【混戦】エイシンバッケンはダートに移って上昇示す。前走は初の道悪で展開的も特殊で度外視でき巻き返し見込む。アールプロセスは前走2着と力量アップ示す。動きも充実しており条件も良く好勝負。ベックは前走でクラスにメド。叩かれて気配も上向きで争覇圏。マッチレスヒーローも力をつけ上位の候補。ルミナスパレードも気配良くメイショウカノンやグラスエトワールなども差はない。

【7Fダートに至るプロセス】「距離を短縮する形で、ワンステップの可能性が高い」と、納屋橋S出走の際、アールプロセスに対し予想原稿でも記した。なるほど、1200m通過・1分11秒1という質の高いミドルラップを、終始大外を振り回されながら、1分23秒9で2着。もったいなかった感をいっぱいもっているだろうルメール。連続騎乗とあれば、今度は動かしどころを微調整してくる。

　対抗はエイシンバッケン。三走前の1分23秒4だけ走れば、このクラスもアッサリ通過と思っていたが、使い詰めのストレスか。急に脚を止めたりヨレたり、ここ二戦は何か苦しがっているように映る。しかし適度に間隔をあけ、広々とした東京替りで前進十分。

　休み明けの鳴門Sを0秒4差のベックも、ひと叩きで前進。同レース2着に突っ込んだサングラスは、前走は気楽な立場とハンデがハマったのかが微妙。納屋橋3番人気のマッチレスヒーローも、見限るのは早計。ビッグリバティも、地味だが東京7Fダートは堅実。コスタアレグレの逃げ残りを連穴に警戒。

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【差し注意】アールプロセスは差し脚堅実でコース替わりもプラス材料。サングラスは今回も調教良好で再度の差し脚発揮に期待ができる。エイシンバッケンは初コースだが地力的に互角以上の存在。ベックは叩き2走目の上積み十分で好勝負が期待できそうだ。先行力があるグラスエトワールが連下の穴。マッチレスヒーローは前走不発も流れひとつで上位まで。

【小波乱】アールプロセスはコースが変わり本領を発揮する。エイシンバッケンは追われて確か。上積みのあるメイショウワコンも怖い。

前走でも指数高でも着順が悪いタイプをキッチリと馬券圏内に持ってきたルメール◎アールプロセスのもう一丁。指数もわずかながら他を制している感じだ。相手に○エイシンバッケン。そこにコース未経験でも前走最高値109持つ▲サングラスも圏内。距離コース悪くない☆ミヤジマッキーの一発警戒。

ここにきての成長力は著しい14アールプロセスが有力だ。短距離は歓迎でうまく先行力が生かせればチャンスはある。次位は13エイシンバッケンで決め手は上位で逆転の余地は十分。▲は16マッチレスヒーローで格上げ2戦目で変わり身は必至。

　準オープンの東京1400ダートとくれば、なかなか人気通りの決着にならないのが定説。ここはおそらくアールプロセスが1番人気になると思うが、前走で逃げ切りを許しているだけに、今回はもう少し早目に前を追いかける形になるはずだ。となれば、アールプロセスが軟弱な先行勢を一掃したところに差し馬が強襲、というシーンが浮かぶ。◎はサングラスとした。2年以上ぶりのダート戦だった前走で、適性を十分に示しており、未知の魅力も感じる。
　
　相手本線は当然アールプロセスだが、予想以上に厳しい流れになれば、失速の可能性もある。決め手のあるべック、マッチレスヒーローあたりにもチャンスは十分と見る。