fなら1秒近く時計のかかる稍重。極端に速すぎもせず、重の巧拙いが問われる芝でもなく、しかも前半1000mは展開に紛れのない1分1秒3のミドル。2分1秒8、上がり35秒7という数字に格別な説得力があるワケではないが、そのぶん地力の在り処が鮮明に。後続には1馬身半差――本番と同じ中山2000mを力でもぎとった弥生賞だった。能力の数字的根拠は、新馬戦の上がり33秒5、東京スポーツ杯も残り2F地点から推定10秒台の加速力でゴボウ抜き。この二つがあれば十分。

鞍上は一言で表現するなら「抜け目のない」ルメール。皐月賞制覇のイメージと軌道を鮮明に描けている。スプリングS2着のリアルスティールとの叩き合いが第一本線。スプリングSは良馬場条件下で前半1000mが1分2秒6のスロー。ラスト3Fは11秒8―11秒2―11秒5という高速の上がり(3Fは34秒5)で決着がついたが、リアルの上がりは33秒6。中山の急坂を2F連続して推定10秒台で駈け上る馬はそうはいない。坂の頂上近辺、一気に回転力が増すあのフォームこそがディープインパクトの息子。◎か〇かの差は、関西からの再輸送の差だろうか。

この二頭をまとめて負かせばドゥラメンテ共同通信杯セントポーリアから中一週。タイトなローテーションの影響か。後肢が流れ気味で道中もエキサイト。ラスト100mの踏ん張りが効かず2着に敗れてしまったが、最速の上がりをマーク。皐月賞出走の権利を得たことで、立て直しもできた。立ち姿も調教のフォームも、前回と違ってトモの送り込みの深さがまるで違う。鞍上はロゴタイプで完璧な皐月賞レコ勝ちを果たしたデムーロが跨る。

弥生賞の0秒2差は数字以上に大きい印象を受けるが、ブライトエンブレムは力強く坂上大外から末を伸ばしてきた。スプリングS3着のダノンプラチナも、ひと叩きで身ともに緊張感が増した。前走の敗戦を糧に、追い出しをひと工夫すれば連絡み十分。直前内に潜り込み窮屈な競馬を強いられたべルーフはブリンカーを装着。1F距離が延びれば、もう少し伸び伸びと走らせることができる。

至高の頭脳 須田鷹雄の予想

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須田鷹雄

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
ワイド流し

8

相手

1

15

2通り 各2000円

馬単1着流し
1着

8

相手

1

2

5

6

7

15

6通り 各1000円

須田鷹雄の見解

 展開は水モノだが、皐月賞については平均ペースで読むのが妥当。弥生賞スプリングSでいうと、後半ロングスパートになった弥生賞のほうが、スローで上がりが速かったスプリングSよりもアテにできる。もちろんスプリングS上位馬に「実は消耗戦が得意」という馬がいる可能性もあるのだが、競馬は見えている判断材料で予想を組み立てるしかないし、重賞に至る過程が上がり偏重のレースだらけになっている現状では特に「上がりがかかると良さが削がれる」というタイプの馬に注意する必要がある。

 ◎はサトノクラウン。前走時点では速い上がりの競馬を2回経験してきただけなので私も懐疑的だったのだが、違う趣旨のレースに成功したのだから、素直に認めたい。

 ○はブライトエンブレム。この馬は前傾ラップになるくらいの勢いでないと勝ち切るまでは難しいか。ここまで35秒台の上がりしか使わずに出世してきたのだから、馬場差を考えてもキャラが立っている。◎でも崩れるような消耗戦になった場合浮上する。

徹底データ分析 コンピューター予想の予想

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コンピューター予想

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単BOX

1

3

5

8

12通り 各400円

3連単BOX

1

3

5

8

24通り 各200円

コンピューター予想の見解

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負!

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

 栗山求の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

1

2

7

8

15

10通り 各400円

3連単1着流しマルチ
1着

5

相手

1

2

7

8

15

60通り 各100円

栗山求の見解

 ◎リアルスティールは「ディープインパクト×ストームキャット」という組み合わせ。これは父の代表的なニックスであり、キズナ(日本ダービー、ニエル賞)、アユサン(桜花賞)、ラキシス(エリザベス女王杯)をはじめ粒ぞろいの良駒が出ている。母ラヴズオンリーミーはカルティエ賞最優秀2歳牝馬に輝いたランプルスティルツキンの半妹、2代母モネヴァッシアは名種牡馬キングマンボの全妹、3代母ミエスクは80年代の世界最強マイラー、という世界屈指の名門牝系に属している。素軽さと重厚さを兼ね備えた堂々たるクラシック配合で、本格化すればディープインパクトの最高傑作と呼ばれることになるかもしれない――と期待を抱かせる大器だ。

 もちろん現時点でもクラシックレースを勝てる水準にある。「ディープ×ストームキャット」は基本的には直線の長いコースに向き。リアルスティール自身、東京コースの共同通信杯を勝っている。ただ、中山芝コースでも連対率37.9%と優秀で、芝2000mに限れば連対率50%に達する。前走のスプリングSはスローペースが災いして取りこぼしてしまったが、行く馬がそろった今回は少なくとも平均ペース以上では流れるはず。ラストの急坂での叩き合いとなれば末脚の威力が一枚上のディープ産駒が信頼できる。

 奥田隆一郎の予想

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予想印
10ベルーフ(7人気)
5リアルスティール(2人気)
8サトノクラウン(1人気)
買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
単勝

10

1点 2500円

馬連BOX

5

8

10

3通り 各2500円

奥田隆一郎の見解

 ◎ベルーフは、直結コースの阪神芝2000mにてエリカ賞(500万下)を勝ち、同コース(中山芝2000m)の京成杯(G3)で重賞を制した。直結+同コースの激走馬となり、コース適性が非常に高い。前走は適距離より1ハロン短い中山芝1800mのスプリングS(G2)を4着に敗れたが、得意な距離に戻って巻き返しを警戒。

 中山芝1800mと2000mは同じ中山内回りを使用するが、直線の坂途中にスタート地点がある1800mよりも、平坦部分にスタートがあって坂を2回越える芝2000mの方が◎ベルーフにとってレースを戦いやすく、穴馬として注目する。

最速予想 netkeiba編集部の予想

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netkeibaデスク

netkeiba編集部の見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 牡馬クラシック第一弾・皐月賞。牡馬の場合は、さまざまなトライアルレースに分散するので、有力馬が初めて一堂に会する機会がこの皐月賞になります。そのため、どの前哨戦を重く見るかの見極めが、牝馬以上に重要です。

 その前哨戦ですが、今年のレベルの高低はともかくとして、有利なステップはどれかについては、近年顕著な傾向が一つあります。

1.スピード決着の傾向強まる

 前走で1800mのレース、つまりスプリングS共同通信杯を使っていた馬が4連勝中です。近年で唯一前走で2000mを使われていたヴィクトワールピサが勝った2010年は稍重。良馬場で行われた場合は、スタミナよりもスピード勝負になる傾向がはっきり認められます。必然的に、マイルから1800mに実績がある馬が優位に立ちます。

2.早めに動けるスピードはあるか

 近3年の勝ち馬は、本番はともかく前走では先行する脚を見せていました。とくに最近2年間は、前走で先行していた馬がワンツー。一昨年のエピファネイア弥生賞では折り合いの問題で自滅しましたが、それは逆に言えば豊富なスピードを持っていることの証明でもあったのです。

3.前走1番人気馬に要注意

 最近5年間で3着以内に入った馬15頭を見ると、前走で1着だった馬は9頭ですが、前走で1番人気だった馬となると13頭に跳ね上がります。例外の2頭も2番人気。前哨戦はあくまで前哨戦で、思惑は各馬それぞれです。着順よりも人気のほうが力量を正確に示している可能性が高いのかもしれません。



 ドゥラメンテ共同通信杯では掛かって早めに動く形で2着に敗れましたが、力負けというよりは終いの切れ味の差に屈した格好。掛かるくらいのスピードを示したのは、皐月賞に向けてはむしろ好材料とも考えられます。前走は1800m(共同通信杯)で1番人気、このレース3勝を挙げているデムーロ騎手への乗り替わりも心強い材料です。

 リアルスティールスプリングSで初黒星を喫しましたが、前が有利な展開をあと一歩のところまで追い上げてむしろ強さを再認識させました。短期間に重賞を使い込んだ反動がなければここも好勝負でしょう。ダノンプラチナは朝日杯の勝ち馬。前走は遅い流れでスムーズさを欠きましたが、本番でペースが速くなればこの馬のスピード能力は無視できません。

 サトノクラウンは無敗の弥生賞馬。1800mの東京スポーツ杯も勝っていますが、どちらかというとこれまではスローの決め手勝負で強さを発揮してきました。忙しい競馬は今回が初めてで、不安は残ります。ブライトエンブレム弥生賞で2着に敗れましたが、4角で大外に振られる不利を考えれば高く評価できる内容です。1800mでは札幌2歳S勝ちがあり、追い込み馬ながら小回りでも確実に脚を使えます。

 キタサンブラックは3戦3勝、無敗のスプリングS勝ち馬ですが、前走は最内枠から器用に立ち回った印象が強く、ここがあらためて試金石になるでしょう。スピリッツミノルすみれSからの臨戦ですが、1番人気での完勝でしたし、3戦続けて逃げ切っている先行力は脅威です。若葉Sを2着するワンダーアツレッタを問題にしなかった実力の持ち主で、酒井騎手の手綱捌きに注目が集まります。

 小原靖博の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

5

相手

2

6

7

8

11

15

12通り 各300円

3連単1着流し
1着

5

相手

2

6

7

8

11

15

30通り 各100円

3連単2着流し
2着

5

相手

2

6

7

8

11

15

30通り 各100円

小原靖博の見解

 リアルスティールはまだ完成途上ではあるが、素質の高さは世代屈指。スプリングSはスローペースで勝ち馬を捕らえ切れなかったが、中山でコーナー4つのレースを経験できたことは本番につながってくるはず。GIなので更にメンバーは強くなるが、うまく立ち回れればチャンス十分。

 相手は、乗り難しくても破壊力あるドゥラメンテ、操作性に優れているサトノクラウンが有力だが、タガノエスプレッソキタサンブラックダノンリバティダノンプラチナにも注意。

 森山大地の予想

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買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬連流し

2

相手

1

3

5

8

11

5通り 各1000円

3連複軸1頭流し

2

相手

1

3

5

8

11

10通り 各500円

森山大地の見解

弥生賞終了時点あたりでは皐月賞の賞金ボーダーは1700万円以上で、これは過去に例を見ないほどの高い賞金ボーダーだった。なぜ、そこまで賞金ボーダーが上がったかを簡単に言えば、2歳オープン特別と3歳オープン特別を作りすぎたために尽きる。そのため皐月賞トライアル前に路線変更や無理をせざる得ない馬が続出したこともあって、皐月賞の最終登録は、まさかの19頭だけ。

本命に推したドゥラメンテ共同通信杯終了時点の賞金が1650万円だったので、皐月賞への出走は黄色信号。他馬の動向に左右される厳しい状況だった。ただ、ここが分岐点で陣営はトライアルを使うことなく皐月賞直行を選択。これがまさに英断。使い込んでいいタイプではないだけに間を空けられたこと、皐月賞へ出られないときは運がなかったという、いい意味での開き直りが結果プラスに出た形だ。そう、つまりは運があるということ。

能力の高さはすでに示しており、共同通信杯も内容的にはリアルスティールよりも1枚上。距離どうこうよりも、ようは自分との戦いで折り合いだけ。共同通信杯のうっぷんを、待ったということが良かったということを証明してほしい。

“絶対数感”の持ち主 大石川大二郎の予想

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大石川大二郎

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

2

5

6

11

15

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

2

相手

1

5

6

11

15

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

5

相手

1

2

6

11

15

30通り 各100円

大石川大二郎の見解

本命候補多数。平均値トップ95の○ドゥラメンテ。前走値トップの☆ブライトエンブレム。安定感抜群サトノクラウン。そのなかでルメール鞍上が心強い◎サトノクラウンをトップ評価にする。距離の指数は無いが指数としては文句ない▲リアルスティールまでの混戦と見る。本命サイドではあるがここまでは順当。だが△候補には穴っぽい馬が入ってくる。平均値が5位同値△タガノエスプレッソは連下要注意。大外△ダノンプラチナ。前走102は5位岩田で△ダノンリバティまで。

元祖“情報” 田沼亨の予想

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田沼亨

買い目
券種・買い目 組み合わせ・点数
馬単1着流しマルチ
1着

8

相手

1

2

5

7

10

11

12通り 各300円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

1

相手

2

5

7

10

11

30通り 各100円

3連単1着2着流しマルチ
1着

8

2着

5

相手

1

2

7

10

11

30通り 各100円

田沼亨の見解

動画内で真っ先にピックアップした弥生賞の覇者8サトノクラウンが無傷でクラシックのタイトルを奪取する。体を絞り込み状態は大幅にアップ。自在に立ち回れるセンスの良さも武器になる。身上の切れ味で差し切りだ!次位は1ブライトエンブレム。成長力は大きくうまく立ち回れば差はない。▲は5リアルスティール。距離延長+状態アップなら好走は必至。

厳選予想 ウマい馬券