【上位拮抗】53キロなら、ここもクリスマス。北海道シリーズは、デビュー戦が1分9秒3のレコード、続く函館2歳Sを完勝。3歳夏のGIII・函館SSを3着や前走勝ちも含め、函館は〔3010〕という良績をあげてきたが、札幌も同じ種類の洋芝。体調に狂いのない、滞在競馬の今なら、オープンの凌ぎ合いも十分克服できる。

　相手は函館SS組。オメガヴェンデッタのしぶとさ、デキアップのエポワス、オデュッセウスを順に置いたが、乱ペースが予想されるだけに、サドンストーム、フミノムーンの突撃も連下に警戒。

　北海道シリーズの古馬芝1200mオープン特別というと、旧開催日割り時代のUHB杯（函館で施行）からこのUHB賞へという流れになっている。

　共通するのは前走準オープン組の強さで、該当レース過去10年[4-2-2-9]。複勝率47.1%は、前走重賞組の22.8%よりはるかに高く、前走重賞でひとケタ着順の馬に限っても31.0%なので、それより上ということになる。いまの日程でいうとこの後にキーンランドCなどもあるわけで、にも関わらずオープン特別を選んでくる前走重賞組というのはそれほど強いグループというわけではないのだろう。反面、前走準オープン組には、少なくとも勢いのある馬が多い。ちなみに「前走準オープンで連対」とすると該当は6頭で[4-1-1-0]と、すべて馬券に絡んでいる。

　今回唯一の該当馬が◎クリスマス。休養明け後は安定した競馬ができているし、洋芝適性も証明済みだ。

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【高配含み】流れに乗れなかった前走でも、差のない位置まで追いこんできたトウカイセンス。今回は、何と言っても5キロ減の50キロ。良馬場で決め手比べになれば、格上挑戦でも一気に突き抜けて驚けない。相手は、実績を評価してオメガヴェンデッタ。前走は不満だが、再びしっかり立て直して来たことに好感がもてる。

　本命馬の見解:◎エポワスは、昨夏に直結コース函館芝1200mの函館日刊スポーツ杯(1600万下)を連対後、同コースのUHB賞(OPEN)を勝利した。函館・札幌芝1200mを得意にしている。休養明け2走目(前走)で直結コースの函館スプリントS(G3)を5着に善戦して良化中。叩き3走目で適性が高いコースのオープン特別なので勝ち負けできる。

　穴馬の見解:▲セカンドテーブルは、前走にて直結コース京都芝1200mの鞍馬S(OPEN)を勝利した。小回りコースの1200m戦は合うので、札幌芝1200mでも激走可能。レース間隔があいた前走を勝利したように、休み明け緒戦から動ける馬。逃げ馬がそろったので、3-4番手の好位からの抜け出しを警戒する。

　3連複・馬連の買い目:3連複を買いたい場合、推奨した3連単の買い目をそのまま3連複にしてください。3連複のフォーメーションで全31点の買い目になります。また、馬連を買いたい場合、馬連のフォーメーション「1頭目◎○▲-2頭目◎○▲△△△△」で全15点の買い目となります。

平均値ソートではキッチリと上位に来る馬がハンデ重にもなっている。ただ距離コースが揃って出ているタイプがいないだけに確実な軸馬がいない。まあ似たり寄ったりの数字が並んでいるのだ。軽ハンデ馬もそれなりにいいのだが前走値がちょっと低いのが気になる。これは平均値順を基本にしたほうがいいのかも。◎オメガヴェンデッタを軸にほぼ平均値順に流す作戦で。

確実にパワーアップしてきた11オメガヴェンデッタが有力。短距離は堅実で極端に時計の速い決着にならなければチャンスはある。次位は3クリスマスで洋芝は得意で条件はベスト。▲は12サドンストームで決め手勝負に持ち込めれば浮上する。