【工夫してくる】
ドーヴァーは、もうひとつ上のオープンも見える好マイラー。準OPはすぐにでも突破しておきたい。ひも解けば、中山マイルの
ひいらぎ賞を、1000m通過が57秒7-1400m・1分21秒6という厳しい流れを好位で捌いて1分34秒1。この時計をベースに将来を展望すれば、重賞マイルの一つや二つはいける計算だった。なるほど前走の木更津特別も、1000m通過・57秒8-1400m・1分21秒1を、「右手前のまま」でアッサリ。鞍上の田辺も、手綱捌きを工夫してくる。
ひとつ年上の4歳だが、
ロイヤルストリートの資質も負けず劣らず。二走前の
タイランドC・1分20秒5に続き、
九州スポーツ杯が1分7秒7(一週間前の準OP・
佐世保Sと時計は同じ)。リフレッシュ放牧で、覇気も戻った。
単穴は
グァンチャーレ。1600-1800mは、折り合いを気にしながら慎重なレース作りを要求されるが、7Fの流れが実は
ドンピシャ。少し手あかがついた表現になるが、旧重賞勝ちの降級4歳馬でもある。乱ペースの決め手勝負が濃厚だけに、
ヴェルステルキングの強襲ももちろん。
オコレマルーナ、
ショウナンライズ、
アルマエルナトなど、ゴール前は横一線。