【活力が増した】
精進湖特別は絵に描いたようなスロー。先行グループと中団待機組が、二組が別々のレースを演じているようだったが、
ラインハーディーは、その後方組。上がり33秒4は悪くいえば無駄脚ともいえるが(笑)、5月から前走に至るまでの一連の時計と上がりラップは相当なHレベル。意識的に間隔をあけたことで活力も増した。
対抗は
ヴァフラームの上昇力。前走は11秒8―11秒9―11秒2―11秒7という、タフな11秒台4連続のラップを、折り合いを欠き気味でも力でスパリと抜けてきた。
バンゴールも、11秒6―11秒4―11秒7を捌いて、1分47秒0の前走優秀。
直線の長い東京は、却って落とし穴にもなりかねないが、
サンクボヌールの
北大路特別・1分46秒8は
リスペクト。同レース5着の
アドマイヤシーマも、集中できれば、糺の森・1分45秒7だけ走れる。
スマイルミーティアも、大事に育てれば牝馬中距離重賞に駒を進めてくる4歳馬だ。