【格上主力】ヘミングウェイの資質を前走で再認識。脚元に難のある馬だけに、休み休みでしか使えない。テレ玉杯も筋肉量が足りず、仕上げとすれば八分といった感じだったか。その造りでも、東京の1800mを上がり33秒2、時計差なしの4着に踏ん張った。ひも解けば、なるほどシンザン記念2着。ホームの関西、ジワリと馬体増があれば、1000万では格上主力。

セウアズールも準OPからの降級。当該コースには1分45秒5の勝ち鞍がある。二走前のルメールとのコンビも鮮やかだった。一角崩しがあればムーンクレスト。プリンシパルSは気持ち距離が長かったが、0秒3差に健闘。二走前の1分33秒2で現級古馬に追いついている。

ベステンダンクは、同レース2着馬。ドラゴンレジェンドも前走は価値ある5着逃げ残り。

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【波乱含み】セウアズールは2走前に非凡な瞬発力で現級勝ち。前走は準オープンで5着と崩れておらず、このクラスに戻れば勝ち負けだ。ヘミングウェイの前走は勝ち馬と同タイムの4着。休み明け2走目で前進あるのみ。ベステンダンクの前走は直線でゴチャつきながらもきっちりと差し切り、着差以上に強い競馬だった。プリンシパルS4着ムーンクレストは堅実なタイプで、古馬相手でも大崩れしない。シルクブルックリン、ダンツクロノス、ドラゴンレジェンドを押さえる。

【激走期待】02ヘミングウェイや03ムーンクレストが人気を集めそうだが、地力は05ダンツクロノスも差はナシ。2走前のように前々で立ち回れば、もっとやれておかしくない力の持ち主だ。相手は、先行内容が良好な03ムーンクレストと07ベステンダンクの2頭を上位に。◎から流す馬券ならば、ソコソコの配当が期待できるはずである。

【小波乱】へミングウェイは良化一途。去勢明け2戦目できっちり決める。シルクブルックリンが追い比べで浮上。セウアズールはこのコースに向いている。

　ヘミングウェイの前走は去勢明け。先頭に立ったところで気を抜いた分、もうひと押しが利かなかったが、それでも僅かな差で力は十分に示した。ひと叩きした今回は何とかしたいところ。

　相手は、レースセンスがいいベステンダンク、久々、昇級の前走でメドが立ったドラゴンレジェンドが有力だが、シルクブルックリン、ムーンクレスト、レネットグルーヴ、セウアズールにも注意。

現級勝ちがある10セウアズールが中心。阪神2勝が示す通りにコースとの相性がいい。55キロなら終い勝負で差し切れる。対抗はこのクラスでは安定勢力の2ヘミングウェイ。