【資質信頼】
ロワアブソリューは、新馬戦を上がり10秒台という、目に見える数字で快勝、
アーリントンCを3着した3歳馬。500万卒業に三戦を要し、前走の着差もきわどかったが、ただスタート後の1F以外は、きれいにすべて11秒台を並べている。少し引っかかりながらも、ゴール前は絶対に抜かせない脚色だった。1F短縮の1400mは、折り合いを気に遣うことも少なく、内回りの7Fは基本的には先行馬有利だ。
逆転候補は
ドーヴァー。新馬戦の1分22秒7は、重馬場という馬場差を斟酌すれば、かなりのHレベル。続く
ひいらぎ賞は1000m通過が57秒7―1400m・1分21秒6という厳しい流れを好位で捌いて1分34秒1。
ひいらぎ賞優勝から重賞マイラーといえば、
ミッキーアイルがサンプル。ちなみに同馬の
ひいらぎ賞のタイムは1分34秒2だった。
クロッカスSは蓄積疲労でガス欠に終わったものの、31日の坂路調教は51秒1―36秒4―12秒2をマークし、躍動感と覇気が戻っている。
ワンスインナムーンも、前走は大幅な馬体減。パドックの段階で、明らかに気配落ちを示していたが、二走前の1分20秒1は、反転攻勢の材料になる。
メンデンホールは、
新発田城特別の勝ちっぷり鮮やか。
キアロスクーロは、「ゲートの中で馬っ気を出していた」という、なかなかの大物(笑)。ただし今回は、少し攻めの量が足りないかもしれない。東京1400mを、上がり11秒4―10秒9―11秒4で勝ち切った
ナムラバイオレットも一発がある。