※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
西の
金杯は京都マイル。
マイルチャンピオンシップと同じ舞台で行われます。スターホースが休養に入る時期のハンデ戦ながら、一昨年の
ダノンシャーク、2008年の
エイシンデピュティ、2005年の
ハットトリックと、のちのGIホースを最近10年で3頭も輩出しているのは注目に値します。
シンザン記念や
デイリー杯2歳Sと同様に、京都マイルらしく底力が問われるレースになることが多く、その結果として出世レースになっているようです。
1.長めの距離を走れるスタミナが必要
去年の勝ち馬
エキストラエンドは、それまで1800から2400mの距離を使われていて、
京都金杯が初めてのマイル戦への出走でした。一昨年の勝ち馬
ダノンシャーク、その前年の
マイネルラクリマにもそれぞれ芝1800m重賞での連対歴がありました。毎年上がりが速い競馬になりますが、最後に勝ち切るためにはスタミナの裏付けが必要です。
2.ハンデが軽い馬より重い馬
最近10年間で、牝馬の連対は皆無です。かつて
キョウエイマーチが57kgを背負って圧勝した事があるように強い馬なら性別不問ですが、
ボーダーライン上の馬を斤量を頼りに狙うのは効率的ではありません。ちなみにトップハンデを背負った馬は、最近5年で4頭が3着以内に好走しています。斤量差が結果に反映しづらいレースだと言えます。
3.内枠有利、逃げ・先行馬が善戦
これは正月京都の芝のレース全般に言える傾向。Aコースを使用するようになった近5年に限定すると、二桁馬番で3着以内した馬はわずか2頭しかいません。また、近10年で逃げ馬が3勝して3着1回。4コーナー3番手以内の先行馬も7頭が3着以内に入っています。マイル戦では差し有利が原則ですが、このレースは数少ない例外的なレースです。
グランデッツァは
マイルチャンピオンシップの3着馬。そもそもがクラシック路線を人気の中心として歩んだ実力馬で、
都大路Sを圧勝しているように京都では安定しています。先行脚質も当レースの傾向に
フィットしており、トップハンデといっても57.5kgならば問題ないでしょう。
エキストラエンドは昨年の勝ち馬で
マイルチャンピオンシップでも5着。詰めの甘さはあるものの京都ではこれまでGIを含めて崩れたことがありません。
ウインフルブルームは昨年の
皐月賞3着馬ですが、朝日杯3着や
シンザン記念2着を含めてマイル戦では[1-1-1-0]。京都でも2戦2連対です。
アクションスターは冬場になると調子を上げる馬で、12月と1月に限ると[3-1-0-2]。3歳時に
京成杯で
フェイムゲームの2着した実績があるように重賞でも位負けしません。
ブレイズアトレイルは昨年の当レースは4着に終わりましたが、不利な外枠が響いた印象があり、枠順次第では見直せます。以下、先行してしぶとい
マイネルメリエンダ、京都マイルではデイリー杯勝ちの実績がある
ホウライアキコ。