音無秀孝厩舎のクランモンタナが40走目にして初めて重賞制覇。乗り難しさのある馬をきっちり能力全開させたのは和田竜二騎手でした。そのめいにあたる◎アルティマブラッドはここまで16走して、クラスは未だ1000万下。良血を考えれば、こんなところに止まる馬ではないはずですが、このタイミングで和田騎手が跨るのは偶然とは思えません。

　最終追い切りではジョッキーが跨って、自己ベストに0.1秒差に迫る4F50.8秒。ナーウルを追走して、大差先着したということは相性の良い騎手だと判断すべきでしょう。調教タイプはデビューから初めての標準多め坂路。ここまで攻めを強化して、このジョッキーが跨って勝てなければ、というところまで調教条件は揃っています。

1.アルティマブラッド
今回：標準多め坂路
前回：標準坂路

2.オーミアリス
今回：標準多めトラック
前回：標準少めトラック

3.アレスバローズ
今回：標準坂路
前回：急仕上げ坂路

4.スキャットエディ
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準少めトラック

5.レッドルモンド
今回：軽目トラック
前回：馬ナリ平均トラック

6.ワンダフルラッシュ
今回：軽目坂路
前回：馬ナリ平均トラック

7.リバティーホール
今回：標準少めトラック
前回：馬ナリ平均トラック

8.ブロワ
今回：標準併用
前回：標準少め坂路主体

9.ダイワダッチェス
今回：軽目併用
前回：標準坂路主体

10.ロケットダッシュ
今回：馬ナリ平均坂路
前回：標準少め坂路

11.ハッピーノリチャン
今回：軽目併用
前回：軽目併用

12.ハピネス
今回：標準坂路
前回：馬ナリ平均坂路

13.ダイアモンドノーム
今回：馬ナリ平均トラック
前回：軽目トラック

【軸不動】アレスバローズは3走前にクラス勝利で近走も好内容。状態良好でコース替わりも良く勝ち負け必至。ダイワダッチェスは前走快勝。現状は1200mが合っており状態も良く好勝負見込む。ハッピーノリチャンはスピード上位。スムーズに運べれば粘り込める。ハピネスも上位しており気配も良好。レッドルモンドも巻き返しの態勢でスキャットエディやアルティマブラッドなども押さえたい。

【チョイ荒れ】アレスバローズが依然好調。西部日刊スポーツ杯は大外18番枠。タイトに回ろうと流れやポジションも探ったが、結果的に外を振り回されるロスが痛かった。ただ、体重は486キロに増量、好レベルの造りを保っている。時計勝負も大丈夫。新潟1200mは春先大日岳勝ち、コースも経験済みだ。

　逆転があればダイワダッチェス。前走時計・1分8秒5は、一見すると地味に映るが、同日のメイン・オープン特別と僅差。「クラスが上がっても大丈夫」と、レース後、戸崎がコメントを残している。

　レッドルモンドは、新潟コース〔1100〕。得意のコースを想定し、北海道から新潟へ。他馬の格好の目標とされる身は辛かろうが、ハッピーノリチャンの逃げ残り。和田が腰を据えて追えばアルティマブラッド。ワンダフルラッシュなど、連下は僅差。

各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝負！

なお、プレミアムサービス(※)にご登録されますと、中央競馬全レースで、上昇度・脚質・騎手・調教師・血統の項目を自由にカスタマイズして予想することができます。各レース情報ページの予想タブから「CP予想」にお進みいただき、ご利用ください。

※netkeiba.comのスマートフォン版・競馬総合チャンネルでは、プレミアムコースにご登録されますとご利用頂けます。

【上位拮抗】ダイワダッチェスの前走は同日のオープンと0.2秒差。そのスピードなら昇級戦でもチャンス大。ハッピーノリチャンは今回も先手主張からの粘り込みが可能だろう。アレスバローズは出遅れた前走でも善戦しており、引き続き大崩れはなさそう。ハピネスはひと押しに欠けるが先行策からの残り目に警戒しておきたい。レッドルモンドは差し脚が決まれば上位まで。スキャットエディは素質あるタイプで叩き前進にマークしておく。

【小波乱】ダイワダッチェスは決め脚がある。条件が好転するスキャットエディ。このコースが合うアレスバローズも差はない。

本日の新潟はすごい。熾烈というか混戦の指数並びばかりである。ここも同様。上位どれも軸にできそうなところが逆に難しくさせている。特に同距離コース100持っている☆ブロワは注目。平均値では下位だが適性は高く期待感あり。軸は◎アレスバローズ。そこに○ダイワダッチェスと▲ハッピーノリチャン。

重賞の好走経験から1000万では能力上位の9ダイワダッチェスが有力。うまく切れ味が発揮できればチャンスだ。対抗は3アレスバローズで安定勢力で勝機は十分。