※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
ダート1400はダート短距離の主戦場で、オープン特別は多数組まれていますが、JRA重賞となると
根岸Sと
プロキオンSの二鞍のみ。必然的にこのレースにはダート1400
チャンピオンシップとでもいうべきオールスターメンバーが集まります。
ここを勝った馬はJBCスプリントや南部杯などの秋のGIで主役を演じるのが通例です。上半期のこの路線を締めくくる一戦として、競馬の
カレンダーで重要な位置を占めます。
1.差し馬優勢
2012年は人気薄の
トシキャンディが逃げ切る波乱になりましたが、施行場所が中京に移動して以降の3年間で「逃げ・先行」で3着以内に入ったのはその
トシキャンディ一頭だけです。ダート戦にしては差しが決まりやすいコースなので、前走で「差して届かず」という馬に妙味が生まれることが多いようです。
2.近走不振は割り引き
最近3年間の連対馬で、前走で馬券圏内を外していたのは
トシキャンディ一頭だけですが、
トシキャンディにしても前々走はしっかり勝っていました。近走が芝やGIであっても、しばらく勝ち負けから遠ざかっている馬は狙いづらいというデータが出ています。
3.中京では大型馬が強い
最近3年間の3着以内馬9頭のうち7頭までが馬体重500kg以上の大型馬でした。2012年12番人気1着の
トシキャンディは516kg、2014年10番人気3着の
ガンジスは514kg。直線に坂があるコースでの多頭数の激戦ということで、大型馬にアドバンテージが発生するようです。
ベストウォーリアは昨年の勝ち馬で、今季も
フェブラリーSで3着、かしわ記念で2着と1600m以下なら強敵相手でも崩れていません。かしわ記念では3着
ハッピースプリント、4着
クリソライトと、帝王賞でも好走する馬に先着しており、このメンバーでは断然というべき実績の持ち主です。今回は59kgを背負いますが、長い直線の中京ならば主力は譲れません。
エアハリファは
根岸Sの勝ち馬。短距離路線に舵を切ってからはほとんど凡走がありません。5ヶ月ぶりのレースになりますが、鉄砲は苦にしないタイプ。
レッドアルヴィスは昨年の
ユニコーンSの勝ち馬で、ダート1400では2戦2勝。今回は相手強化が課題になりますが、この距離ならば好勝負が期待できます。
ワイドバッハは
武蔵野Sの勝ち馬で、息の長い差し脚は直線が長いコースでこそ。
コーリンベリーは最近4戦3勝という快進撃。ただし、今走は55kgを背負わされることもあり試金石になるでしょう。天保山S組では、2馬身差で完勝した
タガノトネールはもちろんですが、最速上がりで2着した
キクノストームにも要注意。