1日目福島芝1200mで行われたテレビユー福島賞はスローで逃げた坂路調教馬がそのまま押し切りそうなところを坂路調教馬が瞬発力で差すという競馬。馬場状態が良いにも関わらず、あのラップではトラック調教馬の良さは出ないでしょう。

　ここは先手を奪うのが、トラック調教馬で決まり。◎セイウンコウセイにせよ、○ハッピーノリチャンにせよ、逃げてくれれば、坂路調教馬が瞬発力を使う前にゴールするはず。もちろんこれを追走できるのもトラック調教馬ということで▲エリーティアラ。△クロフネフリートは乗込トラックと開幕週福島芝1200mに適した調教タイプなので、侮ることはできません。坂路調教馬で差してくるとすれば、ダブル最速に該当した☆フィボナッチ。

1.アドマイヤビジン
今回：一杯平均坂路
前回：標準少め坂路

2.メラグラーナ
今回：軽目坂路主体
前回：馬ナリ平均併用

3.コンテッサトゥーレ
今回：標準坂路
前回：乗込坂路

4.ファンデルワールス
今回：標準少め坂路
前回：標準坂路

5.セイウンコウセイ
今回：標準併用
前回：馬ナリ平均併用

6.ロマネクイーン
今回：標準トラック
前回：急仕上げトラック

7.テーオートマホーク
今回：軽目併用
前回：馬ナリ平均坂路

8.フィボナッチ
今回：標準坂路
前回：馬ナリ平均坂路

9.エリーティアラ
今回：標準トラック
前回：標準少めトラック

10.クロフネフリート
今回：乗込トラック
前回：標準トラック主体

11.ハッピーノリチャン
今回：軽目併用
前回：馬ナリ平均併用

【上位拮抗】コンテッサトゥーレは桜花賞3着の実績馬。本来の気配も戻りつつあり距離短縮も問題なく勝ち上がりに期待。ハッピーノリチャンは勝って同条件。休み明けも状態良く条件ベストで好勝負可能。エリーティアラも降級で条件も得意で上位争い。セイウンコウセイも力量アップ顕著で侮れない存在。メラグラーナも巻き返しの態勢で、ファンデルワールスも芝でもタイプで要注意。

【若さとスピード】3歳馬セイウンコウセイの勢いを重視。二走前の1分20秒7で、古馬1000万レベルと互角に達していたが、前回も1000m通過・56秒7―1200m通過・1分8秒4というタフなミドルラップを、自身が構築して1分20秒8。昇級でも小回り福島6Fなら、一気呵成の逃げ切り十分。

　二の筆頭は、当コース〔2101〕の降級馬エリーティアラ。ハッピーノリチャンは前走勝って現級据え置き、そして福島は〔3210〕。

　惑星はコンテッサトゥーレ。鞍上は横山、1200m短縮にまだ新味あり。本命馬に先行集団がなし崩しに脚をつかわされると、ファンデルワールス、アドマイヤビジンがチョイ差し。

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【上位拮抗】コンテッサトゥーレは初距離だが決め手あるタイプで降級戦も有利な材料。ハッピーノリチャンは斤量増だが福島コースで現級を勝ち、福島での複勝率が100%という実力には要注目だ。エリーティアラは叩き2走目で降級戦なら先行粘り込みが狙えそう。メラグラーナはひと息入ったが、流れに乗れれば善戦の可能性が考えられる。セイウンコウセイは展開的に微妙だが、競らずに行ければ残り目も。

【小波乱】メラグラーナは距離短縮を利して能力全開。コースが変わりエリーティアラが持ち味を発揮する。アドマイヤビジンは前向きになってきた。

唯一の3歳◎セイウンコウセイが平均値ソートでトップに来る。これは買い。相手筆頭は○ハッピーノリチャン。平均値同値で▲エリーティアラで順当評価。以下も☆コンテッサトゥーレと△メラグラーナの4歳強力。

現級勝ちの実績から能力は一枚上手の9エリーティアラが主力。福島2勝と相性が良く好位から差し込める。対抗は3コンテッサトゥーレで短距離で変わり身は十分。