実質3頭立てだろうが◎はタケショウベスト。母タケショウレジーナは1200-1400mで5勝。その母タケショウティアラも1200mで4勝。そこに英2000ギニー馬キングズベストが配されて、父母の持ち味が活きた父母相似配合になっている。ここでも性能は一枚上とみるし、距離も1400mがベストだろう。

　過去3年のダリア賞1着馬の調教タイプは下記の通り。

2013年　マキャヴィティ　馬ナリ平均併用
2014年　ワキノヒビキ　　標準坂路主体
2015年　ペルソナリテ　　標準少めトラック

　13年と14年は単勝7番人気。距離の短いレースとはいえ、坂路だけではなく、トラックの小回り適性も必要なレースだということでしょう。◎ハッピーランランは馬ナリ平均併用。調教タイプとしては申し分なく、夏開催新潟芝1400mでは2013年から過去3年で単勝回収率、複勝回収率ともに100%を超える手塚貴久厩舎という点も強調できます。負けるとすれば、坂路のダブル最速に該当した○リンクスゼロでしょう。

1.サノノジャングル
今回：標準多めトラック
前回：軽目トラック主体

2.パシオンシャンス
今回：連闘
前回：馬ナリ平均トラック

3.リンクスゼロ
今回：標準少め坂路
前回：標準多め坂路

4.マイネルバールマン
今回：標準少めトラック
前回：急仕上げトラック

5.サンアンカレッジ
今回：連闘
前回：標準坂路

6.ハッピーランラン
今回：馬ナリ平均併用
前回：馬ナリ平均坂路

7.タケショウベスト
今回：標準坂路
前回：標準坂路

【上位拮抗】タケショウベストは前走の新馬戦を快勝。ひと叩きで力強さ増しており連勝に期待。ハッピーランランは2走目で勝ち上がりも動き素軽くさらなる前進が感じられ好勝負十分。リンクスゼロも好気配。距離短縮もプラスでチャンスもある。マイネルバールマンも新馬勝ちの内容良好でリフレッシュ放牧明けも好仕上がり。サノノジャングルも気配良く未勝利馬でも侮れない。

【さらに上昇】マイネルバールマンの新馬戦の走破タイムは1分23秒0。全体時計はやや平凡ながら、上がり3Fのレースラップは11秒7―11秒2―11秒5(34秒4)、対する自身の上がりは34秒0。小気味の良い加速型のラップで差し切り勝ちを決めている。平坦の新潟なら当然切れもアップ、調教過程もきわめて順調だ。

　逆転があればハッピーランラン。未勝利勝ちの前回時計は、こちらも平凡の域を出ない。ただ、初陣の東京マイルは1400m通過が1分23秒9。1分36秒1という全体時計も含め、2歳夏とすれば上位の部類。

　タケショウベストは、スカッと新馬は勝ったが、6Fの差し馬かもしれない。リンクスゼロは高速決着に課題を残す。

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【三つ巴】マイネルバールマンはここ目標に仕上がり良好でコース替わりも悪くなさそう。タケショウベストも好調教を消化しており連勝の可能性が十分ある。リンクスゼロは再度の単騎逃げなら展開的に粘れそう。ハッピーランランはひと押しがカギだが立ち回りひとつで首位争いが考えられる。未勝利馬も軽い馬場が合いそうなサノノジャングルが3連勝式の押さえ。

【順当】ハッピーランランはこの距離が合う。自在性があるリンクスゼロ。センス上々のマイネルバールマンも圏内。

昨年そうだったように大外からの追い込みでも届くレース。しかし今年は少頭数でその必要もないのかも。やはり同距離での初戦勝ちだった75◎マイネルバールマン軸が妥当。相手に前走70台○▲。でもまあこれではガチガチ人気上位という感じなのだろう。

デビュー戦の勝ちっぷりが鮮やかだった4マイネルバールマンが有力。競馬センスが良く時計の速い芝にも対応が出来る。短距離適性は高い。○は3リンクスゼロで昇級だが成長力がありスピードが上位。