※火曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
連続GIが終わった京都開催のオーラスを飾るス
プリント重賞。サ
マースプリントシリーズから続いた1200重賞路線が
スプリンターズSで一段落。それ以来初めてのス
プリント重賞ということで、翌年の短距離路線の出発点とも考えられるレースです。
1.次代を担う若きエース候補を買うレース
2012年の勝ち馬は
ハクサンムーン、その前年が
ロードカナロア。いずれも3歳でこのレースを制し、翌年以降の快進撃の足がかりとしています。GIの負け組や上がり馬が入り乱れるメンバー構成になりますが、前走1着馬が[5-2-2-17](過去10年)と他を圧倒する成績を残しており、単勝候補は勢いのある馬から選ぶのが鉄則です。
2.上り坂ス
プリントで内枠・先行有利
京都芝1200mは、スタート直後に上り坂があるため、前半のペースが上がりにくい傾向があります。狙うべきは、内枠から器用に立ち回れる馬、上り坂に負けない確実な先行スピードを持っている馬。過去5年の勝ち馬はいずれも4角を3番手以内で通過しています。
3.
スプリンターズS出走馬は不振の傾向
今年の
スプリンターズSは遅い流れだったので例外かもしれませんが、基本的にスタミナ勝負になる
スプリンターズSとは適性的な関連性は薄いレースです。前走
スプリンターズS組は過去10年で[1-0-1-13]。1番人気が5頭いて馬券圏内に入ったのが2007年の
サンアディユただ一頭ですから、割り引いて考えるのが妥当でしょう。
ここは
ビッグアーサー。
スプリンターズSは除外の憂き目に会いましたが、開催序盤で先行有利の馬場だったオ
パールSを差す競馬で完勝、力量の高さを印象づけました。最終週で力が要る馬場になっていることは馬格のあるこの馬に有利で、重賞初制覇に向けて死角は見当たりません。
エイシンブルズアイは形式的には格上がりですが、正月にはオープンの
淀短距離Sを勝った実績があります。充実の4歳秋を迎えて、素質馬がいよいよ本物になってきた印象。重賞でも力量差は感じられません。
ベルカントはサ
マースプリントシリーズのチャンピオン。快速ぶりはここでも随一のものがありますが、今回は一息入れての仕上げ直しだけに100%の状態とはいかないはずで、付け入る隙は小さくないでしょう。
アースソニックは
京洛Sでは2着に敗れましたが、57kgのハンデを背負ってのものでしたから悲観すべき内容ではありません。安定した差し脚はここでも脅威。
サドンストームは昨年の当レースの2着馬で
シルクロードSでも2着。鉄砲が効くタイプでもあり、3ヶ月ぶりでも侮れません。
ブラヴィッシモは
奥多摩Sを勝っての昇級戦。これまでは1400が主な活躍の場でしたが、逆に1200路線ではまだ底を見せていない魅力があります。
フミノムーンは
スワンSを凡走しましたが、休み明けでしたし最後は一応の脚を見せていました。3歳では上位にランクされる短距離馬で、初の1200戦への出走でどれだけ戦えるか注目されます。