【押せ押せ】
ピオネロの血統配合は、
ネオユニヴァース×
キャンディストライプスという、ダートにより可能性を秘めた
パワー型。芝コースでも準オープン勝ちをおさめてきたが、ダート転身でさらに一歩前進。
白川郷Sは、前半1000m・1分1秒9という平均ラップを、積極的に三番手のポケットで追走。砂を被っても怯む素振りは見せず、脚抜きのいい馬場とはいえ、ラスト3F・12秒3―12秒0―12秒3という高速ラップを繰り出し、勝ち星をもぎ取っている。左回りの新潟1800mは前走と同じ感覚で進め、そして坂もない。ハンデも軽減、昇級でも好勝負とみた。
対抗は
モズライジン。
白川郷Sは、同タイム2着に競り負けたが、0・5キロの重量差が微妙に影響したか。最近はスタートも上手く切れるようになり、続く
阿蘇Sも正攻法の組み立てで2着に奮闘。新潟コースも経験済み、55キロの同ハンデなら勝ち負けの計算式が成り立つ。まとめて負かせば
アルタイル。距離適性や体重の目安、右回りにも課題を抱えていたが、
猪苗代特別の1分44秒3という好タイムでの楽勝劇は、諸々の懸案を一気に払拭する快走だった。
サノイチは東京マイルのオープン特別・
オアシスSを大外3着に押し上げてきた脚色を見ると、今なら1800mの距離にも対応できるかもしれない。
キープインタッチは、当コースに1分51秒0で2着がある。
コアレスキングは52キロ、
安達太良S2着の内容がよかった。