【才能が黒光り】
ブラックプラチナムの登場を待っていた。蛯名も能力やスケールに期待するところがあるのだろう。新馬戦は、構えの大きな競馬で、豪快に33秒9で直線一閃。ラスト1Fの推定ラップは11秒フラットとあれば、文句なしのクラシック要員。随所に
母クーデグレイスの造りが顔を覗かせるが、母は3歳春のクラシックこそ縁がなかったものの、
レッドディザイア、
ブロードストリート、
ブエナビスタ相手に
ローズSや
秋華賞で激闘を演じた好素材だった。
強敵は
リンクス。前走はソエの影響もあったのだろう。パドックでもどこか気配が沈滞。道中も無理しない感じもあったが、それでも
寒竹賞を2分1秒3・上がり34秒3でまとめている。本調子の今回が試金石。
ジュンヴァルカンは、
セントポーリア賞を1分47秒6で3着と奮闘。ただ、
ネオユニヴァースのいいところもあるが、どこかジリジリとした面が弱点にもなる。
となると、
アウェイク。前走東京1800mを上がり34秒4・1分48秒1。ここを勝ちぬけば、一気に
オークスの伏兵として名が挙がる。今開催の東京は異常に前残りとはいえ、
マイネルハニーは、基本的に距離はマイルまでか。