土曜日はかなり雨が降り続きましたが、そこまで馬場に大きな影響を与えるものではありませんでした。10レース以降でやや時計を要した程度です。しかし、日曜日も雨が降るとなると、さすがに高速馬場とまではいかないのではないでしょうか。
そのような状況下で、6月の
エプソムC(東京芝1800m)でも逃げた
マイネルミラノが逃げ宣言。
エプソムCの
マイネルミラノは、外枠から押して押して先頭に立って、じわじわとリードを奪って行くレースメイク。前半、中盤とペースを上げずに、極限の決め手比べへと持ち込みました。
マイネルミラノが切れる脚が使えるならば都合のいい流れですが、
マイネルミラノは切れる脚が使えないから逃げ馬になったタイプ。つまり、前半で脚をタメれば、とにかく切れる
ルージュバックに都合のいい流れを作り出した形になってしまいました。
しかし、今回は
ロゴタイプもいるので、そこまで前半と中盤のペースを落とせないのではないでしょうか。今回はもっと平均ペースよりの流れになると見ています。上り3Fの速い馬が上位を独占するような流れではなく、ここを目標にした強い馬が勝つという前提で予想を組み立てます。
よって、◎には、出走馬12頭中8頭が始動戦となる中で、レースを順調に使われている
ウインフルブルームを推します。この馬は近2走が長期ブランク明けを感じさせない内容。前々走の福島テレビOPでは、福島最終日の時計を要す馬場の緩みないペースを先行して1着。2着
ココロノアイが最内を突いたのに対して、外からねじ伏せる強い内容でした。また、長期休養明けで好走したダメージが出ても不思議ではなかった前走の
小倉日経OPでも道悪を先行して2着を死守。今回はやや相手が強化されますが、レースを順調に使われている強みで上位争いに加われると見ました。
◯は、昨年の
天皇賞(秋)・2着の実績馬
ステファノス。前走の
宝塚記念は、2番手を追走した
アンビシャスが16着に失速したように、明らかにオーバーペース。前が厳しい流れを早くに動いて勝ちに行ったぶんの5着です。休養明けの
鳴尾記念で2着の実績を考えれば巻き返して当然の馬でしょう。
▲は、タフな馬場でとても前が厳しい流れとなった昨年暮れの阪神Cでは、先行策から押し切る強い内容を見せた
ロサギガンティア。休養明けの前々走・
京王杯SCでも、やや出負けを挽回しての3着となかなかの強さを見せました。近2走はマイル戦を使われて9着、5着に敗れていますが
安田記念は、逃げた
ロゴタイプが粘る前残りの流れを出遅れて後方からの競馬になってしまったことが主要因。前走の
関屋記念は、逆に前半4F46秒を切るような前が厳しい流れを先行したのが敗因。もともと中山芝1800mのス
プリングSの勝ち馬だけにこの距離もこなせるでしょう。
※来週の
秋華賞は、厳選予想にて提供です。こちらでは土曜日の
府中牝馬Sを公開予定ですので、お見逃しなく!!