【驀進あるのみ】
マルヨバクシンが一気呵成。4-5月期に、1400m戦でもソコソコの戦績を残していたが、3か月の休養をはさみ二走前の小倉戦は498キロに増量。なるほど父は
サクラバクシンオー。6F短縮がピタリとはまったこともあったのだろうが、1分8秒1という走破タイムは、同日の
佐世保S(準OP特別)と、わずか0秒2差。続く
天草特別では一気に1分7秒5に記録を短縮。開催日やペースの違いこそあれ、一週前のGIII・
北九州記念と0秒2差というタイムがあれば、クラスアップでも勝ち負けの柱となりうる。
フォーエバーモアとの追い比べが第一本線。
テレビユー福島賞は、小回りコースの大外。この条件の1200m戦にしては緩め平均ペースで流れ、0秒3差詰め切れなかったが、坂コースの阪神・水無月Sでは、上がり33秒1の末脚を繰り出し2着に猛追。中山に替われば、
クイーンC優勝・阪神JF3着の底力がモノを言う。割って入れば
サンブルエミューズ。
新潟日報賞は1200m通過・1分8秒6というタフなラップを、ハナ・クビ差の3着に好走。新着したブリンカー効果にも期待がもてる。
プリンセスムーンは、
驀進特別の上がりが31秒8。稲妻Sも稍重で54秒8の2着。メキメキと力をつけている今なら距離延長も坂も克服可能と見た。
ファントムロードは、ひと叩きして今度は自己条件に戻る。他力本願の追い込み型だが、
ユキノアイオロスも今季の
パワー馬場なら差しが届くかもしれない。